失速する家電ブランドとブームの終焉—時代に追いつけなかった企業たちが抱える未来への課題
Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。今週のまとめを貼らせて頂きます。
————————————————————
失速する家電ブランドとブームの終焉—時代に追いつけなかった企業たちが抱える未来への課題
————————————————————
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
#トレンドクリップまとめ 2024/11/1
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
かつて北米市場で大成功を収めた船井電機が破産の危機に瀕し、Instagramで人気を博していたキャンプブームも今や終焉を迎えています。時代の流れに適応できなかった家電ブランドと、一時の流行に終わったブーム。これらの事例は、時代に先んじたトレンドの重要性を浮き彫りにしています。変化を求められる一方で、生成AIや自動運転、スマート農業など、私たちの生活を革新し続ける技術も登場。時代の流れに乗り遅れないためには、どのような姿勢が求められるのでしょうか？
（タイトルとリード文は無料のChatGPTにて作成しました）
⭐️時流関連トピック
⚪︎家電ブランド終焉
船井電機が破産へ。「北米の成功者」が見つけられなかったテレビの次。かつては米小売り大手ウォルマートと提携し、大きく販売を伸ばして北米開拓の成功者とも称された船井電機。その後、中国勢が低コスト競争を仕掛けてきたことでシェアを落とし、赤字基調が続いていましたが、遂に破産へ。時代の変化についていけなかった事例です。国内家電関連ブランドの多くが、海外資本へ売られました。
⚪︎キャンプブーム終焉
もう一つのトピックはブームの終焉です。キャンプブームは終わったと嘆くのは、アウトドアブランドの新入社員。ソロキャンプ生活をInstagramで投稿をすれば、自身のフォロワー数の倍以上の人たちが見てくれていました。ところが、今はフォロワーの数も見られないそうです。ブームは終わったんだと、悲嘆しています。
⭐️生成AI関連トピック
⚪︎AIエージェント
自律型｢AIエージェント｣、ChatGPTなど対話型と何が違うとの解説記事に注目です。具体的な指示を出さなくても自らの判断で仕事をする自律型の人工知能（AI）が登場し始めました。「AIエージェント」とも呼ばれ、国内外のテクノロジー企業が機能開発を競っています。
先行した、OpenAIのo1モデルでさえ「旅行計画」のテストでは15.6%しか成功できません。計画のステップが増えるほど、LLMは最初の目標を見失っていく傾向があるとわかりました。 まだ人間には程遠いレベルです。条件（予算など）をきちんと参照せずに計画を立ててしまうようです。
一方、既に製品化で一つ跳び抜けたのは、セールスフォースです。 生成AIは、単なるチャットボットから大きく進化しており、「空港でのレンタカーの予約の確認から、企業の営業現場における見込み客の選定」といった多様なタスクを実行できるAIエージェントの普及に取り組んでいます。
目を転じて国内では、富士通のAIエージェントが話題です。指示なしで会話から作業を推測・実行します。ビデオ会議の会話から必要な業務データを推測し、ほかのAIに指示して議論に役立ちそうな資料などを自動作成する。指示を受けて文章や画像を生成する対話型に対し、自律型は必要な業務を自ら見つける事ができるとの事です。
⚪︎ローカルLLM
ネット接続がなくても動作する「ローカルLLM」に期待です。PCなどの端末上で動作するLLMです。インターネット接続がなくても端末単体でAIチャットを実現できます。情報漏えいの可能性が低く、企業や個人が安心して利用できるサービスとして注目されています。
⚪︎アプリケーション
千葉県柏市教育委員会は、生成AIで児童生徒の悩み相談を24時間体制で支援します。深刻化する子どもの悩み相談に対応するためZIAIと連携し、同社が開発した「悩みチャット相談システム」を市内の一部小中学校に試験導入します。今後の経過に注目です。
⚪︎自動化
Anthropicはマウスとキーボードを操るAI機能「Computer Use」をローンチしました。今回のリリースで最も注目すべき進展は、Claude が人間のようにコンピュータを使用できる新機能です。画面を操作し、ボタンをクリックし、テキストを入力することができます。人に変わって業務を自動処理できる時代の到来が予測されます。
⭐️EV・自動運転・ロボット関連トピック
⚪︎EV
自動車部品製造のアイシンはスズキに「EVの心臓」を供給します。 EV向け駆動装置「イーアクスル」を2025年からスズキに供給します。スズキがインドで生産する同社初のEVに搭載し、走行性能などの向上につなげます。
EV化などでは、競争の焦点はエンジンからソフトウェアにシフトしています。 かつてエンジンの性能の良さを競っていた自動車メーカーですが、競争する焦点がエンジンではなくソフトウェアに変わりつつある現代では、トヨタなど大手老舗メーカーが苦戦を強いられています。
⚪︎自動運転
テスラは「FSD」という自動運転機能 ADASを提供中ですが、このシステムの欠陥により死亡事故が起きた可能性が高いとされています。この問題を重く見た米運輸省道路交通安全局（NHTSA）が、調査を開始したとの事です。この裁定結果によっては、テスラのロボットタクシーの展開が遅れる可能性があります。
一方、国内では。トヨタとNTTが自動運転で提携です。トヨタ自動車とNTTが車向けのソフトウエア開発で手を組みます。走行中のデータから人工知能（AI）が事故の可能性を予見し、車両を自動で制御するシステムを作ります。2028年をめどに実用化を狙います。
⚪︎ロボット
トヨタ(TRI)とボストン・ダイナミクスが汎用人型ロボットを共同開発します。 この共同研究では、TRIの大規模行動モデル（LBM）とBoston Dynamicsの人型ロボット「Atlas」を活用した汎用の人型ロボットを開発します。
⭐️SIer・IT・SaaS(BtoB)関連トピック
サムスン、AI半導体製造で相次ぐ顧客離れ、TSMCに流出との記事の背景に注目です。 同社のファウンドリー（受託製造）事業にとって重要な顧客である韓国のAI半導体スタートアップが相次いで台湾積体電路製造（TSMC）にくら替えしているといいます。
⭐️新エネルギー関連トピック
無償に向かう家庭用蓄電池設置、26年見据え東ガス・東電系・KDDIなどが続々参入です。海外では既に始まっていますが、家庭用蓄電池を事業者が遠隔操作し、そこにためた電力を電力系統の需給調整などに使うサービスが日本でも始まりつつあります。先行する 米テスラはヤマダホールディングスの店舗で家庭用蓄電池を販売します。全国1000店の家電量販店で注文を受け付け、ヤマダの住宅や太陽光発電設備との組み合わせを提案します。
⭐️EC・小売・マーケティング関連トピック
米アマゾン・ドット・コムが中国発の格安ネット通販「Temu（テム）」に対抗し、米国版サイトに低価格品を集めた売り場を設ける計画があることが明らかになりました。
インドネシアでは中国の急成長EC｢Temu｣を進出阻止へ動きます。 インドネシア政府はGoogle、Appleの両者に中国発のオンライン通販サイト｢TEMU（テム）｣を国内のアプリストアからダウンロードできないようブロックする措置を要請しています。
⭐️スマート農林漁業関連トピック
数年前から取り組まれていた、スマート農業が花開いています。「テクノロジーの力で農業の未来を変える 」 有限会社アグリマインド 藤巻公史。 最先端技術を使ったトマト栽培と地域交流を展開。セミクローズド温室を導入し、AI・IoTによるスマート農業で高い生産性と環境保全を実現。地域の直売所運営や農福連携も行っています。
「脱炭素の希望となるか「土+菌類」に賭けるオーストラリアの農家たち」とのタイトルに惹かれました。 オーストラリアのあるスタートアップ企業が、気候変動の意外な解決策を見出しました。なんと、菌類が大気中の二酸化炭素を吸着し、地中に閉じ込める作用を持っているという事です。今後の進捗に期待です。
⭐️放送・通信・出版・サービス関連トピック
⚪︎新サービス
海外売上急増中「NOT A HOTEL」。第1ステップは「NOT A HOTEL ABROAD」というサービスで、今年4月からスタートしています。このサービスは、NOT A HOTELの所有者が自身の宿泊権を世界中の提携ホテルの宿泊権と交換できるシステムです。今後に注目です。
⚪︎Apple
夏場に大きく上昇した米Apple関連株が失速しています。新型スマートフォン「iPhone16」シリーズが「期待外れ」との声が広がっているためです。株式市場での旬が過ぎ去ろうとしています。失速のApple関連株、AIブームの先行き示すかと危惧されています。
⚪︎書店
本屋に泊まって、オーナー体験です。イギリスで予約2年待ちの書店型Airbnbが話題です。 本屋に滞在しながら本を売る体験をする。そんなユニークな書店型Airbnb ・The Open Bookが、イギリス・スコットランド南西部ウィグタウンに存在します。
⭐️Web3・メタバース・XR関連トピック
Apple Vision Pro、2024年末に販売低迷で生産停止かとのタイトルに注目です。アップルの当初の高い期待値とは裏腹に、販売低迷が伝えられているVision Proに暗雲が漂いつつあります。生産を大幅に縮小し、2024年末までに現行モデルの生産を停止する可能性があると、The Informationが報じました。Meta社のARゴーグル「Orion」に話題を奪われています。Appleの反撃に期待です。
⚠️Twitterメディア「 #トレンドクリップ」ではトレンドの波及び潮目、時代の変化のサキガケなどの視点でネット情報をウォッチして日々Twitterで発信しています。そして今週のTweetからユーザー反響の高い25項目のTweetに絞って本号の「まとめ」を発行しています。
▶️全てのTweet log及びニュースソースの確認を希望される方は以下のリンクでTwilogにアクセスして下さい。閲覧無料です。
https://twilog.togetter.com/dzd02664_2
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？