阿里山森林鉄道、乗車記(年末年始台湾旅その2)
こんばんは
2024年末~2025年1月初旬まで、年越し台湾南部(ほぼ食中毒で寝込む!)へ行ってきました。
3日目はメインの、阿里山森林鉄道に乗る!復旧に15年がかかったものの(毎年復旧するする詐欺をしていた)いざ乗るには気合が入るもの、というのも片道2.5時間の乗車、バスでもうねうね山道と台湾あるある荒い運転をいくので乗るのは私は気合が必要なのでした。
今回はざっくり私感をいれて森林鉄道乗車を計画している人になんとなくの参考になればのていで記事を書きます。もっと分かりやすく情報記事もあるので詳しくはそこを参考にしてくださいね。
3日目:阿里山
宿:台南のホテルへ移動
行ったところ:阿里山、奮起湖
食べたもの:奮起湖弁当、愛玉ドリンク、ジーロー飯(嘉義名物の鳥飯)
○阿里山鉄道の予約
阿里山鉄道の予約開始はネット・高雄駅窓口で乗車日15日前から。平日は往路復路1便。土日は2便。
土日は特にツアー分旅行会社がごっそり取っていくこともあるので即日完売の傾向あり。キャンセルがよくでるのでちょくちょくwebを見ているとキャンセルが拾えることが多い。また、ネット予約の場合、少額かかるもののキャンセル可能なため一旦抑えておくのも方法としてあり。
私は、日本からネットでキャンセルを拾い、QRコードチケット(電子票)にしたので現地で手続きなし、現地の方はけっこう紙チケットに引き換えていた。紙チケットの場合は観劇チケットのようにちょっと記念になるもの。
○乗車
阿里山鉄道「嘉義駅」は、台鉄嘉義駅と同じホームにつきます。ホームに入るには、嘉義駅の改札でチケットを提示。
なかなか古い電車。むかーしの私鉄みたいな感じ。これで2.5時間走るのか、、と一抹の不安がよぎります。箱根登山鉄道すら私は飽きるのに。
出発して、10分ほどで次の駅「旧北門」。ここは小さな公園になっていて昔の駅舎や電車を展示しています。電車旅で一番楽しかったのは、道行く住民や掃除している人、ご老人、旅人が手を振ってくれること。もう二度と人生で会わないだろう人と手を振り合うのほほんとした時間。だが、電車自体、もっのすごい揺れます!のほほんとしていられるのも平地と要所の駅だけ。私は平時より飛行機嫌いを公言しているけれど、あの電車の揺れを2.5時間かける2の往復体験した今、なんでも大丈夫になってきた。復路の電車では前席の欧米系男性が完全にダウンしていたのでよほどです。座席も倒れないし、乗り心地も新幹線ほどよくはない。トイレもなかったようにみえます。対策はしていったほうがいいかと思います。町、畑、熱帯の森と移り行く景色を楽しみながら山に入ってくると、だんだんとあたりが真っ白の濃霧に入っていきます、まるで飛行機で雲のなかにいるような景色の中に入ります。
どこに連れていかれるのか、サンズの川でも見えそうな真っ白。霧の中をぬけると、雲海が広がって雲より上にやってきます。線路のすぐ脇は崖だったりしてなかなかのスリルを味わいました。ガチでけっこう怖かった。途中下車乗車する人たちもちらほらいてハイキングの人たちぽかった。
2.5時間揺れに揺れてやっと着いたのか、9時にでてから11時30ぐらい。奮起湖で一度下車します。奮起湖は、老街もあり、車やバスで来た観光客が多く、駅自体観光スポットになっています。季節になると桜もきれいらし
い。
○お昼
奮起湖名物、奮起湖弁当!2023年情報では125元だったのが、2024年12月現在、なんと190元!台南の友人に話すと「あの高い弁当ね!」という認識。ホテルの一角で売られていて、飲み放題のスープとともに適当に席をみつけて食べる人でごった返しています。味自体は、台鉄弁当と同じぐらい。まわりに類似品を売る店も多くそこだと100元ぐらい。
○散歩
奮起湖駅を降りると左右に道が下っていて、駅を背にして右が観光老街。左が奮起湖弁当を売る飯店とコンビニで、さらに下ると老々街のさらに古い街。ここは日本にも関係あるらしく詳しくはそういうことが書いているだれかの記事を参照。それを抜けると駐車場と森林探査路が続いていてそれもそこまで長くはなく、道もいろいろあるので体力、時間に合わせて散策できる。散策路をぐるっと回って観光老街へ戻ると、名物、ドーナツ屋さん。がものすごい並んでいたので諦め、駅近くの類似品で腹をみたす。お土産に大量に買っていく人を多くみかけました。
もうひとつの名物、愛玉(オーギョーチ)ドリンク。どこの店でも売っているけど駅地下で目の前にベンチがある店が流行っていたのでいただきました。お店の人がよく混ぜてね~って渡してくれて底にゼリーと上にシロップがかかっているので美味しかった!台湾の観光地の人は全力で働いているので小気味がいいです。
観光地のあまりの人の多さに若干疲れ、老道をぬけ、お廟へ。散策道に背丈より高いポインセチアがありました。ポインセチアって熱帯植物なんですね、クリスマスのものだからてっきり寒いところだと思ってた。
あれこれしているとあっという間に時間がたち、帰りも電車。14時半頃発だけど、14時には乗れます。すでに私の席に家族連れが座っていたのでどいてもらった。後で知ったら、帰りは予約しなくても乗れる?みたい。ただ満席のため、ひどい揺れを2,5時間耐えることになります。過酷。ただ帰りはバスも混むので、よほど体力に自信がない限りはバスか電車を予約していく、もしくは一泊するのがおすすめです。私は、今回は終点の阿里山駅までは行かなかったけれど良い森林鉄道経験になりました。
来た道をまた2.5時間かけて揺れに耐えながら嘉義へ戻り、駅前でジーローファンを食べ、そこから自強号で台南へ。
明日から台南3泊(の予定が食中毒でプラス5泊ホテルで伏し続けるのでした…)