快画塾に参加した
昨日は京都で木村タカヒロさんの
“快画塾”に参加した
全く存じ上げずに参加したのだが
テレビのタイトルなど
手がけてらっしゃる
著名な方だった。
先生は気さくで、
リラックスした雰囲気
頭の中で考えてる事を
表現するのは気持ちいいし
今感じた事は
今とどめとかないと
どんどん流れて忘れてしまう
それが勿体ないなーと
最近思ってた
そんな流れの中で
“絵を描く”事にも興味が湧いた
参加してみると
想像したのとは違って
脳みそへのアプローチの話が
凄く面白い!
2歳の子供は
クレヨンを持たせたら
何となく丸に目や
手らしき物を描いたりする
これは人を描こう!と
意図を持って描いた
と、言うよりも
見た物を見えたままに描いてる
目→手
自動的に手を動かす
自動的な運動みたいな物
それは先入観とか
上手く描こうとか一切無く
ピュアな線を
伸び伸び描いて
見た人の心に”いいね”
と感じさせる
何枚も絵を描く中で
テクニックではなく
制限をかけて制限を外し
伸び伸びと描けるようになる
そのプロセスを味わう内容だった
最初に先生の顔を描く
自由に描いて下さいと言われ
えんぴつで描く
上手く描くってこんな感じ‥
自分の頭の中にある
正解をイメージして
それを目指して描く
外側の目を気にしてるし
先生のリアルを再現したくて
描くんだけど
目→脳→手が
繋がってなくて
”上手く描けない”
この”上手く”が曲者で
それは、
いつかどこかで見た上手い、とか
先生に褒められた、とか
本物そっくり、とか
無意識の内に植え付けられた
先入観に
縛られてまくってる!
それでも自分なりに
見たままを描くんだけど
見たままの線を
紙を見て再現するのが
凄く難しい!
何回描いても
違うようにしか見えない
これは左脳の働きで
今までの経験などから
自分で養ってきた
正しさに縛られてる
先入観でもある
描き終わって
先生が集めて
1人ずつみんなで見て検証する
凄く恥ずかしい‥
上手く描けた所もあったのに
比較と多くの目にさらされて
いたたまれない‥
これも、左脳の働き
そして次からは
この左脳の先入観を外すワーク
上手く描こう、と言う
概念の外で描く
物理的に外していく
まず、紙を見ないで
描いてる絵を見ないで
真っ直ぐモデルだけを見て描く
えんぴつなので直してもいい
当然線と線が思い通りに
繋がらないし位置もズレてる
それなのに
描いてる線は見たままに近く
自分の脳みそは
満足してるのに驚いた
次にマジックで描く
紙を見ないで描く
今度は消せない
もう諦め、
ズレるのが当たり前で
開き直れる
最後はモデルの写真を
逆さまにして
紙を見ず
マジックで
逆さまのまま描く
もはや、何が描けるか
分からない!笑
一番最初は
自由に描いて良かったのに
頭の中の制限に縛られて
全く自由ではなかった
でも制限をどんどん加えていくと
その中でぶち破りたくなり
はみ出ても後には引けない
潔ぎよさが
どんどん自分を自由にする
時間は全部10分程度
だんだん描くのが早くなる
そして細部まで見て
描こうとする
細かい線まで見えてくる
でも影が見えてるのに
表現はマジックの線のみ
では、どうするか‥?
そこに創造が産まれる
自分だけの表現が産まれる
それを新しい美意識を持って見る
新しい美意識は
意図を持って見ないと産まれない
全部で6枚くらいの絵を
描いたけど
当然、全部リアルに
そっくりでは無いし
一般的な”上手い”絵ではない
ただ自分で見たまま
線を産み出せだ満足感
これが凄く気持ち良く楽しい!
そして産まれて来た絵は
なんとも愛着がわいて
愛おしく感じる
こうして公開する事に
なんの抵抗もなく
面白いでしょ?と
見せれる事が
最大の成果だった気がする
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?