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文学部病と伊豆旅行

先日、友人と伊豆を旅行してきました。

海鮮は美味しいし、景色は綺麗だし、とても楽しかったのですが、中でも感動したのがたまたま通った田子の浦でのこと。

田子の浦に通り掛かったとき、「田子の浦ってどこかで聞いたことあるなぁ」と思ったのですが、正直そんなに栄えてる感じの場所ではなかったし(田子の浦在住の方、すみません…)パンフレットかなにかで見たのかな?くらいに思ったのですが、

一緒にいた友人が「あそこに見えるの、富士山だよ!」とひとこと。

その瞬間、

田子の浦に うち出でてみれば 白妙の
富士の高嶺に 雪は降りつつ

という山部赤人の句を突然思い出し

あーーー!平安時代にはすでにここから富士山見えていたのねーー!!!

と1人猛烈に感動。

正確には奈良時代に詠まれた句のようですが、とにもかくにもこんなところで昔覚えた百人一首で思い出し、感動することになるとは。

昔うた恋という百人一首マンガにハマっていたことも相まって、謎に熱く百人一首を語る私と引き気味の友人氏(笑)

後日、同じく文学部出身の親友にこの話をすると、とても共感してくれたので、これは文学部あるある?文学に興味ある人は共感してくれるのでしょうか。

社会に出て、今の仕事に就いてから自分の専攻の知識が役に立ったことって本当に全くないのですが、たまたま旅行した伊豆で景色+αで感動できたので、やはりいつどこでなんの知識が役に立つかわからないなと。

ちなみに修善寺にも寄り、学生時代たまたま授業で担当になった島木健作の「赤蛙」の舞台になったあたりを偶然通りました。

そこでもガイドブックを読むまで、「赤蛙」の発表をしたことなんて全く忘れていたのに、わかった瞬間鮮明に思い出し、知らずに来るよりも数倍楽しく観光できました。

良い思い出です。

伊豆は他にも文学に関係のある場所があり楽しいですね。

また行きたい。

参考 長岡京小倉山荘サイト内 ちょっと差がつく百人一首講座

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