![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/4414256/rectangle_large_48a187534241e985b406ffc89f8ddbcf.jpg?width=1200)
TVドラマ「それでも、生きてゆく」
2011年7月7日放送。
全11話。
いったい何が描かれていたのか。
かんがえてみる。
殺人罪を犯した加害者の家族。
家族を殺された被害者の家族。
犯罪者を生んだ家族。
その犯罪者に家族を奪われた家族。
残された2つの家族。
事件から15年。
2つの家族がふたたび接点を持つ。
事件から15年。
どう生きてきたのか。
事件から15年。
どう生きていくのか。
毎話ごと、1つ1つのシーンで、
それぞれの立場で、
父親が、母親が、兄が、妹が、
どんなことを感じていたか、
どんなことを感じているかが見えてくる。
そして、犯罪者が犯罪者であるべき理由も見えてくる。
俳優さんたちが演じた姿、
演技なのか、憑依なのか。
予想を越える台詞の連発。
悲しみ続けたのは誰なのか。
苦しみ続けたのは誰なのか。
悲しくて苦しみ続けたのは
残された被害者家族だけなのか。
悲しくて苦しみ続けたのは
残された加害者家族も同じだったのか。
被害者の家族は、加害者家族に復讐していいのか?
それは仕方のないことなのか?
それは許されることなのか?
事実を受け止め、悲しみ続けるしかないのか?
我慢し続けることしか出来ないのか?
前向きになることが、大切なことなのか?
後悔し続けるしかないのか?
犯罪者とその加害者家族を、
恨み続けるしかないのか?
加害者の家族は、被害者家族に対してどうあり続けるべきなのか?
謝罪し続けるべきなのか?
謝罪し続けるだけでいいのか?
被害者家族を思い、一家心中すべきだったのか?
被害者家族を思い、ひっそりと生き続けるべきなのか?
生き続けていくうえで、希望をもってはいけないのか?
自分たちの幸せを考えてしまうことは、許されないことなのか?
生きていくうえで、なにひとつ望んではいけないのか?
望んでしまうことは、諦め続けるべきなのか?
それが被害者家族に対する、唯一出来ることなのか?
全11話。
いったい何が描かれていたのか。
このドラマをひとことであらわしてみる。
「どう生きていくのか。その答えは。」
それでも、生きてゆく OP
https://www.youtube.com/watch?v=QVJFpUQoTvE