音楽理論を学ぶための言葉がある?
音楽理論とは
「音楽を学ぶための道具」です。
例えば作曲方法を知りたいぞ!
と思ったら作曲法を学びますよね?
でも、いざ鼻息を荒くして作曲法の本を読んでも「長3度?」「トライアド?」「スケール」
といった、眠たくなる用語がたくさん出てきます。
そんな眠たくなるような専門用語や考え方が音楽理論を学ぶための道具(言葉)です。
音楽理論は、楽曲を法則的、統一的に説明できるようにしたもので
筋道を立てて組み立てるにはどうするかを研究した「音楽学」分野の1つなんです。
長い歴史の中で、音楽家達が、誰でも再現できるように思考錯誤して体系化をしました。
それが「音楽理論」です。
自分で膨大な時間を使って、研究しなければ
ならないことを、代わりに見つけてくれているなんてありがたいですよね。
でも、その音楽理論を学ぶにも
道具(用語)が必要です
その道具を使わなければ、理解するのがとっても困難になるんです。
アドリブがしたい!
楽曲を分析したい!
ジャズを学びたい!
作曲をしてみたい!
など、スキルアップに必要な本が出版されていますが、どれも音楽の言葉を使って説明しています。
本の前半はたいてい用語の説明で占められていて
後半の本題の◯◯理論の説明を理解するための道具だから、ここで「覚えてね」or「思い出してね」ってことです。
中には
「この本の内容は基本的な用語わかってないと理解できねーから注意すんだぞ」
「わらねーからって本のせいにすんじゃねーぞ」
と背表紙や前書きで書かれている本もあります。
僕は無謀にも挑戦して
「全然わかんねーわ!ダメじゃん!この本!」
と何度もポイッとしてスネたことがありますが
時を経て再度挑戦してみたら
「むっちゃ良いこと書いてる!あんときはごめんな」
とナデナデしたことも何度もあります。
話しがそれたので戻りましょう!
例えば
料理の作り方を説明で
「今から、あの銀色の長くて持つとこが木のやつを使って、この食材をこういう形に切って」
といちいち説明をしていたら
長すぎて覚えられないし、言う方も聞く方もすんごいストレス溜まるから
食材を切るもの=「包丁」
って覚えてね
なんなら包丁にも種類あるから覚えてね!
切り方も種類があるから覚えてね!
その言葉と知識を使って
フランス料理の◯◯の作り方教えるから!
絶対にその方が早いし、覚えやすいから
ってことなんです
良い機会だから声を小にして
怖い人達には聴こえないように
部屋の片隅で叫びたい
「音楽理論」でまとめるんじゃなくて
初級、中級、上級じゃなくて
「音程のための単語と文法」とか
「コード理論を学ぶ前に知っておきたい用語と考え方」
とか
明確に分けてもらえると嬉しいです!
目次で「音楽理論の基礎」だけじゃなくて
「この本はこの章の用語を使用して説明していきますので必ず理解しましょう!」
と面倒くさいかもですが
しつこいぐらい書いてほしい
いつのまにか本題に入っていても
わからないんですよね💦
そしたら
「音楽理論を学べばアドリブできますか?」
「音楽理論を学べば曲を作れますか?」
というよくある疑問が解決するのじゃないだろうか?
「楽典」が最低限の用語を学ぶためのものでしょ?
自分で「要る」「要らない」を選別して勉強すれば良いじゃん!
と言われたら、そうなんですけど
僕のような人間はできないのです!
今はわかるようになったから
その意見も頷けるようになっただけなんです
過去の僕なら間違いなくできません。
ただ、いきなり
「理解できる人もいる」
これも事実です
でも
「僕は理解できなかった」
これも事実です。
僕の理解度、能力の低さに問題もあると思いますけど
僕みたいに抽象的、感覚的だと理解できない人は具体的・論理的に学ばないと、ずっと立ち止まることになってしまう
そしていつの間にか
「オメーなんか嫌いだ!」
と目も合わせなくなる
そうなる前に、どんどん言語化していって
道具を増やしていく
そうしたら
音楽の方法論を書いた本を
理解しやすくなって
「お・おめー意外に良いやつじゃねーか」
となると思っています!
まとめると
音楽理論で学ぶための道具を手に入れる
↓
作曲法、アドリブ、楽曲の分析などの自分が手に入れたいスキルの本に進む
しかし注意が必要でジャズ理論などになると
基本的なコード理論がわかっている上での説明になるので高度な道具が必要になります
僕はジャズ理論はポピュラー理論を理解してから進む方が理解が早かったです
何度も重複しますが
音楽理論はわかればわかるほど、今まで抽象的に捉えていたことが言語化できるようになり、理解が進み音楽の世界を広げていける
素晴らしいツールです
順序を踏んで学んでいけば必ず理解できるので
道具作りしてみませんか??^_^