【第34回特典】2020年度試験対策厳選問題~調査・診断編
問題
木造住宅の外部建具に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 玄関ドアの鍵が、長方形のデッドボルト式となっていた。 防犯性に関する診断の要望もあったため、調査報告書に鎌錠型など、防犯性能の向上した商品がある旨を記載した。
2 洗面室の天井にあるトップライト周辺に大量の水染み やカビが発生していたので、雨漏りであると判断した。
3 2階浴室窓周辺の木部が虫食いの状態だった。シロアリなどの姿は確認できず、1階の木部に腐食や蟻道は見られなかったが、調査報告書では二次調査を勧めた。
4 窓周りの外壁がタイル張りで、打診棒で検査したところ、タイルの浮きが見つかった。室内側に雨漏り跡はないが、調査報告書はタイルの補修を勧める内容とした。
解答
正解 2
1 適切である。近年は特にセキュリティが重要視されており、ホームインスペクターとして、防犯性の高い商品を例示することは有用である。
2 最も不適切である。湿度の高くなる洗面室で、冬季、外気温の差 が大きくなるトップライト周辺には結露が発生し、水染みやカビが 発生し易くなる。原因が雨漏りとは限らない。
3 適切である。シロアリなどの害虫は外部から2階へ直接侵入したり、目視では確認できない部分から侵入したりすることがある。
4 適切である。外壁タイルが浮いていると、目地にひび割れが発生した場合、タイルの脱落や雨漏りの原因となることがある。
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