高田晴菜さんの個展“Breath”へ行った話
小雨の降る中、歩き、乗車、降車、そして
心の中でスキップをしながらたどり着いたのが
個展の会場である美容室 ya hair&plants
お店が2階にあるので
(ここで合ってるよな…?)
と、ちょっとドキドキしながら階段を登っていく。
到着したのが開店して10分くらいだったからか、
店内が混み合う様子もなく、スッッと入店。
入口にいた美容師さんにカットではなく
個展を見に来たことを告げ、鑑賞スタート。
この美容室には植物が飾ってあり、
販売もしているそうだ。
ほっそいアスパラガス…?がこちらを見ている。
繊細そうな見た目の割に力強いじゃないか。
そんなちょっと個性的なかわいい植物たちの隣に、
友達みたいに馴染むように写真が飾られている。
写真がドォオォーン!と主張する展示ではなく
空間に馴染む展示。
気づいたら居た、的な感覚。
被写体のカノジョの雰囲気もあって
存在が少し曖昧で、ふわふわした
妖精っぽい感じがした。
あぁそうだ、
店内は通路が狭いので、
複数人で同時に見て回ろうとすると
RPGみたく強制的に1列でゾロゾロと歩くことになる。楽しいぞ。
ぐるっと空間を堪能した先に、
最後に感想を書いてみませんか?ノートがある。
こういうのめっちゃ書き残したい派。
ただ文章をその場で
考える→出力する(書く、発表するなど)
ってのが昔からどうにも私は下手でな。
『すごく良かったです!』しか書けんのだよなぁ。
まぁ今回も5分ほど悩み
ペンを握りしめたり回したりしながら
そんな感じのことを2〜3行ほど走り書く。
これで足あとは残せただろうか。
購入したステッカーを握りしめながら
階段をくだっていった。
外は傘がギリギリいらないくらいの曇り空。
でも私の手の中には彼女の青空があった。
いつかきっとふっと思い出す記憶ができた。
あなたの作品が好きです🌱また会いたいです。