アラビア語の入門を読む٨
٨は8、サマーニヤです。
アラビア語はふつう右から書きますが、数字は我々と同じく左から書くようです。百二十三、123と同じく١٢٣、みたいな感じ。
そのためふつうの文字、たとえばبなどは右から左へ書きますし、سも出発は右です。
でも数字は左から並べるので、今回のサマーニヤも左下からスタートして山を登り、右へ降りる…という書き順のようです。
アルファベットのمは円の左側からスタートして時計回り、最後ににょろりと左に線をつける(次の字につながる場合は左に伸びていく)。数字の9である٩ティスア(似てる!)は円の右側からスタートして時計回り、最後に右に線を引く…みたいな感じで書き順の傾向があるようですね。
さて今回は「アラビア語の入門を読む」といいつつ読み進めておりません!アラビア文字の発音表を書いていたからです!
ウクライナ語の時にも書いたんですよ。
これ書くと何がいいって、満足感があります!
あとは書いてる間になんとなーく覚えが増すので…大学の頃から音声学はめちゃくちゃ苦手で発音再現もヘタクソなのですが、それでも仕組みがわかるとなんとなく、なんとなくね…!
そして今日!WikipediaでIPA(国際音声記号)を調べ、大学の音声学の教科書と睨めっこしながら書いたアラビア文字の子音の音の表がこちらです!
ほらね!!満足感があるでしょう!!
あ!!!!!間違えてやんの!!!!咽頭化の記号が一部ひっくり返っておりますね!!!
طとضの発音記号の右上にハテナみたいなマークがついてますね。左右反転させておいてください!下部にあるظやصは正しいです!
[ˤ]←こいつです。
音声学の咽頭化の項目でも代表例としてアラビア語が挙げられていました。「強調子音」と呼ばれているそうです。
咽頭音というのは発音する時に舌の奥の方、舌根が喉に近づいてそこが狭くなって出る音、みたいな感じですね。咽頭化は、そこがメインの音じゃないんだけども、でも確かに舌根も喉に近づいてて咽頭音っぽさもあるよー!な音です。たぶん。
音声の表は左端が唇で右端が喉、という感じに綺麗に並べられているので、たとえば表の1番上の列を左から順に、パ、タ、カ…と発音していくと、おおー舌が後ろに下がっていく…みたいな楽しさがあります。
これでね!アラビア文字のいっぱいあるサやザにちょっとは取っ掛かりができたわけですわ!
ثが歯音、سが歯茎音、その咽頭化がصで、شが後部歯茎!…うーん難しい!でも確かに日本語で普通にシと言う時の舌の位置を少し前へやったり後ろへやったりで音、変わる!というのが実感できるようになるわけですよ!
ずっと表にまとめたかったけど時間のない平日には難しいな〜と思っていたので、本日無事完成させられて嬉しいです!