まいまいまいがえん最終話 感想
漫画版「まいまいまいごえん」（以下まんがえん）の最終話を読んだ感想となっています。
まんがえん最終話、げーむえん６話までのネタバレがあります。
ご注意ください。
残り話数で、どういう終わりになるんだろう？と思ってましたが、げーむえん前日譚（ループ）ＥＮＤでしたね。
まんがえんは漫画で、げーむえんはゲームで完結して欲しかった気持ちもありますが、岡田の独白がゲーム版のメッセージウィンドウになったり、ドット風フォントの「ようこそ ゆぅろぴあ」で、げーむえん第一話に繋がっていくのがすぐに解る描写にはグッときました。
ループ説考察があたっていた方々は、おめでとうございます！
閑話休題。
げーむえんにはない子どもたちの成長痛を見届けた読者にとって、やっぱり成長痛・記憶リセットはしんどいですって……。
互いを認め合うことができたシンタとハヤテ、
マドカの脱落を受け止め、最後まであきらめなかったユズリハ、
シンタに本音を自分からぶつける事の出来たワタル、
本当の限界を迎え別れる前に、話し合う事の出来たライライ姉妹…など
最終話付近だけでも、忘れて欲しくなかった事が多すぎる！
園児全員タマゴ化ＢＡＤＥＮＤだったから、岡田単独脱出ＥＮＤよりはずっとマシだし、子どもたちを思い出して目にハイライトが戻った岡田が、自分で「選択」出来たのは良かったけど、けどさぁ……。
……ところで、たそがれ横丁のペナルティがげーむえんと違って「『たいせつなもの』を置いていく」だったのって、「ハンマーの試運転のため」だったりしないですよね？
たそがれ横丁に再び訪れたマリアの言動や、げーむえんでアキの言っていた例え話から「記憶はないけど、魂が憶えている」状態なんだろうけど、まんがえんの記憶を取り戻す展開はあるんでしょうか……？
やり直しは悲しいけど、まんがえん（一周目）があったからこそ、げーむえんで大人マイが通信を繋げる時間を稼げた、みんな一緒に脱出する可能性が生まれたとポジティブに考えることにしますので、げーむえんでは"みんな"一緒に脱出のハッピーエンドを見せてくださいね、サンリオさん！
最後に、
多種多様な絶望顔の岡田、闇顔カメラ瞳のマイ、幼児退行ルミ先生を初め、ゲーム・四コマでは見られない園児たちの様々な表情や関係を見られて、更新が辛い半分楽しみ半分で毎回ドキドキさせてもらいました。
鍋谷やかん先生、本当にお疲れ様でした！