c61形蒸気機関車20号機
c6120は、国鉄が開発したC61形蒸気機関車の20号機としてJR東日本が2011年に復活させた蒸気機関車です(通称:シロクイチ)。
1949年7月31日に三菱重工業三原製作所にて落成し、1974年に引退後は群馬県伊勢崎市内の華蔵寺公園にて静態保存されておりましたが、
2011年、D51形蒸気機関車498号機の代替え機としての白羽の矢が立ち、
2011年6月17日の「SLC61復活号」の高崎→水上間の運用にて1973年以来38年ぶりに復活運転しました。
2022年現在は高崎水上間のSLぐんまみなかみ号または高崎横川間のSLぐんまよこかわ号にて先輩機のD51形蒸気機関車498号機と共に活躍中です。
当機は我が国で唯一本線上を走行できるハドソン形蒸気機関車の1両です。
このC61形はこの20号機の他に京都鉄道博物館の2号機と鹿児島県霧島市城山公園の19号機の合計三台しか現存しておらず大変貴重な形式なのです。
全国で多く保存されている"デゴイチ"ことD51形蒸気機関車とはわけが違います。末永い活躍を祈るばかりです。
車軸配置は前輪2、主動輪3、後輪2の2-c-2配置のハドソン式で、
高速走行が可能であることが特徴です。
高さ3.98m長さ20.21m、幅広2.78m、動輪直径1750mm,総重量144tで我が国でもC62形に次いで最大級の蒸気機関車です。日本最大の1750mmの動輪は
圧巻です。
かつて最高100km/hで優等列車を牽引していました。
東北本線の特急はつかりなどを牽引した華々しい経歴があります。
ちなみに特急はつかり牽引時の平均速度は70km/hだったそうです。
これほど巨大で重厚な機関車が100km/hものスピードで走行するとなるとどれほど迫力があったかが考えられます。
皆様も群馬に観光に来たとき、時間のあるときにSLぐんまにご乗車になってはいかがでしょうか?
ご一読頂きまして誠にありがとうございました。
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