優しい人こそ「エンパシー」を
TVで辛いニュースを聞くたび
ドラマや映画で悲しいシーンを見るたび
自分に投影し
辛くなってしまう人はいませんか?
優しい人ほど
メンタルをやられることが多いと思います。
そんな人の参考になりますように。
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「シンパシー」sympathyと「エンパシー」Empathy
「シンパシー」という言葉の方が
日本では浸透していると思います。
杏里さんの「悲しみが止まらない」の歌詞にも出てきました。
同年代の方にはわかる(^_-)-☆
でも「エンパシー」は
あまりまだピンとこない人が多い気がします。
数年前にベストセラーになった
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』と
『他者の靴を履く』に出てきたので
読んだ方はご存知だと思います。
シンパシーとエンパシー
日本語では両方「共感」と訳されることが多いですが
実は全然違います。
「シンパシー」が強い人は
感情が動いて
相手と自分を重ね合わせて
辛くなってしまいます。
例えると、追体験というか
同一化に近いかもしれません。
でも「エンパシー」は
理性的です。
相手に共感しつつも
自分自身とは別のこととして
理性で真剣に考えできることができます。
決して冷たいわけではありません。
これは、カウンセラーなど
プロが身につけているスキルだと思います。
だから仕事を続けられるのでしょう。
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実は、私の実体験から
すごく腑に落ちたことがあります。
それは私が母の付き添いで病院に行っていた時のことです。
担当医にひどい言葉を言われて
モヤモヤしていました。
帰り際に見かけた相談窓口の方に
それを訴えたところ、
全て受け入れて聴いてくださったのです。
それで、私の気持ちはスッキリしました。
そのとき
ああ、これが本当の「傾聴」なんだと実感しました。
人に聴いてもらうだけで救われるということを
はっきり知りました。
その後、上記の本を読んだとき
病院の相談口で
全て聴いてくださった方の傾聴スキルが
「エンパシー」の共感でもあるのだと思い当たり
とても腑に落ちました。
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このスキルを身につけるのは
なかなか時間がかかると思います。
でも、優しい人こそ「エンパシー」を身につけて
もう少し楽になってほしい。
そんな想いをもって、書きました。🍀
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実は、私自身が「シンパシー」が強くて
辛くなるタイプなのです。
私自身にも必要な共感スキルが「エンパシー」です。
医療現場や介護現場などで
普段はプロとして
エンパシーの力を発揮して働いていても
自分の家族のこととなると
シンパシーの方が強くなって
感情的になってしまうでしょう。
それは人間らしさでもあると思います。
だからこそ
心の平安を保つためにも
シンパシーとエンパシーの
両方のバランスが大切なのかなと思います。
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🌈Special thanks to ふうちゃんさん
(表紙イラスト・クリエイター)