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9/1 最終兵器彼女、面白くなかった。読んでてつらかった。最高の漫画でした。

久しぶりに日記更新する。何故やめてたかって言うと、急にやる気がなくなったので。平日に日記1000字書くのって難しくない?勝手に1000字っていう制限かけてた俺も悪いんだけど。何故もう一回復帰しようかと思ったというと、自分の想いを吐き出しすぎて久しぶりにnote起動しちゃった。
最終兵器彼女、面白すぎます。もう一回言う、最終兵器彼女、あまりにも面白すぎる。軽い気持ちで漫画ミュージアムで手にとったんだけどそれが間違いだった。全7巻だけど、1巻目の時点で「大体の結末はわかるけどあと6巻もこれが続くの?」と気が滅入ってしまった。俺が好きな「戦争」×「SF」×「ラブコメ」を前面に押し出した作品。今まででこのジャンルで一番刺さったのはGANTZだった。ストーリーが進むと並行に進んでいく玄野とたえちゃんの色恋沙汰が好きだった。この好きな部分、食べ物でいうとケンタッキーの皮の部分みたいなのをふんだんに使用してくれた、というかそれがメインだったのがこの作品。
まず、ヒロインのちせが超かわいい。ビジュアルもそうなんだけど、ドジで内気で彼氏(主人公)を想う純粋な女の子という、キャラを取り巻く要素が全部かわいい。でも、この子が兵器として戦争に派遣される度に少しずつ本来のちせが持っていた平和ボケそのものの考え方、皆に対して優しい性格というのが兵器としての冷徹な性格へと変貌していき、どんどん人を殺すことに対しての抵抗やハードルが低くなっていくのが辛かった。それと同時に、ちせの本来の性格も垣間見えるシーンが時折ある分、完全に兵器に変貌していないとわかるのが辛かった。まだちせが普通の女の子として生きたいと思える描写があるのが辛かった。外国語が話せないちせが、兵器として成長していくうちに流暢に話せるようになっていくのが辛かった。兵器として洗練され第六感が働くようになり、最終的に地球が滅ぶタイミングまで予想してしまい、彼氏にそれを日記で伝えるシーンが辛かった。彼氏と行っていた交換日記にだけ自分が抱える莫大な不安や孤独を打ち明けていることが最後にわかるシーンが辛かった。最後の地球の終わりで、本当に地球が終わったことが辛かった。でも、兵器として強くなり過ぎたちせは死ぬことも出来ず、保護した彼氏と2人で地球を捨てるシーンが辛かった。それがトゥルーエンドと思えてしまうことが辛かった。
7巻を通して全部辛い作品だった。書いてて思ったけど、この作品に面白いという感情は持っていなかった。ずっと辛かった。ずっと絶望だった。でも、ずっと続く絶望の中、懸命に生きようとするちせと主人公シュウジから目を離せなかった。なので、この作品、面白くないです。感動したとかでもないです。ただ、今年読んだ中で最高の作品だっただけ。もう読みたいと思えないのに、こんなに頭の中を支配してる。
結論としては、この漫画は読むべきじゃなかった。
久しぶりの日記、99%が漫画の感想になったわ。

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