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『冊』合評会(2024.6.23)

 昨日は渋谷で『冊』Vol.69の合評会が開催されました。
 
 参加は9名でした。参加同人の詩について、全員が感想や疑問、あるいは改善の指摘を述べ合います。一詩あたり20分程度ですが、一行をめぐって見解が違って議論が白熱することもあり、思いのほか長引くことも。同じ詩であっても、読み方、感じ方が違うのは、とても面白いです。間違った解釈をしても許されますし、諸先輩の詩に対して疑問箇所を指摘してもきちんと受け止めてくれます。同人になってから2回目の合評会ですが、とてもリラックスして参加できる環境なので、ありがたいなと思います。先日の横浜詩人会で松下育男さんが「居場所」が大切という話をされましたが、私にとって『冊』はまさに「居場所」です。

 私は「何も知らない」という新作を投稿しました。みなさん、丁寧に読んで頂き、厳しくも適切かつ愛情のある指摘を頂きました。自分ひとりでは気づかない点もあり、読者にはそのように感じられるのかと、とても参考になる言葉の数々をしっかりとメモしました。感謝です。

 私以外はみなさん詩集を刊行されていますし、受賞者の方々ばかりなので、その中に加えて頂いた自分は本当に恵まれているなと思います。

 二次会の居酒屋では、詩だけでなく、人生の先輩でもある同人のみなさんの多岐に渡る話を聞いて、ついつい飲み過ぎてしまいました。

 

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