児童劇団のミュージカルを観劇した話
※本記事は2023年3月9日にpixiv FANBOXにて公開していたものを
再編成したものです。
はじめに
去年の話になりますが、子供の行事の絡みで児童劇団のミュージカル
「3びきのこぶた」を観劇する機会がありました。
身バレ防止のため詳細を書くのは避けますが、カルチャーショックが
あったので、記録に残していこうと思います。
おおきいお友達ホイホイなオオカミ
早速だけど、出だしからもう驚いた。
孤高で少しアンニュイなオオカミが、月夜の中を舞台袖からセンターヘ歩いて来たんですよ。
瞬時に脳が『おおきいお友達が大好きなやつじゃん』と判断する。
そして次いでの衝撃が、なんとこのオオカミ・・・こぶた達と友達になりたいんだそうな・・・!
いい意味での興奮続きで内心『えっ・・・エェ〜〜〜〜〜???💓💓』が止まりません。
安定のこぶたたち
一方、こぶた達とこぶたの両親は絵本でも見たことがある安定の設定。
子供達を自立させたいけれど心配する両親。
それをよそにキャッキャとはしゃぐ子供達。
特に長男・二男が楽観的すぎる感じでずーっとお調子者ムーブ。
それを尻目に着実にしっかりしていく三男の構図が、実際の人間の兄弟間でもよくある動きが反映されている気がする。
ここは観客側の子どもより、親の共感の方が強かったんじゃないかなぁ、と感じるほど。
オオカミが強すぎる(尊)
お話は進んで、それぞれの兄弟がお家づくりを始めるため森の中に入ると、とうとうオオカミと邂逅・・・!
オオカミ「や、やあ!キミたち・・・!」
真佐宗(やあキミたち・・・!!!!?)ドギューーン💘
声掛けがジェントルすぎる・・・
しかしこぶたは、大きなキバと鋭いツメやギョロリとした目つきに驚き、
ママからもらったマフラーも置き去りに「ギャーーーーーッ!!!」と
その場から逃げてしまう。
ここからのオオカミがまたすごい。
【逃げるこぶたたちに向かって】
オオカミ「ああっ!待っておくれよ!マフラーが・・・!」
【ただ友達になりたかっただけなのに・・・と思うオオカミ】
オオカミ「・・・クソッ!なんだいなんだい!こんなものぉ・・・っ!」
(※マフラーをボロボロにしようとするが・・・)
オオカミ「〜〜〜〜ッダーーー!クソ!待てえぇええ!こぶたや〜〜〜い!」
(※悪者ムーブなのにマフラーしっかり握ってこぶたを追いかける)
えっ・・・エェ〜〜〜〜〜???💓💓💘(2回目)
なんなんだこのオオカミのキャラ付けは・・・
悪になりきれない悪をガッツリ見せてくる・・・!
私をどうする気だ・・・!
侮るなかれ、子供向けミュージカル
最終的にやけになったオオカミは、絵本通りこぶたたちのお家を壊してしまい三男のレンガのお家で踏んだり蹴ったりな目に遭うのですが、その際に
逃げたオオカミが家に置いて行ったマフラーを見て、三男坊がハッとする。
三男「僕たち、ここまでする必要なかったんじゃないかな・・・?」
真佐宗(エーーーッ!?そんなこと考えるの・・・!!?)
すごい・・・勧善懲悪ものの作品を見て育った世代の私。
衝撃が止まりません。児童劇団深くない・・・?
エンディングは、セリフがなくBGMのみの無声劇が繰り広げられたのですが最後にオオカミは、こぶた達のお家に挨拶にやって来て、三男こぶたと握手をし、仲直りして旅立っていったのです。
・・・すんごい。めっちゃ綺麗なエンディングじゃん。。
総括
情報がたくさん溢れて、誰もが悟っているような、どことなく冷たさを感じる現代。こういった作品を見聞きして学ぶ子供達がいると思うと、なんだか嬉しくなりました。
そうだよね。難しいんだよね。
何が善で何が悪なんて、簡単に図れるものじゃないもの。
お母さん、いろんな意味で楽しみました。(締めで台無しです)
そんな感じで今日はここまで。
ちょっと興奮しすぎて更に読みづらくごめんなさいね。
それでは、またね!
Link
劇団東少(Official WEBSITE)