緊張の正体を知って、演奏をもっと自由に！

2024年11月22日 11:07

緊張を理解することが、演奏を変える

「緊張してしまうから、うまく演奏できない」
そう思っている人、多いんじゃないでしょうか？

でも実は、緊張そのものは悪者じゃないんです。
むしろ、緊張を正しく理解することが、良い演奏につながる第一歩になります！

1. そもそも緊張って何？

緊張とは、脳が「ここは重要だ！」と判断したときに体に起こる反応のこと。
心拍数が上がったり、手が冷たくなったり、体が硬くなったりするのは、その表れです。

簡単に言えば、脳がパフォーマンスを上げようと全力で準備している状態なんです。

2. 「緊張が悪い」って本当？

演奏中のミスや「あがり」を経験した人は、
「緊張＝悪いもの」って思いがちですよね
でも実際には、適度な緊張はパフォーマンスを高める効果があります。

スポーツ心理学の研究でも、次のことがわかっています

・緊張が少なすぎると、リラックスしすぎて集中力が散漫になる。

・緊張が多すぎると、プレッシャーで動きが硬くなり、ミスが増える。

・適度な緊張があると、集中力が高まり、最高のパフォーマンスが発揮される。

つまり、緊張はコントロールできれば「味方」になるということですね！

3. 緊張を理解することで何が変わる？

緊張を理解することで、以下のような変化が生まれます

1. 「緊張するのは悪くない」と思える
緊張する自分を責める必要がなくなり、心が楽になります。

2. ネガティブなループから抜け出せる
「失敗したらどうしよう」といった不安に引っ張られにくくなります。

3. 緊張をエネルギーに変えられる
適度な緊張を集中力に変え、演奏に活かせるようになります。

緊張を敵視するのではなく、「自然な反応」として受け入れることが、良いパフォーマンスにつながります。

4. 僕の苦い経験と気づき

実は、僕自身も緊張に長く悩んできました。
特にプロとして活動し始めてからは、「失敗したらどうしよう」「プロらしく見られないといけない」というプレッシャーに押しつぶされそうなことが何度もありました。

その結果、こんなことが起きていました

・頭が真っ白になり、簡単なフレーズをミスする。
・消極的な演奏になり、表現が乏しくなる。
・演奏後、「もっとやれたはず」と後悔する。

でも、心理学を学ぶことで「緊張を悪者にしなくていい」と気づいてからは変わりました。
「どう見られるか」より、「自分が何を伝えたいか」にフォーカスすることで、自然と楽しめるように演奏が増えていきました。

5. 緊張とうまく付き合うコツ

緊張を完全になくすのは不可能。でも、うまく付き合う方法はあります。

① 緊張を受け入れる

「緊張してる自分、いい感じ！」くらいに思うのがコツ。
緊張を拒否すると逆効果です。

② 呼吸を整える

緊張で浅くなった呼吸を深めると、体が落ち着きます。
おすすめは「4秒吸って、4秒止めて、8秒吐く」深呼吸法。

③ ポジティブな視点を持つ

「失敗してもいい」「まずは楽しもう」と考えることで、余裕が生まれます。

④ 緊張が必要な理由を自分に問いかける

「この緊張は、いい演奏をするためにある」と考えると、不安がエネルギーに変わります。

まとめ

緊張を理解することは、演奏の質を上げるための第一歩です。
緊張は「ダメな自分」の証じゃなく、むしろ「頑張りたい気持ち」の表れ。

それを正しく受け止め、適度な緊張を味方にできれば、きっと演奏がもっと楽しくなります。
まずは「緊張を知ること」から始めてみましょう！

今回は緊張について書きましたが
他にも演奏に向けて役にたつ「心の作り方」
について紹介できたらと思います。

僕もまだまだ発展途上ですが、同じような
悩みを持つ方のヒントになれば嬉しいです！