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56歳で歯の矯正をはじめた⑨歯科医院決めた

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結局精密検査したのはどこなのか?わかりにくいので整理します。

カウンセリングを三軒目に受けた歯科医院が精密検査1に進みました。この回でAと表示します。

カウンセリング四軒目が精密検査2。表示はB です。

全体像を描かず書き始めてしまいました。わかりにくくてスミマセン。
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精密検査を受けた二軒から治療方針を聞いた。

《 Aの治療方針 》

診察室のイスに座り、女性歯科医からレントゲン写真や口の中の画像を見ながら説明を受けた。

「(歯ぐきの1か所を指して) ここの厚さが○ミリ以上あると矯正ができます。うーのまんまさんは○ミリ以上ありました」

「a点 (上顎の先あたり) とb点 (下顎の先あたり) を結んだ線よりc点 (前歯のあたり) が外に出ていると矯正はできませんが、うーのまんまさんは出ていません」 

といった具合に数字を示しながらの話は、治療方針というか "私は矯正治療可能" という説明であった。抜歯はなし。

あと、若い人は矯正により歯が動くと歯ぐきがキュッとしまって固定されるが、もしかすると年齢の影響で歯ぐきのしまりはユルイかもしれない、とも言われた。

《 Bの治療方針 》

大物オーラのある院長先生の部屋にて、画像を見ながら
“イーと口をあけると上と下の歯の間にスキマができる箇所があり、そこは噛み合う歯が無い。食べるとき口は噛み合おうとするから、上と下がズレて噛んでいる”
“上の歯列が内側に引っこんでいる”との指摘。

治療は、上の歯列を裏から押し広げることからスタート。こちらも抜歯は不要。

《 比較 》

どちらかが目を見はるような治療方針を提示してきた、そんな事はおこらなかった。

大きな違いは、プレゼン力の差。
Aでは数字をたくさん聞かされた。客観的に矯正できるとわかったのは良かったし、歯ぐきがキュッとしまらないかもという説明もわかりやすかった。が、退屈だった。

B は話が上手だった。院長先生の部屋という特別感もあった。しかし、院長先生の大物オーラにほだされた気がしてならない。

ここは大物オーラを振り払って冷静に考えよう。

〈 自分が最初にあげた条件 〉

  • 矯正歯科学会認定医

  • 矯正専門医院

  • 駅チカ

  • 診察曜日

これらは双方クリアしている。


〈 チェックしてきたこと 〉

  • 院長の経歴:AもBも○

  • 院長の印象:A まじめ。B 洗練されている。

  • オペレーション:A × 待ち時間長い。B ◎

  • 経営:A 小さな経営で安定しているかも。                   B  華やかなところが逆に心配。

分はBにあり。
Aはやはり数々の違和感を拭い去れない ↓

かといって  "どうしてもここでやってほしい" という願望もわいてこない。

もう少しBのことを掘り下げてみよう。
あらためてBのHPを見る。歯科医は院長先生のほかに何人もいるようだ。女性が多く、みな若い。

《 若さと熟練と器用 》

若いと技術は未熟だろうか。経験は長くないだろうから熟練はしていないだろう。
だけど以前、夫が歯科医のママ友から"歯科医に大切なのは器用さなのよ" と聞いたことがある。だとしたら熟練度合は気にしなくてもいいのかもしれない。

《 従業員が多くて心配 》

人が多いのが気になる。そんなに従業員が多くて経営は大丈夫なのだろうか。治療費は他所と比べて高いわけでもないのに。私の治療が終わらないうちに閉院されては困る。

受付にはいつも2人いる。衛生士は診察台についている人、それプラス診察室のあちらこちらに立っている。5,6人はいたのではないか。

《 働く人の意識の高さ 》

彼女らは忙しそうでもなく暇を持て余している風でもない。どこか品がある。親切だが馴れ馴れしくない、言うなればホテルマンのよう。あの落ち着きはなんだろう。

自分だったら、職場でどんなときに落ち着ける?その職場で働いていることが誇らしいとき、自分の能力が認められているとき、そうじゃないかな。

HPにインスタのリンクがあった。
オシャレなレストランで従業員の親睦会をしている写真が載っている。こういうの、女子は何歳になってもテンション上がるんだよね。

私の以前のバイト先の会社もオシャレなお店で忘年会とか納会をやってくれた。バイトながら任された業務もあり、やり甲斐があった。だから会社が好きだった。会社が大変なときは進んで協力した。他の人もそうだから人間関係が良かった。

そうか。彼女たちは、この歯科医院が好きなんだな。きっとちゃんと能力を認められているんだ。

《 人がいい職場はいい職場 》

あの院長先生は従業員のヤル気を起こすのが上手なのだろう。そう思うと合点がいった。ちがうかもしれないけど、そんな気がした。

結局、院長先生のオーラにほだされ、いやオーラに値する行いをする人だろうと信用することにした。経営のことなんて調べようがないのだし。

それに普通ってスゴイことかもしれない。なにもかも私の基準を満たしているわけだから。

決めた。私の100万円は B に投資しよう。

こうして、ようやく矯正歯科医院選びが終わり、治療がスタートできる。

現在、治療を始めて7ヶ月。若い先生方は腕が良く、待たされず、お客様として接してくれる。不快になったことは一度もない。ここを選んで良かった。


次回は、ワイヤーを装着してから7ヶ月の経緯について。

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