Hi-NRGというジャンルにどハマりした話 #1
みなさんごきげんよう、onakaskiです。
突然ですが、「Hi-NRG」をご存知でしょうか。
簡潔に言えば音楽ジャンルの一種で、のちのユーロビートに繋がる重要なジャンルです。
主に80年代半ばから洋楽シーンで流行したそうなのですが、リアタイ世代じゃないので私もよくわかっていません。
(直撃世代の詳しい方はコメントをお願いいたします…)
そんな「Hi-NRG」に一時期どハマりしてしまって、その勢いでYouTube Musicにプレイリストを作ったのです。
未知のレトロとの遭遇、そしてそれに魅了された私のプレイリストをご紹介いたします。
総曲数の関係上、3曲ずつ紹介していきます。
プレイリスト全体はこちら。
01. Lime - Wake Dream
Limeというカナダのディスコバンドが1982年にリリースした楽曲。
まず、冒頭の時点から衝撃を受けた。
現代のダンスミュージックとはまるで違う。
音色は極めてシンプル、音数も少なく感じる。
音作りもミックスも最低限だが、楽曲としては破綻していない。
歌詞としては「ヤクがキマってる人の独り言」みたいな感じ。
02. Patrick Cowley - Menergy (fea. Sylvester)
70年代のディスコ作曲家パトリック・カウリーと同年代の歌手シルヴェスターによる楽曲。
シンセサイザー黎明期という感じの実験的な音色がとても面白い。
おそらくドラムもメロディも手で弾いているため、リズムにズレがある。
が、全く不快ではない…それどころか聞いていて楽しい。
この時代の曲に共通することだと思うのだが、1曲の長さが(今と比べて)長い。人によってはしつこく感じるほどかもしれないが、筆者はそういう曲をたくさん聞いてきたのでむしろ好きだ。
03. Patrick Cowley - Right on Target (feat. Paul Parker)
同じくパトリック・カウリーと、アメリカのHi-NRGシンガーであるポール・パーカーによる楽曲。
この曲、聞いていて何か違和感を感じないだろうか?
実はこの曲、少しだけピッチが低いのだ。
専門的に言えば、この曲はA=432Hzでチューニングされている。
世に出ているほとんどの楽曲はA=440Hzなのだが、Hi-NRGにはしばしばこのA=432Hzでピッチが少し低い楽曲が登場する。
これに関しては調べてもよくわからなかった。現代でもA=432Hz派閥が(ほとんど宗教のようなものだが)存在するが、そことの関わりも不明。
このちょっとした特徴が、本楽曲から異彩を放たせている。
今を生きる私たちとって、日常的に聴く音楽はどれも流行りのものです。
しかし、たまには気分を変えて過去のヒットソングやムーブメントをなぞってみるのもアリではないでしょうか。
それではこのへんで。
またお会いしましょう。
(続く)