⑦両親を見る目が変わった瞬間
母が認知症になって
私は受け入れる事が出来なくて
母を直視出来なくて
でもちゃんと母と向き合って
お世話するの手伝わなくちゃと思って
とても苦しくなっていた
父は、自分の田舎に住んでいて
10年くらい母と別居していた
時々、京都に帰って来て
両親はお互い自由を楽しんでた様子
母が1人では暮らせないとなった時
父は、自分が面倒見るから
田舎に連れて行くと言った
私たちには何にも言わなかった
全部自分が抱えると決めた
今思えば、凄い決断
母は田舎が嫌いな人で
何で田舎で暮らす事になったのかも
理解してる日と出来ない日があって
こんな所に閉じ込められてる
と言ったり
歩いて京都に帰ろうとして
警察のお世話になったり
こんな話も
私たちには何にも言わず
父は1人で対処して
後で会った時に話してきた
あんまり深刻では無く
動揺もせず
後で話す時は
笑い話にしていた
何事にもならなかったから
と言うのが大きいけれども
そのおかげで
私と妹は自分の生活を変える事なく
自分で調整を付けて
行ける時に母の様子を見に行った
私が子供の頃
母は父の悪口を言いまくっていた
ケチとか、面白くないとか
堅物だとか、、
だから私も
母は父が嫌いだと思ってて
仲良く無いと思ってた
それなのに、、、
父が母を田舎に連れていって数ヶ月
最初は文句ばっかり言ってた母
ある日両親の所へ行ったら
母はいつも
父の横にびったり寄り添ってた
父も母が寄り添ってるのを
優しく見守ってる様子
えっ?、と思った
今まで見た事も
想像もしなかった光景だった
両親への見る目が
変わった瞬間
意識の学びを始めたのは
ちょうとこの頃
つづく
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不定期連載中
母との事を記録する為に書いてます。
マガジン
『私は母のカケラで出来ている』
https://note.com/032600_me/m/m90af638c0f19
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