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AIから物流まで、未来を切り拓く日本の次世代ビジネス


Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。今週のまとめを貼らせて頂きます。

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AIから物流まで、未来を切り拓く日本の次世代ビジネス
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#トレンドクリップまとめ  2024/9/27
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日本が直面する2025年問題に向けて、さまざまな業界が未来への備えを進めています。東京海上日動の1時間単位のライドシェア向け自動車保険や、花王のマーケティング改革を皮切りに、新たな保険、ヘアケア、AI技術の革新が続々と登場。また、SHEINが牽引するEC市場の成長や、グーグルとアップルが競うAI分野でも次世代技術の開発が加速しています。急成長する物流の無人化や自動運転、デジタルツインといった革新技術も、日本の産業と生活を劇的に変える可能性を秘めています。
(タイトルとリード文は無料のChatGPTにて作成しました)


⭐️保険・金融関連トピック

 東京海上日動、ライドシェア向け に1時間単位の自動車保険を提供。 2025年1月から1時間単位で保険料を算出する自動車保険を販売します。タクシー会社の管理下で一般ドライバーが有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」の事業者向けに業務中の事故の損害を補償するとの事。着々と完全なライドシェア導入に向けて外堀が埋まっていきます。

⭐️小売・EC・マーケティング関連トピック

⚪︎ヘアケア
 花王の高価格シャンプーが計画比9倍の売れ行き。 「機能より情緒」マーケティングも大転換 。新興ブランドに後れを取ってきた花王が、巻き返しを図るために、meltの開発に合わせて、ヘアケア事業の抜本的な改革を開始しました。事業改革とヒット商品誕生の裏側が興味深いです。

⚪︎EC
 パルがTISの「AI骨格診断サービス」を導入しました。 タイプ別におすすめファッション商品を表示します。 利用者の全身や体のパーツの画像を、二神弓子氏が提唱する骨格診断理論に基づいてAIが判定し、似合うアパレル商品を提案するものです。
 顧客提案で絞り込みに対して、格安多品種で勝負なのはSHEINです。「前年比400%越えの成長、普段明かされることのない中国通販サイト「SHEIN」衝撃サプライチェーンを大解剖」とタイトルが踊っています。 SHEINの商品を製造している中国・アパレル工場の社長と親しいディマンドワークス 代表の齊藤孝浩さんは、SHEINは中国・広州のアパレル産業の救世主だと表明しています。

⭐️生成AI関連トピック

⚪︎アプリ開発
 メタが提供しているAIモデル「Llama 3.1」を活用したアプリ開発ツール「LlamaCoder」が人気を集めています。LlamaCoderは、AI企業のTogether AIが開発したオープンソースのウェブアプリケーションです。「計算機アプリを作って」といった指示で、アプリケーションを生成してくれます。

⚪︎新開発
 元Appleのジョニー・アイブがOpenAIサム・アルトマンとのタッグによるAIデバイス開発を認めました。サンフランシスコの一角にAI製品のためのオフィスを構え、Apple時代の著名な部下を含む少人数のスタッフとともにプロジェクトを進めていることが明らかになりました。これは、楽しみです。ヒアラブルの螺旋発展のような物になるのではと予測します。

⚪︎市場
 グーグル、アップルの発表直後に自社AI無料化を発表しました。「今後、AIの発表はありふれたものに」とアナリストが指摘しています。 アップルのiPhone 16の発表後にグーグルがすぐさま反応しました。テック大手はAI開発競争に突入しており、矢継ぎ早の発表が市場の関心を煽っています。
 グーグルは英語版Androidに会話型AI「Gemini Live」を無料開放します。 これまでは有料プランに加入している人だけが利用できたGemini Liveは、自然で流れるような会話スタイルでユーザーをアシストできるグーグルの次世代音声アシスタントです。周回遅れのAppleのSiriの生成AIによる機能アップに注目が集まります。

⚪︎改善
 Google AIによる「ハルシネーション(幻覚)」対策のため新ツール「DataGemma(データガンマ)」を発表です。 DataGemmaのデータベースは、国際連合や世界保健機関、米国疾病予防管理センターなど、信頼性の高い組織からの2400億以上のデータポイントを含んでいます。信頼のデーターベース付きRAGという感じでしょうか。日本語対応が気になります。

⚪︎応用
 弁護士を助けるAI、SupioがシリーズA資金を調達しました。膨大な医療記録を素早く正確に抽出、集団訴訟での勝訴に貢献もしています。シアトルに拠点を置くSupioが開発・提供するAIプラットフォームは、業務に関する弁護士事務所の負担を軽減し、実際に勝訴にまでつなげています。今後、業種業態ごとの生成AIソリューションが発表されて行く事になります。
 応用展開によるデジタルヒューマンにも注目です。「日本一おかしな公務員」AI化プロジェクトが話題です。 前職の長野県塩尻市役所で多くの地方創生プロジェクトを手掛け、『日本一おかしな公務員』の著者として知られる山田崇氏をAI化し、研修プログラムの参加者に24時間いつでもサポートできるようにしています。コンサルタントと研修の間のサービスと言えそうです。今後の成果が注目されます。

⭐️物流・EV・自動運転・ロボット関連トピック

⚪︎自動運転
 自動運転、テスラに負けないと意気込む新興のティアフォーに注目です。OS開放で自陣営500社の実績です。 25年にも公道でのレベル4を目指します。先行する米国・中国の都心でのサービスエリアに対して、狭い日本では、過疎地対策が順当かも知れません。

⚪︎物流
 中国発-普及が進む宅配便業界の無人カート。宅配便業界が無人カートの導入を本格化させています。配送拠点と営業所間の輸送はこれまで人間が行っていましたが、無人カートにすることでコストの60%が削減できるといいます。2025年問題の日本でも導入が不可避です。都市部での自動運転のニーズです。

⚪︎ロボット
 専門家が「夢物語」と呼ぶテスラの人型ロボット計画に注目です。 単純な移動や、物を拾い上げるタスク以上のものを実行できるとは考えにくく、窓やドアを開け締めするなどの複雑な動作の実現には、1年か2年が必要になる可能性があると専門家は語っています。生成AIの導入効果に期待です。

⭐️放送・通信・出版・SaaS(BtoC)関連トピック

⚪︎レギュレーション
 欧州では提供延期の「アップルの生成AI」、苦難の旅立ちです。 欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)の影響で、生成AIのApple Intelligenceを、欧州の全てのiPhoneから取り除くという苦渋の決断を迫られています。アップルひいきな日本向けの進展が加速する可能性があります。

⚪︎OTTO
 「YouTube TV」がNetflixのような「没入感の高いUI」に刷新です。テレビに搭載されるアプリ「YouTube TV」で、番組をシーズンやエピソードごとに整理したり、クリエイターページで予告編を表示したりするようなUIの刷新が行われることがわかりました。日本のOTTO各社も追随する事になりそうです。

⚪︎スマートフォンOS
 中国のファーウェイはAndroidから完全脱却した新OSをリリース間近かとの予測です。 HarmonyOS NEXTとは、ファーウェイが主導して開発するオペレーティングシステム「HarmonyOS」の次世代バージョンです。昨年11月に展開が発表されており、その最大の特徴として脱・Androidが挙げられています。中国国内にとどまらず、世界市場でApple、Googleに次ぐ、第三極になれるかに注目です。

⚪︎衛星通信
 米ベライゾンはAndroidスマホでの衛星直接通信を今秋から無料で利用可能にします。米携帯通信事業者のVerizonは、衛星を利用した緊急通信と位置情報サービスを米国の一部でAndroidスマートフォン向けに今秋から提供すると発表しました。米Skylo Technologiesと提携しての提供です。

⚪︎検索
 “Google検索離れ”が起きているとの指摘があります。若年層は、TikTokやInstagramを使って商品を検索する傾向が強まっているようです。こうした検索シフトの流れを、Googleは脅威と捉えているようです。

⭐️IT・SIer・SaaS(BtoB)関連トピック

⚪︎デバイス
 GPUの革新からAI時代の主役へ。NVIDIAの動向に注目が集まります。 同社の技術は、ゲーミングからAI研究、産業のデジタル化まで、現代のコンピューティングの中核を担っています。同社の特徴や最新の動向について解説しています。特に技術の先読み、投資が的を得ています。

⚪︎次世代チップ
 世界で初めて「データ保存と計算の両方が可能なDNAコンピューター」が開発されました。フォン・ノイマン・ボトルネックと呼ばれる課題を抱えた従来型デバイスとは異なり、デオキシリボ核酸(DNA)を用いることで爪の先ほどのスペースにPC1000台分のデータを保存することができるとの事です。実用化に期待です。

⭐️時流関連トピック

⚪︎医療
 ニューラリンクの視力戻すインプラントに対して米FDAが「画期的」指定をしました。 この指定は、生命を脅かすような健康状態の治療や診断を提供する特定の医療機器を対象としており、機器の開発や検証のスピードを速める狙いがあります。

⚪︎フェムテック
 スマートウォッチで女性向けウェルネスアプリを提供します。 Zepp HealthとWild.AIが提携。ユーザーは手首に装着したスマートウォッチから、生理周期やホルモンの変化に基づいた「パーソナライズされた健康管理ソリューション」が利用できるようになります。


⭐️メタバース関連トピック

⚪︎OpenUSD
 生成AIの次を仕掛け、「OpenUSDの未来」を見据えるNVIDIAです。 “次なる野心”はメタバースでしょうか。仮想空間には何が足りないのか気になります。 同社が追加したAIサービスは、3Dコンテンツの設計や管理向けの標準規格「OpenUSD」(Open Universal Scene Description)に最適化されています。

⚪︎デジタルツイン
 ※ デジタルツインとは、現実世界(フィジカル空間)の情報をIoTやセンサーなどで収集し、サイバー空間(デジタル空間)に再現する技術です 
 メタバースのビジネス応用では、デジタルツインが有力です。市場予測としてはデジタルツインは今後5年で「年間60%」の急成長と見込まれています。しかしその複雑さが課題 となっています。フライトシミュレーターのように、デジタルツインもまず「航空宇宙、自動車、半導体産業などの、複雑な製品や自動化に依存する産業で採用されています。ゲームなどへの応用で、普及するかも知れません。



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