【ケアンズ旅行記】~子連れ5人家族~②
2日目はフランクランド島の無人島ツアーに参加しました。
2日目
🌕 ツアーに決めた理由
2日目の朝は、わくわくが止まらない子供たちに起こされてスタートです。
前の日にスーパーで買った食材を広げて、簡単サンドイッチをパパッと作成🥪 さらに、フルーツとヨーグルト、日本から持ってきたインスタント味噌汁をお湯に溶かして、朝食は完成です。
この日、申し込んでおいたアクティビティは、
フランクランド諸島(ノーマンビー島)の無人島ツアー。
フランクランド諸島(ノーマンビー島)とは、1日の上陸可能人数が100人と制限された無人島なのだそうです。その中でも大きいノーマンビー島に上陸してシュノーケルや島散策ができるというツアー。決め手となったポイントとしては、
日本語が通じるスタッフさんがいること
ウェットスーツの無料貸し出しがあること
ガイド付きのシュノーケルができること
SUP、カヤックの無料貸し出しがあること
解説付きの島内散策ツアーがあること
人が少ないこと
ホテル送迎があること
乗船時間が少ないこと
海に入るということで、万が一のことに備えて日本語が話せるスタッフさんがいることがまず第一条件でした。
それと、我が家の長男はとても酔いやすいタイプでして、乗船時間はとにかく短い方がベター。調べたら、フランクランド島ツアーの乗船時間の半分は、揺れない川なのだそうで、これはいいんじゃないかと思いました。
船の揺れってどのくらい?という点は、グレートバリアリーフのオプショナルツアーを探されている多くの方が気になるところだと思います。
個人的にはだいぶ揺れると思っています。各社、そこまで大型船ではないですしね。と言うのも、実は体験済みでして、私がまだ大学生だった時に、当時付き合っていた彼氏(今の夫です)とグレートバリアリーフのダイビングに参加したことがありました。
その時、だいぶ船酔いまして…、潜る前に私がリバースしました😂 リバースしたものに群がる魚たち……シュールでした笑
話はそれましたが、我が家にとってこのツアーは、いろいろ良いポイントを押さえていくれているツアーだったのです。5人分のツアー代はお高い出費とはなってしまいましたが、こちらのツアーに決めました。
🌕 出発
準備を終えてホテルの前でお迎えの車を待っていると、時間通りに小さなバンが到着しました。ドライバーさんは日本人の方で、書類の記入方法など教えてくれました。
私たちはどうやら最初のピックアップだったみたいで、「あと二軒ホテルを回ってから港に向かいますね」とのこと。
その言葉通り、市内の他のホテルを何軒か回って他のお客さんもピックアップ。集まったメンバーは、私たち家族ともう一組の日本人グループ、そして欧米の方々のグループです。車内はどことなく和気あいあいとした雰囲気になってきて、期待感も高まります。
他の方のブログで見た情報だと、市内で大きなバスに乗り換える場合もあるらしいけど、この日はずっとこのバンで行きました。
1時間くらい走ると、バンはディーラル港に到着。と言っても、建物なんて何もなくて、自然がそのまま残っているような場所です。木々の間を少し抜けると、桟橋が現れ、その先に船が停まっていました。
桟橋では陽気なオージーたちが「welcome !」と手を振りながら迎えてくれました。船に乗り込むと、思っていたよりも広々としていて驚きました。そして、日本人のスタッフが「日本人の方は2階へどうぞ」と案内してくれます。どうやら日本語で説明をしてくれるスタッフがいるらしく、細かい説明をして下さるのだそう。安心、安心~👍
私たちは案内に従って2階の席へ移動。乗客が全員そろって、いよいよ船がスルッと滑るように出航します。
まずはホームページに書いてあった通り、川を下っていきました。川の区間はほとんど揺れなくて快適そのもの。
ここで今日のスケジュールや注意事項を説明してくれる時間がありました。担当してくれた女性スタッフさんは、明るくて親切で説明の内容もわかりやすくて、さすがプロです!
ひと通りの説明が終わると、1階に移動です。1階はソファ席がいくつも並んでいました。私たち家族も1つのソファをゲットして、のんびり座ります。
するとすぐにアナウンスがあり、ウェットスーツやフィンの貸し出しタイムがスタートしました。
陽気なオージーが、「これどうですか?」とサイズを見ながら1人1人手渡してくれるのですが、その選び方が本当にすごい!私たち家族5人全員、ぴったりサイズを一発で選んでくれたんです。こういうところ、ほんとプロの腕前を感じます👀
ケアンズは常夏と言えど、真冬の海はウェットスーツなしでのシュノーケルだとおそらく寒かったはず。私はウェットスーツに長袖のラッシュガード、レギンスがあっても、少し冷たいなと感じていました。寒がりな方、ご参考下さい。
さて、貸し出し&試着が終わると、再びソファ席へ。今度は温かい飲み物のサービスが始まり、ホッとひと息つきます。
船が川から海へと出ると、少し揺れ始めました。快晴だった天気もちょっと怪しくなってきておりました。酔いやすい息子に視線をおくると、心なしか元気がないような…。
ですがわりとすぐに目的地のノーマンビー島が目の前に見えてきました。空も晴れて、その美しさと言ったら、言葉じゃ伝えきれない。青い海と白い砂浜、まさに絵に描いたような海でした。
🌕 上陸
ノーマンビー島の一角には、ちょっとした休憩スペースがありました。といっても、屋根があって、その下にガーデンテーブルがいくつか並んでいるだけの簡単な場所です。それでも、ここに荷物を置けるのはありがたいですね。
他の方のブログだと「混んでて座れなかった」なんて話もあったけれど、この日は運よく全員ちゃんと座れたみたいでラッキーでした✨
荷物を置いたら、さっそくウェットスーツを着て、さらにライフジャケットも装着。8月のケアンズの海はちょっとひんやりするけれど、そんなの子供たちは気にしておりません。むしろテンション爆上がり⤴で、海に飛び込んでいきました。
特に息子はもう大はしゃぎ! まるで水を得た魚のように、バシャバシャと泳ぎまわっています。ウェットスーツも浮き輪もあるおかげで体が浮くから、楽しさ倍増なのだそう。気づけば旦那と二人で、結構沖の方までスイスイ行ってました。
一方の私はというと、長女と次女と一緒に浅瀬でのんびり。次女がちょっと水を怖がっちゃいまして😨
浅瀬で子どもたちとパチャパチャ遊んでいると、日本人スタッフのお姉さんがまた来てくれました。
「私が浮き輪を持って泳いであげるから、一緒に沖の方まで行ってみよう! 沖の方はね、人が少ないからもっと水が透き通ってて、きれいな魚とかサンゴもよく見えるよ😊」
神かな!?✨
長女も「行ってみようよ、楽しいよ!」と説得してくれたんだけど、次女は頑固一徹。「行かないもん!」の一点張り。困ったなあと思っていたら、お姉さんがニッコリして、
「じゃあこれで遊んでみる?」
差し出されたのは、色とりどりの砂場道具セット!それを見た次女の目がキラッと輝いた瞬間、すべてが解決しましたね笑
次女は大きな砂場そのもののビーチではしゃぎまくり、スコップやバケツを駆使して夢中で遊び始めた。うーん、せっかく世界遺産の海に来たのにこれでいいのか?と思わなくもないけれど、まあ本人が楽しそうだからOKということで。
一方、私は長女と一緒にお姉さんの後について沖の方へ少し泳いでみることに。浅瀬を抜けて進んでいくと、なんとまあ、水がクリア!
そこへ突然、海の中を悠然と泳ぐウミガメが現れた。長女と目を合わせて「すごいね!本物だ!」と興奮。ウミガメと一緒にしばらく泳ぐなんて、普段なら絶対できない贅沢な体験。これは一生モノの思い出だなあと、心の中で感動していました。
海を満喫した後は、ツアー主催者のスタッフさんたちがSUP(スタンドアップパドルボード)やカヌーを貸し出してくれるサービスが始まりました。
これがまた人気! 言語は通じなくとも、みんな譲り合いながら気持ちよく使っていて、和やかなムードでした。
息子はSUPに挑戦。初めはバランスを取るのに苦労していたけれど、コツをつかむと得意げにパドルを操ってスイスイ進んでいっちゃいました。親としてはこういう姿を見るだけでほっこりします😃
本当にあっという間にお昼時。お腹がすっかりペコペコでした。砂浜でスタッフさんたちがビュッフェスタイルのランチを準備してくれていて、私たちは簡単に体を拭いてそちらへ向かいます。
カラフルなサラダにエビ、オージー料理やパンやフルーツまでずらりと並んでいて、目にも楽しい。子どもたちも「これ美味しい!」「これも食べてみて!」とテンション高め。
海風を感じながら青空の下で食べるランチは、何を食べても格別に美味しい気がしちゃいます。
ランチを食べ終わった後は、またも自由時間。けども、スタッフさんによる島案内ツアーもあると聞いて、そっちに参加してみることにしました。
無人島の探検とか、ワクワクが止まりません笑
スタッフさんが先頭に立って、島に生えているマングローブの木について日本語で説明してくれたり、この島ならではの自然の話をしてくれたりして、すごく興味深い話を聞かせてくれました。
普段は聞けない話ばかりで、「へえ~、そんな仕組みなんだ!」なんて思いながら聞いていました。
そんな中、スタッフさんが「あちら!あちらを見てください」と指をさす。
その先に見えたのは……なんとクジラ!🐳 潮を吹いているのがハッキリ見える!しかも一度だけじゃない。「あ、また見えた!」なんて声が上がって、何度もその姿を見られて大感動。まさか野生のクジラまで見れるなんて、これはもう贅沢すぎるツアーですよね~👍
でも、そんな楽しい時間もつかの間。
急に雨がポツポツと降り始めてしまいました。天気がコロコロ変わる日です🌀
私たちは慌てて休憩スペースまで戻ることに。その中で雨宿りをしていると、わりとすぐに雨は止んだだのですが、帰りの時間も近づいていたので帰り支度をすることに。
一日のツアーがこんなにあっという間に終わるなんて、本当に楽しい時間って早く過ぎるんだなぁと、改めて感じました。クジラにウミガメに美しい海、みんなで笑ったり感動したりした思い出がたっぷり詰まったこのツアー。
また来たいね、今度はスタッフさんの探検ツアーで聞ける話を全部聞きたいね、そんなことを話しながら、お迎えの船に乗り込んでいきました。
朝から海で泳いで遊び、すっかり冷えて、船内は寒い寒い🥶。「こんなに寒くなるなんて思わなかったよね」と旦那と苦笑い。厚手の上着でも持ってきていればよかったけど、あのカンカン照りの太陽の下でそんな準備なんて思いつきもしなかったのです。
限界を感じた私は、意を決してあの親切な日本語を話せる女性スタッフさんに声をかけてみることにした。
「すみません、何か羽織れるものがあれば貸していただけませんか? タオルでも何でもいいんですが……」
すると、彼女は少し考えてから、
「貸し出し用ではないんですけど、予備のタオルがあるので、それでよければ!」
と言って持ってきてくれた!そのタオルがもう、神の救いのようにありがたかったです。一枚肩に羽織るだけで、こんなにも違うのかと感動~。スタッフさんの優しさに感謝しながら、寒さが和らいだおかげで、少し体が楽になりました。
すぐに寝てしまったのか、気づけば船は川の穏やかなエリアに入っていました。揺れも少なくなり、スタッフさんたちが軽食や飲み物をサービスしてくれました。私たちもあったかいコーヒーとココアをいただきました。
港に着いて、みんなで荷物を持って船を降りると、行きと同じバンで同じ運転手の方が待っていてくれました。バンに乗った瞬間、安心感からか全員ぐっすり眠り込んでしまっていました😂
フランクランド諸島ツアー、楽しかった~!
(終始お世話になった日本人スタッフのナナミさん、ありがとうございました!!)
さてホテルに戻った私たちは、スーパーへ夕飯と明日の朝食の買い出しに。ほんと、スーパーが近いって最高です。
パパッと夕飯を済ましたら、私にはまだ大事な仕事が。
それは洗濯!荷物を減らすために必要最低限の服しか持ってこなかった上に、今日使った濡れた水着やタオルをそのままにしておきたくないので、部屋についている洗濯機をフル活用して、どんどん洗濯します。乾燥機に入れられるものは全部入れて、乾燥機に入れられない水着やラッシュガードは部屋に干しました。ランドリー付きの部屋って最高です😂
その後は、ふかふかのベッドに倒れ込むようにして、「このホテル、本当に最高だなぁ」と思いながら眠りにつきました。
こうして、充実した2日目が無事に終了。
さて、3日目はもう1つの世界遺産"キュランダ"と、コアラ抱っこ、夜行性動物ツアー、そして南十字星を見る予定です。
ぜひぜひ、お楽しみに✨