【弐寺】Pinky Crush 段位所感(五段〜八段)
過ごしやすいを通り越して少し肌寒さを感じる冷たい雨の日。
皆さん体調を崩さぬよう身体に気を付けてお過ごしください。
堅苦しくなりました。どうもこんにちは。こんばんは。はじめまして。
胡椒です。
10/9(水)より、beatmania IIDX 32 Pinky Crushの稼働が開始しました。
仕事後に初日からプレーできる環境に感謝しつつ、五段〜八段を受験してきたので感想等々を共有したいと思います。
※11/19 八段解説記事を投稿しました
がっつり課題曲名を出してますのでネタバレ嫌な方はそっ閉じでお願いします。
五段
流石にもう適性外なので細かいことは書けませんが、判定合わせ兼アップにはもってこい。ということで1クレ目に受けました。
①Sugarplum
えっ、私?の声ネタでおなじみ。
前作EPOLISからの続投です。レベル8で延々と同時押しが続く938ノーツはなかなかの物量で、体力の削り役としてピッタリだと思います。
②CUE CUE RESCUE
RESIDENTで登場した新しめの曲。ゆるーい曲調とBGAが癖になります。
ANOTHER譜面ばかり注目されがちですが、こちらのHYPERも同時押しの数が多かったり皿が絡んだりと、☆8としてはかなり骨がある印象でした。
③Nocturnal 2097
こちらも前作からの続投。局所的に飛んでくる小トリルは皿と一緒に降ってくるので片手で取らざるを得ない配置。CNも絡んできて求められる要素が増えるので、地力一辺倒ではない感じ。
決して難しい☆9ではないですが、☆8との違いを明確に感じる一曲です。
④Dr. Chemical & Killing Machine
2,3年前から弐寺を遊んでいる人には「おっ」と思わせる選曲ではないでしょうか。
こちらは続投ではありませんが、Cast Hour、RESIDENTと二作続けて務めていたボスが二作ぶりの復活を遂げました。
乱打も皿絡みも最初から最後まで難しいので、しっかり段位ボスとしての風格がありますね。
[総括]
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157348811/picture_pc_39adf52e3a439443869a6f4dcb9a1daf.jpg?width=1200)
特別尖った譜面もなく、かといって簡単というわけでもなく、同時押し(体力)、皿絡み、乱打、(ちょろっとCNとトリル)と幅広く地力を問われる良段位だと思います。
正直、前作ボスの東京神話は前3曲との難易度差が非常に大きく浮いている感があったので、この絶妙な難易度のドクターケミカルが復活してくれたのは個人的に嬉しいです。
あまり過去の五段やレベル8にしっかり触れたことがないのでわかりませんが、流石にボスの分で易化してると思います。
ドクターケミカルも十分ムズいですが、東京神話がちょっと異質でした。
六段
①Boomy and The Boost
BISTROVER以来実に4作ぶりの復活となります。
実は元☆10だったのですが、まあ妥当な降格。ただし六段の足切りとして見ると結構強めの印象です。
前半はシンプルな同時押しに時々BSSが絡む程度ですが、曲調が忙しくなる後半は一気に密度が上がり、☆10に迫るかという乱打が長々と続きます。
前半は脱力気味で体力を温存しつつ、後半を必死に食らいつくのが良さそうです。
それにしても曲がイケメンすぎる。
②青の洞窟
おお…これが来たか…
六段は近年2曲目に皿という流れが定番になりつつあり、前作でかつての定番トリル曲である黒髪が復活したことでその流れが途絶えたところなのですが、今作ではその黒髪に代わる新たなトリル曲としてこちらが採用されました。
なんといっても中盤終盤にある長ーいトリルが特徴的であり、そこの出来で個人差が出やすそうです。
ただ配置は両手で押せる綺麗なもので、黒髪よりは押しやすく、単純な長さで崩れやすい印象です。16分の速さを意識してくれぐれもBADハマりに注意しましょう。
③POLKAMAИIA
ザ・☆9って感じの乱打と皿複合譜面が繰り返される譜面。
3曲目にスクラッチ寄りの譜面は最近ではかなり珍しい傾向な気がします。
前作のPush on Beatsや前々作までのSphereよりはだいぶ良心的なはずですが、細かいミスがポロポロ出やすい印象です。16分以上の皿は無い(はず)ので、基本的な皿絡みのパターンを確実に取れるようにしていくことが大切でしょう。
④IXION
唯一の続投。これから定番曲になっていくのでしょくか。
譜面としては曲の進行とともに徐々に密度が上がっていく段位ボスらしい構成で、終盤の乱打は上から目線でも完全に☆10の内容だと思います。これ越えられたらまず☆9はどんどん埋まっていくだろうなって感じです。
ちなみに、最終盤が最難所というボスが多い中でIXIONの最終盤は完全にウイニングラン。おかげでノマゲは全体の内容の割にほんの少し楽です。段位では終盤の難所超えたら勝ち確なので、勝利の喜びに浸りましょう。
六段合格おめでとう!
[総括]
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強めの足切り、トリル・皿という癖要素、乱打・物量とバランスの取れた段位ではないでしょうか。
それぞれぶっ飛んだ内容ではないものの、同時押しや階段といったよくある配置だけでなく、トリル・皿とはっきり特化した要素が現れ始め、「少しぐらいは癖譜面やっとけよ?」といった運営のメッセージを感じます。
結局は続投のボスIXIONを耐え切れるかどうかですが、前作と比べると2,3曲目が楽になってゲージが残しやすい印象があるので、難易度はやや易化といったところでしょうか。
さて…
七段
①華爛漫-Flowers-
1バスの同時押しに時々皿と乱打、とボーカル曲アナザーによくある構成ですが、後半の転調したあたりからは密度と押しづらさが一段階上がり、終盤には1,3トリル+ゴミというかなり押しづらい配置が2回降ってきて終わります。
七段曲としては極めて珍しく、正規鏡が外れ寄りの譜面です。地力があればどうってことないかもしれませんが、挑戦者にはほぼ確実に削られて終わる厄介な首切り曲だと思いました。
段位抜けるだけならトリルは全然餡蜜でいいと思います。
②Devil's Gear
え、難しくないすか…?ストレートにムズい☆10上位の地力譜面です。
前半から軸押し、トリル、螺旋階段がBPM180という高速で押し寄せます。
長めの休憩を抜けた後の後半は、1軸に同時押しが絡む乱打が延々と降り続け、休む間がほとんどありません。
配置は綺麗なので地力が上がれば一気に押せるようになるタイプの譜面ですが、挑戦レベルだとシンプルに高密度で打鍵速度が追い付かず、ずっと発狂しているように見えてもおかしくないはず。
近作の七段課題曲の中でも純粋な「地力譜面」で見ればかなりの難しさです。
③Tripping Jumping
いやいやいや…アイツの前座に連皿譜面置くなよ…しかも☆10皿譜面の中でも上から数えた方が早いレベルの。これがPinky Crushなのか
前作で登場した新しい曲ですが、最初から最後までガッツリ連皿が飛んできます。
幸い、サビにある長めの連皿はリズムがわかりやすく、回しやすい部類ではあります。
ただ、間に挟まる鍵盤がトリルだったり、なんなら短い2連皿の方がリズム難で鍵盤も絡んだりで、ゲージが削られるポイントがたくさんあります。
ラストは難しい2連皿+鍵盤の複合で終わるので奴の前にゲージを保ちづらく、Rowdyとの個人差を考慮してもかなり凶悪な3曲目といえます。
④THE SAFARI
実家のような安心感。いつものです。
前作で新規レイヤーが実装されたことで今後も長らく七段に鎮座する布石とか言われてましたが、まあもうずっと変わることはないんでしょうね。
さて、散々語り尽くされてると思うので詳細な感想は割愛しますが、前作受かった時よりBP20以上増えてて泣きました。なんでやねん。
仕事終わりの疲れてる時にやるもんじゃないですねコイツ。
[総括]
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157361630/picture_pc_efdce892c17ec29a120a41714e21bf93.jpg?width=1200)
あなた前作初日に八段抜けた人ですよね?
いやいやいや…ムズすぎ。前作でさえ大きかった六段との差をますます広げてどうすんのよ。
前作は連皿複合と時間差CNが強烈な3曲目のRowdyがかなりの曲者でしたが、1,2曲目が対策でまだマシになる譜面だったため、ギリギリ通っていた感はありました。連皿→ソフラン→CN→テレテレテッテと癖系に寄りすぎですが。
一方今作は、1曲目ラス殺し正規外れ譜面、2曲目ガチガチの☆10上位地力譜面、3曲目難関皿譜面、例のやつ
いくら1,2曲目が地力に寄ったとはいえ、ただでさえボスが尖りまくってるこの段位をさらに尖らせたり、難しくしたり…本当に六段に受からせる気あるんでしょうか…?
五段六段は形を変えつつも、順当にステップアップしてきた実力を図る段位として機能しているのに対し、七段だけここ二作迷走してる感が否めない、というのが正直な感想です。
難易度としては、個人的には歴代最強レベル、前作と比べても3曲目の個人差こそありますが、全体的に純粋に難しく、ほとんどの人にとって難化で間違いないと思います。
八段
①BLACK JACKAL
おお…強いな…
細かい皿、CN、二重階段、トリル、高密度乱打と多方面からゲージを削り取る気満々の足切りです。
前作が弱すぎた感はありますが、かなり強めの足切りかと思います。
上に挙げた要素だけ見ると個人差要素の塊と思いたくなりますが、やってみると色んな地力が必要な総合譜面ってのがわかると思います。
②SigSig
うわこれまた強いな…
☆10のイージー埋めをしていた頃にかなり終盤まで残っていたので、難しいイメージしかありません。
前半はそこまでですが、ラスサビの盛り上がる箇所で、テケテーテケテーというリズムで2軸の間に3鍵+ゴミが挟まれる小トリルの繰り返しが難しく、そこでハマると一気に削れる危険があります。
七段の華爛漫に続いて乱をかけたくなる正規鏡外れ譜面であり、癖が付くと大変なことになりそうなのであまり粘着しない方がいいかと思います。
③ちょえちょえまぎか
RESIDENTで登場しボルテにも移植された人気曲。
まさかの1500ノーツ超え。最初から最後まで休憩のないゴリゴリの体力譜面です。
☆11として配置は易しめで特段発狂という発狂もないんですが、そもそも☆11に慣れていないであろう八段挑戦者にとって、1500ノーツ超えは未知の領域のはずです。ゲージももちろんですが、体力をごっそり削ってきます。
逆に、☆11に慣れている人にとっては小難しい配置がなく、ひたすらシンプルな同時押しと乱打のちょっと疲れるだけの譜面なので、前作のミラクルシンフォより楽に感じる人も少なくないと思われます。
④BRAINSTORM
今回受けた段位で唯一初見の譜面でした。
感想としては「かなり皿に寄ったな」ですね。
近年、八段ボスは似たような終盤難の総合譜面続きだったので同じようなものを想像していたんですが、中盤終盤に複雑な連皿複合があり、連皿が苦手な自分にはかなり刺さりました。
冷静に分析してますが、めちゃくちゃ難しかったです。これからは八段にもこういうスキルが求められるのか…と圧倒されました。
なんとか抜けられてよかったです。
[総括]
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157366952/picture_pc_79f3901fbfbeb780f65e58312e7122f5.jpg?width=1200)
Sig Sig以外七段よりゲージ残ってて草
いや〜しっかり難しくなってましたね…
足切りは大幅強化、2曲目も癖配置でしっかり刺しにきました。
3曲目は七段2曲目と同じで、典型的な「上から殴れば簡単」な譜面。挑戦者目線では、ひたすら結構しんどい配置と物量が続いて疲れた後にこのボスなので、ゲージ的にも体力的にもかなり厳しい戦いになるかと思います。
自分は1,3曲目が得意な方で助かりましたが、ちょっとでもボスで皿ハマりが多かったら落ちていました。
ただ、問われる地力の幅広さに関しては見事なものといえます。ソフラン以外全て入ってるんじゃないかな。
難易度としては、ギリギリ初合格を狙う目線では間違いなく難化
3曲目が新傾向のためなんともいえませんが、歴代でも難しい方なんじゃないでしょうか。(前作・前々作の八段、近作の極段位認定で受けた過去のどの八段よりも遥かに難しかった)
ということで、稼働初日に五段〜八段を受けてきた感想でした。
いや〜五六段いいじゃーんの後にこの七八段ですよ。
八段は純粋に難しいだけなのでいいですが、七段はちょっと…
なにはともあれ、無事に八段回帰できたのは一安心です。
今作もたくさん楽しみたいと思います。
ではではまた次回の記事で。(あるのか?)
胡椒