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人生山あり、谷あり、だから絶景あり。
How's it going? みなさんこんにちは!
大宮玲央奈です。
今回は私に起きた青天の霹靂?寝耳に水?な
急遽FC BULLEEN LIONSからSouth Melbourne FCに移籍することになった、そんな出来事を赤裸々に話そうと思います。
最初に言っておきます、長いです。(笑)
有料にしてますが最後まで読めるので、面白かったり何か感じることがあったらお布施感覚で購入してくれたら幸いです。
お布施感覚とか言っておいて執筆の原動力になることは間違いないよ、、(笑)
これから海外挑戦する人たちのためにも、私の備忘録としてもここに残しておきます。
1.NPLWの外国人枠
まず大前提のルールとして、オーストラリア女子サッカーのトップリーグであるWリーグの外国人枠は4枠です。
そして私がプレーするNPLWリーグでは各チーム2枠までです。
その下のVPLというリーグでは4枠だったり、オーストラリアではリーグごとに外国人選手の人数が決まっています。
各チームにオーストラリア以外の世界中の国からたったの2人。
とても狭き門だなと改めて感じますね。
2.エージェント
私は今エージェント・代理人をつけていません。
理由は自分でもできるなこれ、と感じてしまったからです。
どこの国でも大体そうだと思いますがエージェントってほんとピンキリです。
私もまぁまぁな額を支払っていたのにも関わらず、オーストラリアに到着してからいきなり連絡がつかなくなったり、契約内容に記載されていた「初日の練習に帯同する」ことさえ前日に子供の誕生日だからとキャンセルされました(笑)
絶対もっと前からわかってたよね?(笑)
右も左もバスの乗り方も何もわからない状態で1人で練習場まで行って、監督やダイレクターにエージェントは来ないのか?と聞かれたことはきっと忘れないでしょう。(笑)
いい勉強代になったと思うようにして、自分でやるようにしました。
もしオーストラリアのメルボルンでサッカーしたいと思ったらぜひ連絡してください。
きっとほとんどのチームに連絡取れるし、練習参加とか代理人のようなサポートがある程度私にもできるかも?ね。
代理人大宮、ここに誕生☆(笑)
3.FC BULLEEN LIONSとの契約
2020年の昨シーズンはFC BULLEEN LIONSと契約をしていましたが、コロナウイルスによる長期ロックダウンでスポーツ活動ができなくなり、シーズン中止が決定した(開幕直前に)為シーズンを戦うことができませんでした。
ですがBulleenのチームメイトたちはいい人ばかりでロックダウン中にも連絡をくれたり、このチームに入れてよかったなと日々感じていました。
そして2021年シーズンも公式戦をプレーしていないのに2020年の11月には連絡をくれて一番最初に声をかけてくれました。
他にもオファーをいただけたのですが、
・Bulleenでまだ何も結果を残していないこと
・チームメイトが大好き!!!!!
という理由でBulleenとの契約延長を決めました。
私がチームを決めるときはいつだってチームメイトは大きな要因なんです。
無事契約を済ませて、書面でも内容を確認してスポーツダイレクターという偉い人と私のサインを済ませて合意しました。
その頃トップリーグであるWリーグも終盤に入り、Wリーグでプレーしているどの選手たちがリーグ終了後にNPLWリーグ(Bulleenの所属している2部にあたるリーグ)でもプレーするのかという話が上がってきていました。
もちろんBulleenも例外ではなく、今年はWリーグのチャンピオンシップで優勝したメルボルンビクトリーの選手たちが何人か加入する話がありました。
そして契約時にBulleenのダイレクターから、このチームの外国人枠2つは私とメルボルンビクトリーからくるキーパーだと聞いていました。
昨年まで外国人枠を使っていたセンターバックの選手も今年もそのままいるけど、その選手は今年からオーストラリアの市民権を申請したので問題はないよ。
とも伝えられていました。
4.念願のリーグ開幕
プレシーズンも終わり待ちに待った1年越しのリーグ戦も開幕しました。
Bulleenのユニフォームを着てホームで行った開幕戦は感慨深かったです。
ここまで長かったな〜とか、私がここでプレーできるまでいろんな人が助けてくれたな〜とか、とにかく楽しんでプレーしてる姿を見せたいなと思っていました。
またBulleenは優勝候補の一つとして挙げられているチームだったのでこのチームで優勝するぞ!とも思っていました。
結果、開幕戦はサウスメルボルンというチームに1-7で敗戦。(笑)
チーム唯一の得点が私だったことが、私の中では少しの救いでした。
まさかの結果にリーグのニュースにも取り上げられてました。
その記事がこちら↓(笑)
リーグ戦が開幕して3試合したところでなかなか思うような結果が得られずモヤモヤしていましたが、次の試合からWリーグで戦っていた選手たちが合流するということで練習強度も上がっていて、週末をとても楽しみにしていました。
(元々Wリーグの選手たちはWリーグでの契約が残っていたので4試合目からの合流でした)
個人的な3試合終了時の成績は、フル出場2得点でした。
5.何が起きたのか
結論から言うと、
外国人枠2つに対してBulleenには今3人の選手がいて1人試合に出れない。
その可能性が一番高いのが私、と言うことでした。
ここからは詳細。
いよいよ次の試合からまた新たなスタートだ!と意気込んでいた時に、突然監督からビザの問題が起きたから次の練習の時に少し早くきて欲しいとメッセージが来ました。
何が起きたか簡単に説明して欲しいことを伝えましたが、直接話そうとだけ言われて何も教えてくれませんでした。
少し不信感が募りましたが、なら仕方ないかと3日間くらいソワソワしながら過ごしていました。
まぁなんのことだかはその時点でピンと来てたんですけどね。(笑)
なんでかというと既にリーグが開幕してから私を心配してわざわざ
「Bulleenはビザ大丈夫なのか?」
「レオナはそこでプレーできるのか?」
「そこにいれるのか?」
と連絡をくれたチームや選手がいたからです。
中には「もしBulleenを去るならうちに来い!」
と言ってくれたチームもありました。
ただチームの言葉を信じきっていた私は、
「Bulleenでは何も問題ないよ、ビザも大丈夫だし私はここでプレーするよ。もしまた何か状況が変われば連絡するね、ありがとう」
と伝えていました。
なので監督からビザの問題と言われた時点で、まじか。。。と。
もうそれしかないよなって感じでした。
とても簡単な謎解き。(笑)
そして週初めの練習前にクラブハウスに行きました。
そこには監督とスポーツダイレクターがいました。
クラブの主張は、
・現時点でインターナショナルの選手が3人いる
・2週間前から協会と話し合いをしているが承認してくれなかった
・選手会では大丈夫だとの回答をもらっていた
・現状ではWリーグの選手2人が基本的にふた枠を埋めることになる
とのこと。
市民権を取るから大丈夫といっていた選手に、結局外国人枠を使わなければいけなくなった様子でした。
どうやら市民権の承認は降りているが、市民になるにはピリオドタイムという期間があってその期間はブリッジングビザという一時的なビザになり、市民の扱いにはならないとのことでした。
ん〜ビザ、、ややこしいですね!
私がチームにいること自体はできるけど、試合では外国人を2人までしか登録できないみたいです。
Bulleenには若くて経験もまだ浅く伸び代が多いキーパーの1人しかいないので、もともと私と外国人枠を使う予定だったキーパーは必要不可欠な存在です。
市民権がなんちゃらという選手もBulleenのチームキャプテンです。
そんなに深く考えなくたってふた枠はその2人にあることがわかります。
その話し合いの時に私はこのチームを去ること、移籍をしたいこと、お金のことを伝えて、練習前にチームを去ることを監督の口からしっかり話してほしいとも言いました。
練習前のミーティングの最後に、私がチームを離れるという話をした時に泣いてくれた選手までいました。
そしてこんな対応をしたクラブに対して怒りをあらわにしてくれた選手や、移籍先を一緒に探すよっていったくれた選手がいたり、すごく悔しいことが起こったのにここでもチームメイトの優しさに助けられて、なんだか複雑な気持ちになったことを覚えています。
オーストラリアのサッカー協会で働いている選手がいるのですが、その選手からは絶対にチームは知っていたし、選手会の了承も得ていないと思うよと言っていました。
実際のところ真相は定かではないですが、他のチームから連絡があったことを考えても、クラブが知らなかったというのは確かに考えにくいのかなぁとも思います。
今更追求する気はないですが。
つまりここでサッカーを、公式戦を戦いたいのであれば、
移籍せざるを得ないという状況になったのでした。
ちなみに外国人枠を結果的に争うことになってしまった選手たちや他のチームメイトとはとても仲が良くて、彼女たちに対して何か嫌な気持ちを感じることはなかったので安心してください(笑)
6.その後
急転直下の話をしたのが4月末でした。
移籍市場が閉まるのが6月末だからそんなに急がないでゆっくり決めればいいよーなんて言われましたが、早く試合がしたいに決まっています。(笑)
その話をされた後すぐに、今までに連絡をくれていたチームに私から
「まだ外国人枠はあるか?」とメッセージを入れました。
つい先日、問題はないし私はBulleenでプレーするよ〜!なんて返事したのにも関わらず、コントの世界に迷い込んだかと思いました。
でもこういうことが起こるのも海外らしいし、なんだか自分の人生しっかり送ってるな〜って感じる出来事ですよね。(笑)
そしてこんな状況なのにまだ自分でチームを選べる状況なのがありがたかったです。もうね、色々ありがたいの連続すぎますよね、ほんとに。
そして私は移籍を決めてから1週間で、開幕戦1−7で負けた相手であるサウスメルボルンへ移籍することに決めるのでした。
私が得点していたのでとても印象に残っていたようで監督が直接連絡をくれました。しかもインスタグラムのDMから。(笑)
どこでどう繋がるかわからないもんですよね。
Bulleenの登録を早急に解除してもらって、サウスメルボルンとも無事契約を済ませてチームを離れた翌週にはサウスメルボルンの選手として試合に出場することができました。
新しい背番号は14番!
ここでのチームメイトもとてもいい人たちばかりで、新しいチームでも楽しく過ごしています!
オーストラリアってほんとにいい人多いんです。
このリーグでは同じチームと3回ずつ対戦するのですが、現在1周目が終わって1位にいます。
先日得点もして、そのゴールがその週に行われたリーグ戦のTOP3ゴールに選んでもらえました!
おはようです✨
— 大宮玲央奈@オーストラリアの女子サッカー選手 (@reopi1201) May 24, 2021
土曜日の試合で、
移籍後初ゴールしました😊
2点目のアシストも!
ここからハイライト見れます👀https://t.co/g120IeBCmF
首位で1周目を折り返せたので、2.3周目も頑張ります!#オーストラリア#海外女子サッカー#おは戦30525mk https://t.co/gLGPjN9Gpr
得点して抱きつく私と駆け寄ってくれるチームメイトとの写真。
これがサッカーの醍醐味のひとつでもあると心から感じる瞬間。
起こること全てに意味があるし、選択した後に自分がどういれるか、どういたいのかが大事だと改めて感じました。
自分がやるべきことをしっかりやっていればどこかで繋がるものがあるし、自分のやるべきことの軸をブレずに持っていればどんなことが起こったとしても意外と気楽に生きられるもんだなぁとも思いました。
でもそこにはたくさんの支えと助けと感謝に溢れてるからこそなのは絶対に忘れてはいけない!
これからはSouth Melborne FCというチームも応援していただけたら嬉しいです。
インスタグラムとツイッターと公式サイトのリンク載せておきます!
Four new additions to our senior squad over the past few weeks.
— South Melbourne FC (@smfc) May 25, 2021
Formally welcoming goal machine Melina Ayres back to the club, alongside @TheMatildas star @jen_mccormick, Japanese midfielder @reopi1201 and young central defender Kiara Hronopoulos. pic.twitter.com/BxFyTUCcAf
今はまたロックダウンしてリーグが止まってしまっていますが、また再開して優勝できるように頑張ります!
というより楽しみます!!
はいっ、と言うことで長ーーーくなってしまったけど今回も読んでいただきありがとうございました。
まったね〜!
Have a good day :)
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