東カレデートは無理だってば 12 定時ちゃん。 2024年10月13日 22:22 前回の記事を購入してくださったみなさま、ありがとうございました…..。嬉しい…。そして今日も読みにきてくださり、ありがとうございマス。ラブだぜ。朝、大口を開けて眠っている恋人がいる。この人の腕の中で目覚めるのも、朝の吐息を知れるのも、恋人の特権だと知る。「おはよう」と囁くと、恋人は寝ぼけながらわたしを抱きしめる。その愛でわたしは今日も生きていく。2駅手前で降りていつもよりも多めに歩いて帰ろうかと思っていたのに、気が付いたら2時間半も歩いていた。私ってば散歩のポテンシャルありすぎじゃん。サヤカさんもやりましょうよ!と後輩に勧められ、いやいやあのね、東カレデートに生息する種類の男性が私を好むはずないでしょーよと言ったら、「もうみんな普通な美人は飽きてるんで!やつらには普通じゃない女がウケるんす!多分!」と言われた。どうやら後輩の目に私は普通には映っていないらしい。今日何時に帰るよって連絡する人がいて、誰かと食卓を囲んで、次の人のためにトイレットペーパー変えたりして、当たり前におやすみと言える人がいるの羨ましすぎない??? 私はね、掃除もろくにできず、洗濯物は溜まるわ、花は枯れるわ、ゴミは出し忘れ、メイクも落とさず寝落ちし、電気料金払い忘れ、誰もいない事を言い訳にパンツ一丁でベッドに入ってるよ。 色んなことが、超難題。刺激的なことは、 もう飽きたと言いたい。ゾクゾクする状況や、刺激的な恋の始まり、横恋慕、駆け引きなど。遠くにおっきいサモエドがいてカワイイなぁと眺めていたら、その子よりもとてつもなく大きい白い犬が合流してサモエドが小さくなった。名付けすること、大すき。未だ飼う予定のない犬の名前とか、別につけなくたっていいぬいぐるみの名前とか、産む予定のない子どもの名前とか、うちに生息する蜘蛛の名前とか。ひとりが楽しいと思えるのって、ひとりじゃないってことを心の奥で感じているからじゃん。豊かだと思う。電車に乗る直前、炊いたばかりの米をラップにくるむことなくそのまま放置していることを思い出した。引き返したら遅刻するか間に合うかの瀬戸際である。 電車を見過ごし少し考えて、全力疾走で引き返した。家に着き、まだ冷めていない米をラップに包みながら、私、今、大人側にいるかもと思った。恋人が私に対して「彼女」という代名詞を使うとき、ちょっと嬉しい。嫌なところや、どうしようもないところが、時々こぼれ落ちたとしても、最後はまるごと抱きしめて一緒にいたい。またね。いい夢みれますように。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #日記 #エッセイ #恋愛 #サモエド 12