台湾BLドラマ「永遠の1位」第3話を本気で見た
インスタなどで公開されるバックステージまで最高すぎる「永遠の1位」。私は普通に中国語がわからないんですけども、ものすごい神経を集中させてインタビューを聞く毎日を過ごしています。ついてくれリスニング力。
そしてついでにOSTを毎日聞いています。いい曲。
さて現在配信の最新話、3話までnoteも追いつきました。それで私は気づいてしまったんですけど、話数を増すごとに時間が長くなってて嬉しい。永遠に金曜日ならいいのに。
今回の題名は「レッスン3 長い間ずっと」。
謎に色気がすごい校医、胃が痛いシューイーに「長生きしたくないのか?胃が弱いのになんで辛い鍋なんて食べたんだ」と言う。ひ、姫……。
そして鍋を作ったシードーにも「お前もだ。死なせたいなら毎日食わせてみろ」と言い、シードーは「もう二度と作らない」と決意します。シューイーを絶対死なせたくないので。
すると、シューイーは「シードーが悪いんじゃない。俺が食べたいって言ったから作ってくれたんだ」と庇ってくれます。シードーさん、いよいよ表情に嬉しさが隠しきれなくなってきている。
おもむろに校医はファイルをバチン!とシューイーのお腹に力強く叩きつけまして「アメリカで飲酒運転すると、そいつに酒を提供した店主も罪に問われる。食べさせたこいつにも責任があるんだよ」ともっともなことを言います。そしてポケットから胃薬を出してシューイーに渡すんだけど、なぜかシードーがさらっと受け取る。これは俺が責任を持って飲ませるということなのか、実は胃薬ではないのか……???
色気ダダ漏れ校医はシューイーに顔を近づけ「刺激の少ないものを食え。もし死にたいなら辛い鍋を食うといいぞ」「……病人を脅す校医がいるかよ」とムッとしながら校医の名札を確認。色気ダダ漏れ校医はペイ・ショウイー。私も秒で覚えました。
ショウイー先生は「こんなバカのどこがいいんだ?」とぼそっと呟く。この時のシードーの「?!」っていう顔が可愛くて笑いました。どうやらショウイー先生はシードーの事情を知っているらしい……。
シードーが「お前は休んでて」と言って、ショウイー先生にちょっと顔貸せよとばかりに合図をして保健室を出ていく。「じゃ、俺たばこ買いに行くわ。とりあえず休んでな」と言ってショウイー先生も出ていきます。
保健室に一人残されたシューイーは、二人のただならぬ関係性を何となく察して「あ、もしかして……おぉ……」と勝手に点と点を線で繋いでしまう。違うの……ちょっと待って……その点(シードー)は、その点(シューイー)で線にしたいからちょっと待ってね……。と思っていたら胃が痛くなって来てベッドの中でうずくまる。痛いは日本語。
保健室を出たシードーとショウイー先生。
シードーは「何でそんな余計な事するんだよ」と軽く咎めると「だって面白いじゃん」「からかうなよ……」「楽しいからいいだろ」と言うショウイー先生。まったくいい性格していらっしゃる。好きです(?)
「お前の未来の結婚相手、容姿は端麗だな」「嫌なのか」「良いのは見た目だけかも」「内面だって良い」「それはどうだか。あいつのことをもっと深く知る必要があるんじゃないのか」「そんなの必要ない。どうせ叶わない恋だし」
とても意味深。何となく、ここでの会話を見るとシードーとショウイー先生は親戚か何かなのではないかと推測されます……義兄弟とか……。
「なんで彼が好きなんだ?」「俺のことを救ってくれたから」
シードーが小学5年生の頃、両親が離婚して父親が家庭を捨てたことが受け入れられず、とても辛かった時期があった。しかし母親のほうが落ち込んでいたこともあって強がっていたという。強がるのにも限界が来て、小さくうずくまってこっそり一人で泣いていた。
そこに現れた同い年くらいの男の子。「どうした?どっか痛いのか?大丈夫?」と日本語混じりに声をかけて隣に座る。ポケットからハンカチを出して「涙と鼻水まみれになってるぞ」と言いながら差し出してあげる。
シードーはぐずぐずと泣きながら「お父さんがお母さんと俺のこと捨てたんだ」と初めて弱音を吐く。すると男の子は「お母さんがいていいなぁ。俺のお母さんは天使になっちゃった」
ずっと腕に顔を埋めていたシードーが顔を上げてハンカチで顔を拭う。
男の子は何を思ったのか「それなら俺のお父さん、あげようか?お父さんと一緒にいても良いことないから」と言い出します。シードーに「自分のお父さんを人にあげるヤツがどこにいるんだ」と言われ、何かを考える。
男の子はシードーの肩に腕を回して「だったら、俺をあげる。必要になった時は呼んでいいからな。ほら笑って。泣くのは時間の無駄だから。頑張って強くなろう」と言って笑いかけるのです……。この男の子も母親が天使になってしまった時、お父さんから同じようなことを言われてきたんじゃないかなと思う。素直ないい子。
すると遠くからシューイー、と呼ぶ声がして立ち上がる。
「また泣きたくなったら肩貸すよ。俺はジョウ・シューイー。サンチャオ小学校の5年生。じゃあね」
つまり、シードーが一番つらい時にそっと寄り添ってくれた男の子はシューイーだったというわけでした。
ここのシーン、今のシードーが幼い自分の隣にやってきて回想し、幼いシューイーを見送る時に今のシューイーが手を振るんですけど、すっっっっっっごくいいシーンでした。シードーの大事な思い出を共有している感じが。
当時のシューイーはただ好奇心で声をかけただけで、シードーがシューイーと同じ小学校に転入するもすっかり忘れてしまっていたという。
でもシードーは確かにあの日のシューイーに救われた。シューイーが肩を貸してくれたから心が軽くなったのでした。
事情は追々明らかになっていくのかもしれないんですが、もしシードーがシューイーを追いかけて転入したのかなと思うと、既にシューイーへの執着心が芽生え始めていたと言えそうです。そして今は大学4年……ということは、じゅ、12年……??
外から戻ってきたシードーは、ベッドで眠るシューイーにそっと手を伸ばして頬に触れようとする手をきゅっと引っ込める。この時の横顔の表情が完璧すぎる。水中でキスはしているのに、こういう時に行けないシードーさん……と思ったんだけど、多分あのキスの後に死ぬほど拒否られたことが相当ショックだったのでは。切ない。
しばらくシューイーの様子を見ていたシードーは席を立ち、「講義行ってくる」とショウイー先生に告げる。「なんだ、休まないのか。献身ぶりを見せて、あいつの気持ちを奪うのかと思った」とちょっとふざけて言うショウイー先生に、今のシューイーに聞かれてないよな!?と焦るシードー。かわいい。そして「俺は、あいつと友達になりたいだけだ」……。
ショウイー先生は「叶わない恋だ……」とさっきのシードーのモノマネをはさみつつ「お前ってドMだったの?あ、でも卒業したらアメリカに行くんだったな。余計なことすんなよ」とさらっと衝撃の事実をお知らせしてくる。マジで?
「やっと友達になれる機会ができたんだ」「あいつの失恋を慰めて、あの日の恩返しでもしようってことか?お前は鶴なのか?それなら資源回収のボランティアでもやっとけ」と辛辣なお言葉。
強がっていても限界が来るものだと身を持って分かっているシードーは、失恋しても自分には強がってみせるシューイーを見て居ても立っても居られない。あの日シューイーが自分に肩を貸してくれたように、自分もシューイーの気持ちを軽くしてあげたいと思っているのかもしれない。
するとシードーも「お前の方こそ、その割れたマグカップを」と、ショウイー先生のマグカップに向かって手を伸ばしますが、さっと避けて飲む。ショウイー先生にとってかなり大事なものである様子。「シューイーのことよろしく」と言って保健室を出るシードー。
ショウイー先生はマグカップを見つめ、ある一人の男の子のことを思い出す。このショウイー先生と少年の物語はシーズン2の「2位の逆襲」で明らかになりそうです。私は完全にショウイー先生の虜になってるので楽しみ。
授業が終わった教室で、いつの間にか復活していたシューイーに、ジョンウェンが声をかける。
「聞きたいことがあるんだ。お前もユーシンのこと好きだろ?」「しょうもない気を使うなよ。両思いになってるのに、何をためらってるんだ?」「でも、俺たちを見てて平気なのか?」「じゃあ俺にユーシンのこと譲ってくれんのか」「……友達のお前も大事だけど、ユーシンのことが好きだから譲れない」
ジョンウェンの本気度を知ったシューイーは「それでいい。譲ったりなんかするな」と言う。そしてジョンウェンは「……ってことは、ユーシンのことそういう風に見てたわけじゃないのか?」と聞く。「俺が好きなのは……お前たち二人だよ!」と、まだ失恋が癒えきれていないのに強がってしまうのがいじらしい。
「女から告白させるなんて男らしくないぞ」「お前のことが心配だったから」「好きな人と両思いっていうのは羨ましいよ。飯でもおごれ」と言って、二人の間にあったわだかまりは解けたのでした。いい子……。
大学で前を歩くシードーを見つけ、声をかけるシューイー。
駆け寄ってきたシューイーに「胃はもう大丈夫なのか」と心配するシードーにうんと頷く。かわいい。
そして、教室でのジョンウェンとのやりとりを報告します。いつも温厚だったジョンウェンが、ユーシンのことは譲れないと強気で即答したことが「嬉しかった」。ユーシンのこと大事にしなかったら殴ってやる、と言うのを見てシードーは笑う。失恋から立ち直れて良かった。
するとビンウェイが二人並んでいるところを見つけ、後輩主催の送別会に誘います。内容は夜に大学構内で肝試しをやるという。
その誘いにシューイーは「行かない」と即答。今回の肝試しはミッションを用意しており、勝者は景品がもらえる。スマホは没収、度胸と頭脳で勝負する。「一緒に卒業前の思い出を作ろう!」
パチン!!と手をたたくビンウェイにビクッとするシューイー、お姫様なうえに小動物っぽさもある。
ここで何かをひらめく二人。シードーはシューイーとの思い出を作るため、シューイーは勝負に勝って自由になるためという異なる動機ではあるものの、参加することにします。人知れずすれ違っている二人。
大学生が泣くほど怖い肝試しに仕上がり、ビンウェイが入ろうとしたところで急にシードーの友達が割り込んで先に入っていきます。勇みますね。
中ではビンウェイと、「もう帰りたい。不気味だし。怖いよー」というやけに棒読みのシューイーがいる。ビンウェイは「俺が守るよ。一緒にいるから、安心して」とキメッキメで言い、なぜかここでキス……えっ……まさか、ビンウェイもシューイーのこと狙ってたんですか……ええ……!?!?と思ったんだけど、シードーがビンウェイに見せつけて警戒してたのを思い出しました。しっかり気づいていたのか……と頭を抱えそうになったところで、ビンウェイの妄想だったというオチ。やけに棒読みだなと思ったら。しかし今の所、仕掛けにビビり倒すビンウェイは果たしてシューイーのもとにたどり着けるんでしょうか……。
一方、独特のマネキン使いで不気味さを演出する中をジョンウェンが進んでいくと、後ろから女性のおばけが脅かしに来る。「びっくりした?」と言って顔を見せたのはユーシンでした。色んな意味でサプライズ。
そして肝試しそっちのけで普通にいちゃつき出す二人を、シューイーが少し離れたところから覗いている。……まだ立ち直れていない……。
すると忍び寄る男シードー、小声で声をかけます。「びっ、くりした……後ろに立つなよ」とおかしなキレ方をしてしまうシューイー。「いやお前が先に行ったんじゃん」と言われて納得するあたり素直です。
ミッションは?と聞かれるが、突然のイチャイチャゾーンのせいで先に進めない。それでも「……順調そうでうれしいんだ」と言うシューイー……絶対に幸せになろうね……。
シューイーは勝負をしていること思い出して「今日は俺が勝つ!」と言って歩き出し、扉を開けると不気味さがヤバいし懐中電灯も点かない。まだシードーいるよな?と思って振り向きます。
「まだいたのか。行けよ」と言いますが、とにかくシューイーとの思い出を作りたいシードーは「俺、怖いんだよね」。あ、やりましたね。この人、絶対怖くない。全然怖がってない。絶対怖いくせに素直になれないシューイーと一緒に肝試しをやるには、自分が怖がっているフリをするのが有効であるとよく分かっている。
そんなシードーの思惑通り、シューイーは「なんだ、お前幽霊とか怖いの?今回の勝負は無しだな。勝っても達成感ないし。一緒に行こうぜ」と言って近寄ってきます。めちゃくちゃトントン拍子。
嬉しくて顔が緩みそうなシードーが立ち止まっていると「どうした?」と声をかけ、シードーの胸にトントンと手を当てると日本語で「大丈夫」と言って「俺がお前のこと助けてやるよ」とドヤ顔。多分だけどここで一番安心してるのはシューイーです。
でもシードーにとってはあの小学5年生の時と変わらず自分を助けてくれようとするのを見て胸がいっぱいになったはず。そしてより一層シューイーを好きになったんじゃないかなと思います。
なぜなら、なかなかついてこないシードーに手を伸ばし「早く来いよ」と言うシューイーの背景を見れば分かります。ライトの形がハートになっている。ちなみにこの技法、おっさんずラブでも使われていたものです。たしか連ドラ版の4話あたりだったかなと思います。春田が部長に告白の答えを言うところで、部長の感情に合わせてハートが割れたり涙の形になったりするやつ。私はこういう小技が大好き。なんとなく作品への愛を感じます。
「心配するな、俺がいる」と言うシューイーは、シードーの視界の中の景色なので、シードーは今キュンキュンが止まらないんだな……っていうのが分かって可愛いやら切ないやら。そしてシューイーが伸ばす手に、自分の手首あたりを乗せる。ここでシューイーの手を握らなかったシードーの気持ちを考えるだけで2週間くらい持ちます。
ここでシューイーの手を握ったら友達でいることに満足できなくなるかもしれないとか、今まで頑張って自分の気持ちにブレーキをかけてきた分、その反動が怖いとか。あと、ドキドキしちゃってるから手汗を気にしてたりしてもかわいい。1ヶ月いけるな。
シードーの手首をつかんで歩き出したかと思ったら「俺が後ろを歩いてやるよ」で草。普通に盾。
さて未だにビビり倒すビンウェイ。全然進んでいない。そこに通りかかるシードーの友達。「何だよ」「シードー見た?」「シューイー見た?」
ここでもまた察せるのが、やっぱりシードーの友達はシードーのこと好きだね……?!っていう。とにかく怖すぎてシードーの友達捕まえて一緒に行こうとするの笑った。
シードーとシューイーは保健室に。
何でミッションを保健室なんかに隠すんだよと文句言いまくるシューイーに、シードーは全然怖くないから適当に相槌を打ってる。
一応真剣にミッションを探すシューイーですが、少しの物音にも「何の音だ?!」とビビる。「風の音だ」というシードー。
「早くミッションを見つけてここを出よう」「うん……ウワッ!びっくりした……」と骸骨にぶつかってビビるシューイーさん。どうした?と聞かれても「ここにいるって言っただけ」と謎の誤魔化しに、何だそれバカじゃんと笑ってしまうシードーさん。もう怖がる素振りやめたね?
「もうここパスして次行こうぜ……」「ここクリアしないと次に進めない」「そっか……」と言っているうちにバン!と電気が切れる。
「!?!?」と多分地図かなにかの紙をぶん投げてバタバタバタと駆け寄るシューイー、怖すぎてドアに飛びついて脱出を試みますが鍵が閉まっている。シードーの「落ち着け」という言葉も聞こえず、火事場の馬鹿力でドアノブを破壊。
おいおい……マジ……やってしまった……と愕然とするシューイーに「やってくれたな、ジョウ・シューイー」。
いや、ここは多分だけど、この保健室のドアに鍵をかけたのは間違いなくシードーですよね。あのシューイーがビビった物音は、シードーが鍵を掛けた音だったんじゃないか。
扉の向こうに向かって「誰かいませんか!開けてください!閉じ込められてるんです!」と大声で助けを求めるシューイー。もはや椅子に座ってくつろぐ勢いのシードーに「10分も叫んでたぞ。水飲め」と水をくれる。
ここでそもそも保健室がルートに含まれてなかった説が浮上しました。策士……。
ぐったりしつつ「何もしないよりはマシだろ」と諦めないシューイー。てかなんで保健室に鉄格子があるんだよと理不尽にキレつつ、シードーに「保健室に詳しいだろ。何とかできないのかよ」と言い出す。
「スマホ無いのにどうしろって?」「……」「警備員が見回りに来るかもしれないし、朝にはショウイーも来る」「なんにもしないのかよ……」
落ち着きと余裕を漂わせるシードーに対し、電話を掛けてみたり(つながらない)、パソコンを見つけてここWi-Fiあるじゃん!ジョンウェンたちを呼ぼう!と一瞬見えた光明もパスワードに阻まれます。
ここ「ジョンウェンたち呼ぼう」って言った時のシードーの顔めちゃくちゃ残念そうで、パスワードに阻まれた時はめちゃくちゃ嬉しそうな顔してました。この人、多分仕組んでます!!!
そうこうしているうちにシューイーの腹が鳴る。
「腹減ったのか」と声をかけられるもどう見ても元気がないシューイーに、シードーが「食べ物があるはずだ」と言って勝手知ったる我が家くらいの勢いで手際よくコンロを用意する。人体模型の中にインスタントラーメン。
「……お前、ペイ・ショウイーが好きなのか。ラーメンの置き場所まで知ってるとはな。いつから好きなんだよ」「お前もしかして」「おいおい、俺の好きな人は知ってるんだからいいだろ。笑わないから安心しろって。で、いつから好き?」
変な方向に点と点をつなげてしまったシューイーさん、シードーの恋バナがどうしても聞きたい。そんなシューイーに、シードーは「ずっと前から俺が好きなのは、お前なんだけど」と言ってしまうのです。
「ふーん、そうだったのか……は?!お前、俺のことが好き?!ありえない」とバッサリ。そしてシードーは「うん。ありえない」とまるで自分の気持ちを切り捨てるように言うのです。
「え、今の冗談だよな?」「冗談に決まってんだろ。勝手にショウイーとくっつけんなよ」「何だよ、口が堅いやつだな……」と恋バナが聞けずにがっかりするシューイー。がっかりしてる場合じゃないんですけど。
シードーはインスタントラーメンを作り、鍋をシューイーの前に置く直前あたりからカメラが切り替わるところが好き。シューイーがシードーの後ろ姿を見てる感じとかがいい雰囲気。
目の前にきたラーメンに「イエーイ」と言って、すぐ食べるシューイー。お姫様。シードーが水をがぶ飲みしていると、シューイーが「お前は?」と聞いてくれます。「俺はいらない」と強がるシードーに食べながらも「これ、最後の一袋か?……一緒に食お」と言う。
二人分ないじゃんと強がって遠慮するシードーに「一人が飢え死にするよりはマシだろ」「気にすんなって」「だって友達じゃん」おっと?!?!?
シードーも「今なんて言った?」と聞き返す。「いらないならいいけど」と二回は言ってくれないシューイーですが、友達というワードを聞き逃すはずがないシードーは「分かった」と言って急に隣に座る。かわいい。
ラーメンが入った鍋を真ん中に置き、シューイーは「いくら友達だからって勝負は続けるぞ。負け続けるわけにはいかない」。そう言われたシードーはじっと見つめ「勝利は譲らない」というのです。すごくいいセリフ。
二人はじゃんけんをして、勝ったほうが一口食べる。シードーが勝ったり、シューイーが勝ったり、あいこが続いたりして二人はラーメンを交互に食べていくのでした。これは最高。ゆっくり画角が広がっていくのも最高。
そして、シードーのモノローグ。
「二人の間に勝敗はない。それが友達だ。……友達のほうが、いいのかな」
ここでタイトルバックが入る。いつもならオープニングで入るモノローグとタイトルバックを今回はラストに持ってきてる。しかも、そのタイトルは「長い間ずっと」。良すぎる。あまりにも。
どうしたらこの引き込まれるような流れの良さを文章で伝えることができるのか分からないんですけど、本当に上手い。どんな目線?って感じなんだけど、すごく視聴者の心をぐっと掴んでいくような仕掛けが沢山あって、細部にこだわりが見えるので私の中での愛が増しました。最高。
というわけで3話でした。
予告ではシューイーにショウイー先生が絡んできたり、シードーがシューイーへの愛が溢れてとまらなくなりそうになってたりと楽しみ過ぎる。
今回もお付き合いいただきありがとうございました!