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【無痛分娩レポ】前期破水〜出産まで

大学病院で無痛分娩(計画分娩ではなく、自宅で陣痛を待って出産直前に麻酔を入れる方法)で出産。
兆候から出産までを時系列にまとめた。

1/11(木)

▼22:00

予定日の1/14まであと2日。
Nintendo Switch「あつまれどうぶつの森」「星のカービィ ディスカバリー」をプレイし時間を潰していた。
明日は11回目の妊婦健診なので病院へのバスの時間を調べ、何時に起きようかなどを夫と話して床に就く。

1/12(金)

▼ 2:50 前期破水

尿意を感じ起床。(ここ1ヶ月はいつもこの時間に起きている。)
体を起こした瞬間、何かが漏れ出た感触があった。
重い生理の日に大量に経血が出た感じに近い。
「お、これは何かまずそうだ」とトイレへ。
生理用ナプキンを確認すると薄いきれいなピンクの水のようなものを確認。
これは今までにないパターンだったので破水かもしれないと思った。

▼ 3:05 病院に電話

夫氏を起こし、病院に電話。
入院になる可能性もあるので荷物をまとめて病院に来てくださいとの指示。
車で20分くらいの距離にある病院だが「3:40までには来れますか?」と聞かれる。
「今から準備して配車して着替えたりして、あと10分で出ないといけないのか…!?心の準備が…!」という感じだった。

▼ 3:18 夫、タクシーを配車/荷物を準備

陣痛タクシーに登録していたが、そのタクシー会社は必ず来てもらえるというわけではなく、特に深夜3:00-6:00は受付時間外とのこと。
ちょうどダメや…あぁ…。
夫に配車アプリGOでタクシーを手配してもらう。
爆速10分で到着。

▼ 3:23 タクシー乗車

個人タクシーの多いエリアのため、結構な頻度で運転が荒いタクシーに当たるのだが、幸いとても静かで穏やかな運転手さんのタクシーだった。
不思議なことに車内のBGMがさっきまでプレイしていたどうぶつの森の「喫茶ハトの巣」のあのBGMだったのだ。
焦っていたが非常に穏やかな気持ちで病院に向かうことができた。
(今でも、あれ…あの時一瞬どうぶつの森の世界にいたか…?という感じがする)

▼ 3:40 病院到着/破水検査/内診

私のみ診察室へ移動。(ただ診察する部屋かと思ったら分娩台だった。ここで出産することなる。)
夫は夜間外来の待合室で待つ。
破水かどうかを検査した結果、破水だったため入院へ。
夫に連絡、夫は一旦帰宅。
この時点で子宮口は1cm。頭はだいぶ下りてきていた。

▼ 4:15 NST(ノンストレステスト)

お腹にモニターをつけて子の心拍数や子宮の収縮の様子をモニタリングする。

▼ 4:25 採血

血管が細くてうまくできず。今までの採血で一番痛い。拭く必要があるくらい血が溢れる。痛くてひたすらスマホをもう片方の手で見ながら気を紛らわす。
※iPhoneが「バッテリー充電の最適化」機能のせいで、100%に充電されていなかった!地味に困るので、モバイルバッテリー持参かこの機能を無効にしておくと良い。

▼ 4:50 採血、点滴終了

破水をしているため、抗生剤を入れる。
その間張りは数回生理痛並みのものを感じるのものの、注射の方に気を取られ大したことない。

▼ 5:00 NST/入院用のレンタルセットの申込書を書く

▼ 6:00 仮眠しようと思うも寝れず

お腹が空く。腰が痛くベストポジションが見つからない。

▼ 6:20 点滴を抜く

▼ 6:45 腰痛のような生理痛のようなものが来る

これが陣痛か?楽勝だな、などと思う。

▼ 7:05 陣痛3分間隔に

生理痛のような鈍痛。軽く深呼吸と鼻歌と貧乏ゆすりが必要なくらい。

▼ 7:40 血圧測定/体温測定/NST

各種測定。
朝、医師が出勤したら方針を決めると助産師に告げられる。
このまま自然に陣痛を経て出産するか、促進剤を使うかの2択。

▼ 7:45 陣痛を自覚し始める

イタァイって感じ。強い生理痛くらい。貧乏ゆすりと気を紛らわせる独り言が必要。お腹が空いた、トイレに行きたい気がする。

▼ 8:10 朝食の没収/医師による内診

朝食が来たが先に内診。医師と助産師の3人にぐりぐりされフィー!ヒィー!!!でも子宮口の開きは5cmとのこと。順調に開いている模様。
医師、コウノドリ先生みたいな人だった。

▼ 8:35 促進剤を入れる

徐々に痛くなるらしいが急にはないらしい。朝食はお預け…。(´・ω・`)

▼ 8:57 陣痛が強くなり何かがトロッと出てくる感覚あり

ずっと貧乏ゆすりをしていた。普通に会話するのは難しいレベル。

▼ 9:10 促進剤を強める

助産師さんと会話するがギリギリの状態。
どのくらいまで我慢するべきか迷う。もっと待って麻酔を入れた方が良いのか?と迷ったが、助産師さん曰く「入れて欲しい時にすぐ医師が来れると限らないので我慢しないで早めに言ってくださいね。」とのことで麻酔を入れてもらうことに。

▼ 10:00 麻酔を入れる

タイミングよく麻酔医が来てくれた。
注射は苦手だが陣痛の痛みでもうどうでもいいからはやくやってくれという気持ちだった。
腰骨のあたりに注射で管を入れる。
先生は冷静で優しかった。

▼ 10:20 全然痛い。陣痛強くなる。

麻酔なかったらもっと痛いのか!?!?早めに入れておいてよかったと思う。

▼ 10:25 麻酔を追加するボタンを押す

自分でボタンを押して麻酔を追加できる。(出てくる量は決められている)

▼ 10:37 まだ左側だけ麻酔が効いておらず痛みMAX

左腰が潰される痛さ。
どのくらいの痛みかは【痛みランキング】出産の痛みを振り返った(無痛分娩)へ。

▼ 11:10 麻酔追加、痛み落ち着いてくる

▼ 11:30 完全に痛みが落ち着く

気持ちも落ち着き、いよいよお産。
心穏やかにもうすぐ会えるね、という気持ち。

▼ 12:00ごろ 完全破水

「パァン!」という水風船が破裂するような音。
すごい音だった。奥の部屋にいた助産師さんにも聞こえるくらいの音だった。
頭の中が🎉🎉🎉なイメージ。

▼ 12:48 誕生

4回いきんだらぬるっと出てきて顔が見えた。
第一印象は「グレーの土偶」
すぐ大きな声で泣いて一安心。

▼ 13:00 後産

胎盤を出す、会陰切開の跡を縫合する。
麻酔もあって痛みはないが、縫われている感覚はある。
思ったより長い。体感30分は縫われてた。
その間ずっと奥のベッドに置かれている子我が子を眺めていた。

▼ 14:41 子、人生初めてのくしゃみ

こんなに小さくてもくしゃみはするのね。

▼ 14:45 夫と面会

立ち会い出産ではなかったので、出産後分娩室に夫を呼び面会。
子を抱っこ。

▼15:05 体を拭く

タオルで自分で体を拭く。

▼15:15 麻酔が切れ、おしりが痛くなり始める

トイレとシャワーが怖い。

▼15:45 悪露が出る感覚あり、お尻が痛い、空腹

▼16:15 内診

クスコを入れる。
切開跡もイタァイ!!!!分娩より全然イタァイ!!!!!!陣痛より嫌な痛み!!!!イタァイ!!!!!泣 全然辛い!!!!!!泣
ツラァイ!!!!!!!
出産の中で一番の痛みだった。
こればかりはもう味わいたくない痛み。

▼17:00 歩いて病室へ

お尻がイタァイ!着替えるのもままならない………イタァイ…泣
着替えて横になってよくやくホッ…。

▼17:10 ようやく落ち着く

入院バッグに入れていたウィダーとビスコと果汁グミにありつく。
お尻が痛いのでほふく前進の姿勢で片手で食べる。
夫や親族にLINEなどをする。

▼17:45 初めての授乳の時間で子が運ばれてくる

すやすや寝ている。飲まず。乳首をまだ認識していない。

▼〜21:50 様々なことをこなす

・夕飯
・診察
・入院の説明
・授乳
・各所への連絡など

ここまで破水から19時間。

そしてここから育児が始まるのであるー


以上、無痛分娩で産んだ場合の時系列の記録。

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