【映画】アバウト・タイム～愛おしい時間について～

ざっくりあらすじ

タイムトラベルができる主人公のティムが、最初は好きな女の子を振り向かせるために、過去に戻ってやり直します。
自分のため、人のためにタイムトラベルを繰り返すうち、本当に大切なのは二度とやり直すことができない今日という日である、ということに気づいていきます。

感想

過去に戻ってやり直せば、今の現実を変えられる、というものでした。
ですが、過去に戻っても人の気持ちは変えられなかったし、自分にとって大切なものも変わりませんでした。

主人公がもう過去には戻らない、と決めた時から、二度とやり直すことができない今日がどれだけ愛おしい時間かということに気づいたときに、タイトル通りだと思ってハッとしました。

何気なく過ごしている今日にも、やり直してみると実はたくさんの素敵な出来事にあふれています。ただ、そのことに気づいていないだけで。
それは今日を大切に思えていないからです。
二度と戻れない今日、って本当はすごく愛おしい時間です。

戻りたい、やり直したい過去は誰にでもあると思います。
でも過去に戻っても、うまくいかない相手とは結局うまくいかないし、過去が変わることで今の大切なものを失うかもしれないなら、やり直す意味なんてないと思います。

今日という日をどれだけ愛おしく、大切に生きていけるかどうかが大切だと教えてくれる映画でした。