🍳比喩は奥が深い
🌟youtuber・日本語教師のはま先生の「比喩」の解説動画が
とても面白かったので、クイズにしてみました!(^^)/
クイズの前に、前提の知識を整理します。
🌟比喩の種類は4つ
A)直喩(シミリ)・・・「まるで~ようだ/~みたいだ」
を使っているので、比喩だとすぐわかるもの
例:まるで天使のようだ。
B)隠喩(メタファー)・・・全然違うものにたとえている。
「まるで~ようだ/~みたいだ」などは使わない。
例:人生は旅である。/○○さんは歩く辞書だ。
C)換喩(メトニミー)・・・よく考えたら違うもの
例:パトカーに止められた。
➡よく考えると、パトカーの中の「警察官」に止められたという意味
D)提喩(シネクドキ―)・・・グループ全体の言葉だが、
実は特定のことを指している。その逆もあり。
例:明日、天気になりますように。
➡天気には、晴れ、曇り、雨、などあるのに、「晴れ」をさしている
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ここで、クイズです!
以下の例文では、上記のA)~D)のどの比喩を使っていますか?
1.「母は太陽のような人だ。」
2.「今夜、飲みにいかない?」
3.映画のCM:「全米が泣いた」
4.朝食はトーストと「目玉焼き」だ。
5.今度の週末、「花見」に行きましょう。
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💡【答え】と解説
1.A)直喩(シミリ)
解説:「ような」を使っているので、比喩だとわかります。
2.D)提喩(シネクドキ―)
解説:この飲み物は、お茶やコーヒーではなく、
ビールなど「アルコール飲料」を指しています。
3.C)換喩(メトニミー)
解説:泣いたのは、全米ではなく、全米の人が泣いたわけです。
4.B)隠喩(メタファー)
解説:目玉のような卵焼きを、「ような」を使わないで表現しています。
5.D)提喩(シネクドキ―)
解説:日本では「花見」の花は、桜を指しています。
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🌟比喩は相手によっては伝わりにくい
「花見」=桜🌸
日本人にとっては当たり前のことでも
外国人にとっては当たり前ではありません。
これを自覚しないと伝わりませんね。
はま先生も、おっしゃっていますが
お笑い芸人さんは、比喩が得意ですね。
それが伝わって初めて面白いわけです。
海外のコメディーを聞いても笑えない
ピンとこなかった経験はありませんか?
私はよくあります。
でもそれは、前提となる文化や比喩の背景を
知らないからなんでしょうね。
日本のお笑いが理解できる外国人は
日本語能力だけでなく
日本文化も良く知っている人とも言えますね。
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🍀今回の記事は、思いきり
はま先生の動画を参考に、部分引用もさせていただきました。
はま先生、許可をいただき、ありがとうございました。<(_ _)>
🌟日本語教師のはま先生は
日本語教師のために、役立つ動画を配信しています。
特に、これから日本語教育能力検定試験を受験する予定の方には
超おすすめです!
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※人によって比喩の定義や分類が違うようですが、
日本語教育能力検定試験に関しては、
日本語教師のはま先生の解説で十分だと思います。