世界で1つだけの絵本を作ってみた
わたしは、ここ数年ストアカにはまっています。
ストアカとは、学びのプラットフォームであり
料理や顔ヨガ、デザインやコミュニケーションなど
さまざまな講座があり、気軽にいろいろなことが 学べます。
noteもストアカのnote講座を受けて始めました。
実は、わたしはストアカ講師でもあります。
でも、講座開催より 受講数の方が 圧倒的に多く
インプットばかりで、アウトプットが少ないので
最近受けた素敵な講座のレポートを書くことにしました。
* ** *** ***** * ***** *** ** *
『初めての絵本創作ワークショップ』
~絵本で語る、あなたのストーリー~
◆小川こころ先生について
プロフィール:
楽器メーカーの営業職から、もの書きに転身。
新聞記者8年半、コピーライター3年を経て独立。
現在は文筆家、ライター、文章講師として活動中。
「文章スタジオ東京青猫ワークス」代表。
絵本出版にも多く携わり、造詣が深い。
絵本の蔵書は5000冊以上。
◆はじまりは
思いがけず
こころ先生直々の
絵本読み聞かせから始まり
嬉しいサプライズでした。
それは
その後の絵本作りのヒントとなるように
厳選されたものでした。
* * *
『あおくんときいろちゃん』は、
2色の色紙をちぎっただけの主人公です。
つまり、絵が苦手な人は絵を描く必要もないのです。
人間の想像力を使えば
いかようにも物語を紡ぐことができるのです。
『ドアがあいて・・・』は、
ずっと場面が変わらないのに
物語が進んでいきます。
光と影の表現も絶妙で
読者に想像させて
最後に余韻が残るものでした。
『ぼくがラーメンたべてるとき』では
はじめは、平和な日本の子どもの日常が続きます。
そのあと、海外で働いている子どもたちになり
最後は、倒れて動かない子どもが描かれています。
そこには、風が吹いていて
はじめの平和な場面にも
風が吹いているのです・・・
絵本は、想像もつかなかった世界へいざなってくれる。
子どもに「戦争はいけないことだ」と話すより
ずっと強いインパクトとメッセージを与えてくれる。
絵本の限りない可能性と魅力を感じました。
◆いよいよ絵本作りスタート!
その後、こころ先生から
絵本の型とコツについて
簡単なレクチャーがありました。
まず、絵本のコンセプト、
誰に何を伝えたいかを考えて、
次にキャラクターを決めます。
登場キャラクターに
動物が多く描かれているのには理由があります。
動物なら、性別を超えた主人公になり
多くの子どもたちに読んでもらえるからです。
ストーリーは
王道の「起承転結」です。
一番の肝は「承」ということで
この部分をどうするか悩みました。
空想の世界の「ファンタジー」を
取り入れた絵本も多いのですが
私は自分の異文化体験をもとに考えました。
時間軸のルールについても知りました。
左が現在で、右が未来。
あらためて、既存の絵本を見てみると
ほほぅ、たしかにそうなっています。
ざっくりとした構想を
絵コンテに割りふってみると
何とか形になりそうに思えてきました。
そして、まっしろな絵本に
頭の中のイメージを映していきました。
◆魔法の時間
参加者は、みんな素人です。
世界に1つだけの絵本が
たった数時間で形になるなんて・・・
実は半信半疑でした。
でも、一見ムリそうなことを
実際にやれてしまいそうな
不思議なパワーがありました。
いざ、始まったら
参加者それぞれの集中力がすごかったのです。
時間が限られていることもあり
皆、一心不乱に取り組んでいました。
私が、ぼんやりと、こんな感じのことが描きたいというと
こころ先生:「それは、こういうことですか?」
私:「そうです、そうです!」
という感じで、言語化してくれました。
こころ先生は
必要最低限の知識と材料で
参加者の世界観をひきだす魔法使いのようでした。
その魔法使いのスーツケースには
絵本作りに使う材料が
たくさん入っていました。
まっしろな絵本と
色鉛筆やマジック、クレヨン
マスキングテープやフェルトシートなど。
絵本は、普通の彩色だけでなく
コラージュなど、何でも自由なのです。
集中して脳みそが疲れてきたタイミングで
私の好きなクッキーが配られました。
まさに、至れり尽くせり。
◆自作絵本の読み聞かせタイム
最後に、各自の絵本を発表しました。
亡くなったお友だちのことをしのぶものもあり
それぞれの想いが込められていて
すべて、とても素敵な絵本でした。
プロのように上手なイラストが描ける人もいて
才能がもったいないから
もっと発信した方がいい、などと
つい、おせっかいおばさん発言もしました。
初めて会う人たちでも
「絵本の力」と
こころ先生が作る「場の力」で
一体感が生まれました。
これはオンライン講座では
なかなか味わえないものだと思います。
こころ先生のフィードバックも温かく
それぞれのよい所を褒めてくださいました。
みんな満足そうな笑顔で
幸せな空間でした。
手ぶらで来て
帰りは自作の絵本を持ち帰ることが出来る!
こんな講座、初めてです。
* * *
描くスピードは人それぞれです。
私は下書きはできましたが
色付けが途中でした。
仕上げたら
こころ先生にはもちろん
絵本創作の時間を共有した仲間にも
報告するつもりです。
◆受講後インタビュー
ワークショップ数日後
こころ先生に
インタビューを受けました。
あらためて、自分の絵本について
振り返るきっかけになりました。
* * *
私が絵本で表現したかったもの
それは
幸せを探して
世界中を旅したけれど
結局、幸せはもともといたところ
日本にあった。
そして
幸せは外にあるのではなく
自分の心の中にあるもの
だから
どこへ行っても幸せなのだ
と気づいたこと。
タイトルは『幸せはどこに・・・』
私の中の「青い鳥」のような絵本が
できました。
*** ** * ** ***
*自分だけの絵本が作れる講座はこちらです
*小川こころ先生の他の文章講座もおすすめです。
*小川こころ先生のnote
*** ** * ** ***
🌈Special thanks to ももろ illstrator 絵本 さん
(表紙イラスト・クリエイター)