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陽性者もきついけど濃厚接触者もかなりきついよ

「誰かが陽性になっちゃったらどうする?」

「もうみんなでうつるしかないよね。
 無理でしょ。家庭内でうつすな、なんて」


という会話を当初からしていました。


先週月曜日、夫が朝から熱発したため朝イチで職場へ一報を入れました。
もはや職場側も慣れっこです。


「とりあえず今日は待機で」
「検査決まったら連絡入れて」
「旦那さんの支店には連絡してる?」

「検査を受けられる病院は探しますが、今日受けられればラッキーだと思います」
「夫の支店には検査が決まったら私から連絡入れます」

7月に入ってから私の住む県は爆発的に感染者が増え続け、常に自分の周りの誰かが陽性または濃厚接触者という状況でした。

そんな中、週明け月曜日に熱発。

果たして今日中に検査が受けられるだろうか。
ていうか病院に電話が繋がるだろうか…?

大抵の病院て9時診察開始ですよね?
同じ市内で検査をやっている病院を5件ほど選抜し、9時になったと同時に電話をかけました。


まぁ繋がらんよね。泣


予想はしてたけど、びっくりですよ。
ぜんっぜん繋がらないの。
え?私のスマホぶっ壊れてる?ってくらい繋がらない。

鬼の架電履歴


9:00から全部ずっとこれ(話し中)ですよ。
すごくない?

夫は38度後半台をウロウロしており、とても電話ができる状況ではありません。
とにかく私が繋がるまで架けるしかない。

なんとしても今日中に検査を受けて陰性を勝ち取らないと明日も全員で自宅待機なんて結構きつい…!!


運良く、この後電話が繋がってなんとか午後に検査を受けられることになりました。

すでに二週間前に感染して回復した両親を召喚し、子どもたちを預けて夫を病院へ連れて行くことにしました。

夫「和香ちゃんごめん…よろしく…」

私「ちょ、何助手席座ってんの。
  後ろ行って後ろ」

夫「いやもうどうせうつってるって…」

私「嫌だ。私は濃厚接触者のままでいてみせる」


ファミリーカーの最後部座席に夫を追いやり、午後イチで病院に行きました。

さすが第七波です。
検査待ちの患者が次から次へとやってきます。
カーテンの向こう側から未就学児の絶叫が聞こえます。
嫌よね。鼻に突っ込まれるの。

そんな中、夫は抗原検査を受けました。30分ほどで結果が出ると聞いていたのですが、2分で看護師さんが帰ってきました。

「陽性ですね」

はっや。

え、はっや。そんなすぐ出るの?
しかも陽性かー。
そうだろうなって思ってたけど陽性かーくそー。

自分の職場と夫の職場に連絡して、そのまま家に直帰。
買い物は母に頼んで玄関先に置いてもらうことにしました。

さぁ、自宅待機生活の幕開けです。


結論から言うと3日で限界を迎えました。

外に出かけられない。
暑くて庭に出るのも危険。
家の中で暇を持て余す5歳児と2歳児。
1秒も1人になれない家の中。

早々にYouTubeを解禁して1人1日2時間、計4時間まで見放題にしました。
息子はひたすらLEGO CITY、娘はひたすらおさるのジョージを視聴。

午前か午後のどちらかをYouTubeで潰し、残りの半日をひたすらレゴで遊んでもらいました。

私の兄のお古ですが、衣装ケースいっぱいの大量のレゴをもらったばかりだったので部屋中に広げました。

YouTubeでインプットした分、リアルなレゴでアウトプットするがいい。
もうこうなったらどれだけ散らかしてもいいよ。寝る前に片付ければいいんだから。

息子「ほらお母さん見て、これなんでしょーか!
   正解は〜◯※▼□(何かの車種)でした!」

娘「ダッコ!ダッコ!ダァァァァッコ!!
  オカアサンノオヒザガイイ!!」

息子「お腹すいたーおやつ食べていい?」

娘「ムスメチャンモオヤツ!オヤツタベル!
  コレガイイ!イヤダ、コレジャナイ
  モウイラナイ、オヒザスワル
  マダタベル」

息子「あああああ!!!
   ムスメちゃんが壊した! 
   せっかくぼくが作ったのに!もう!
   かぁぁぁえぇぇしぃぃてぇぇぇ!!」

娘「イヤダ!イヤァァァァァァァ!!!」

うるせぇぇぇぇぇぇ!!!怒
あとレゴ踏むと痛ぇぇぇぇぇ!!!


たった2日、家に閉じこもって1人で2人を見続けただけで自分の導火線がこんなにも短くなるんか?と危機感を覚えました。

やばい、もっと低燃費な育児をしなければこの自宅待機を乗り切れる気がしない。
でもひっきりなしに飛んでくる小さな要望に応えない訳にいかない。

ていうか保育園ある日は全然起きないくせになんで保育園ないってだけで朝5時半に起きるんだ。

お母さんウ◯コしてるって言ってんじゃんドア開けんなや。


幸い夫は2日目には熱も下がってほぼ回復していました。
リビングから寝室まで響く息子と娘の絶叫ももちろん聞こえています。

ちょっと弱音を吐きたいと思いながら食事を寝室まで運ぶとそこには、iPadSwitch・スマホ・yogiboで環境を整備した夫がゆったりと寛ぎつつ微睡んでいました。


そんな三日目のつぶやきがこちらです。

この貸しは高くつくからな



4日目以降は心を無にしてただ耐えただけでした。


マジで頑張った、私。
初めて仕事よりきついと思った。
保育園が偉大すぎて先生にいつもありがとうございますって菓子折り持って行きたくなった。


でもまずは…


私も子どもたちも濃厚接触者で済んだぞーーーーー!!!(勝利宣言)


あ、一応自宅待機中あった方がいいもの挙げときますね。

体力、精神力。


これだけです。
いやー第七波、やばいね!



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