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未来を駆ける技術、揺れる大国――EV・自動運転・生成AIが描く次の時代


Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。今週のまとめを貼らせて頂きます。

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未来を駆ける技術、揺れる大国――EV・自動運転・生成AIが描く次の時代
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#トレンドクリップまとめ  2024/11/15
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世界の技術革新が新たなステージに突入する中、EVシフトを巡り経済大国ドイツが苦境に立たされています。一方で、自動運転技術の実用化競争は加速し、中国や米国が覇権を争います。さらに、生成AIが私たちの生活やビジネスに革命を起こす兆しが見え始めました。電気自動車、ロボット、自律型エージェントといった注目トピックから、激動の時代を生き抜くヒントを探ります。この変革期に、どの技術が次の主役となるのか? 驚きと洞察に満ちた未来の萌芽をお届けします。
(タイトルとリード文は無料のChatGPTで作成しました)


⭐️EV・自動運転・ロボット関連トピック

⚪︎EV
 ついに「経済大国ドイツ」の空中分解がはじまった…EVシフトで大失敗「大失業時代」を招いたショルツ政権の誤算との指摘です。 独EVの推進役のフォルクスワーゲン(VW)
は、EVの失敗で、国内の工場を少なくとも3つ閉鎖すると、労組のIGメタル側に説明したようです。その結果、少なくとも数万人規模の雇用が整理される見通しだといいます。この結果が政権にも影響を及ぼします。
 一時期の好調が伝えられた、中国でEVバブル崩壊との事です。今後の新エネルギー車のけん引役はEVではなくプラグインハイブリッド(PHV)。24年1〜8月期のPHVの販売台数は281万台と、前年同期比で84%増えています。これに対してEVの販売台数は421万台ですが、その伸び率は9.7%と1桁台にまで落ち込んでいます。

⚪︎自動運転
 Amazonが自動運転タクシーを「数週間以内」に展開します。 Googleのライバルになると目されます。 Amazon子会社の自動運転開発企業Zoox(ズークス)が、今後数週間以内に米カリフォルニア州サンフランシスコとネバダ州ラスベガスの市街地にドライバーレスの自動運転タクシーを導入するとの事です。
 米国に並び自動運転で爆速で実用化が進む中国で「愚か者」呼ばわりされる理由とは、との気になるタイトルです。 中国の自動運転車、Appolo Goには、実は、ユーザーからは見えないリアルなドライバーがいます。状況に応じてリモートドライバーが遠隔で運転を続行するようになっています。市中の街路にもサポーターが配備されています。

⚪︎車
 苦境の日産自動車、挑むサバイバルプランで指示待ち風土払拭へ、とのタイトルに疑問符です。 不振の要因にカルロス・ゴーン元会長時代から変わらぬ経営風土があるとの事です。トップダウンによる「指示待ち」が今も染みつき、業界の激変に対応できず苦境を招いとの事ですが、トップダウンが悪いワケでは無く、日本人経営トップのリーダーシップスタイルが日産気質に合わないという事でしょう。最もその気質のせいでゴーン前の不振があったのでは無いでしょうか。

⚪︎ロボット
 ベンチャーのPhysical intelligenceがπ0と呼ばれる汎用ロボット基盤モデルを発表しました。 テキスト指示でAction起こせるVision Langusge Action modelです。デモ映像の洗濯物を収集し畳む動画には驚愕です。いよいよ家庭用ロボットの可能性が見えてきました。


⭐️運輸関連トピック

 JR東海のドクターイエロー、ついに引退です。代替の「営業車検測」がメリットが多いとの事です。25年1月にJR東海所属のドクターイエローが引退します。検査専用車は新造せず営業車に搭載する検測機能で代替します。JR西日本も27年以降にT5編成を引退させて、JR東海と同様に営業車検測に移行する方針です。今後の身の振り方として、鉄道博物館での一般公開に期待したいです。


⭐️Web3・XR・メタバース関連トピック

 iPadで楽しむ拡張現実、手描きイラストがAR空間を動き回ります。 iPadならAR(拡張現実)や3Dの扱いも簡単です。既存のコンテンツを楽しむだけでなく、タッチやApple Pencilの手描きなどを利用した制作も可能です。メタバースのVRChatも、iOSからのアクセスがトライヤルされているので、利用が広がりそうです。気になるVRChatのコンテンツとしては、メタバース図書館があります。実際に訪れてみると、そこは温かな雰囲気のメタバース図書館。本棚には約1万7千冊の「青空文庫」の電子書籍が並び、坂口安吾や宮沢賢治、芥川龍之介といった文豪たちの小説をその場で読むことができるとの事です。試してみたいですね。
 VRの天才の動向にも注目です。パルマー・ラッキー は軍事用MRで再起をかけます。 ラッキーはオキュラスVRを開発し、後にフェイスブックに20億ドルで売却。世間でも大騒ぎになった解雇劇の末に、AI活用テクノロジーを専門とするアンドゥリル(Anduril)を創業しました。Microsoftが手を焼いている軍事用MRゴーグル市場にアプローチです。


⭐️放送・出版・通信・SaaS(BtoC)関連トピック

⚪︎広告
 ABEMAドラマに「後付け」広告です。 AIで商品画像を合成します。 ドラマなどのシーンに広告商品が登場する「プロダクトプレイスメント」で新広告手法の導入が相次いでいます。サイバーエージェントはネットテレビ「ABEMA」で広告商品の画像を合成し「後付け」する技術を採用しました。

⚪︎ ソーシャルメディア
 日本の衆議院選挙では、テレビが選挙報道をやめた結果、保革で「起きた大逆転」 です。若者層は国民民主に託して政治を変えようとしています。その間を取り持ったのはYouTubeです。テレビでも新聞でもない。若者がYouTubeで政治を動かしたと言えます。
 米大統領選挙では、トランプ陣営のデジタル戦略としてポッドキャストを活用しました。選挙戦の終盤、トランプは人気インフルエンサーのポッドキャストに次々と出演。従来の選挙運動では届きにくかった若い男性たちの支持を獲得することに成功しました。
 告知効果が注目されているソーシャルメディアですが、オーストラリアは16歳未満の子供のソーシャルメディアを禁止へと進めています。提案された法律は今年議会に入り、議員が批准してから1年後に発効する、とアルバネーゼ首相は述べています。親の同意に対する免除はないと付け加えています。

⚪︎通信
 「らくらくスマホ」新モデル開発で直面した"ニーズ" が話題です。らくらくスマホのユーザー調査で浮き彫りになったのは、変化を望まない声の大きさでした。実に9割のユーザーが「使い勝手を維持してほしい」と回答しています。老人のデジタルデバイドが問題視されていましたが、若者からも脱落者が出始めています。先行する米国では、若者の間で二つ折りの「ガラケー」が話題になっているようです。


⭐️IT・SIyer・SaaS(BtoB)関連トピック

⚪︎光量子コンピューター
 汎用計算ができる「光量子コンピューター」を日本勢が世界に先駆けて、開発に成功しました。理化学研究所、東京大学、科学技術振興機構、NTT、Fixstars Amplifyは、新方式となる「光」を用いて汎用計算できる量子コンピュータの開発に世界に先駆けて成功したと発表しました。

⚪︎チップ
 三次元LSIの構成・利点を東北マイクロテックが解説しています。 三次元LSIは回路ブロックを構成する部分を別々に切り離し、重ねて、チップ(回路ブロック)間をチップを貫通させた配線で接続する構造をもったLSIとの事。チップでの機能集積として、ムーアの法則をブレイクスルーする技術といえそうです。
 もっとも、デジタルチップを超える、NPUでもGPUでもない、アナログな演算がAIを動かす技術が話題です。スピンメモリスタ〜。一見するとSSDやメモリのようにも見えますが、実はGPUやNPUなどが行うAI処理を1/100の消費電力でこなせる素子です。電気のちからで、デジタル計算を超える処理をアナログ原理で実現します。

⚪︎ヒューマンリソース
 「TSMC」が、エンジニア不足を補うため破格の条件で日本人留学生を募集しています。 「4年間の学費(200万円以上)無料、毎月の生活費(約5万円)支給」。卒業後にTSMCの入社試験を受けることが必須条件ですが、入社できなくても補助金の返済は不要という破格の待遇です。


⭐️生成AI関連トピック

⚪︎新技術
 サム・アルトマンCEOが「次世代AIモデルo2が※GPQAで105%のスコアを達成したと聞いた」とXに投稿しました。開発中の次世代AIモデルが驚異的な性能を備えている可能性が濃厚となっています。
※ GPQAは、AIモデルの性能を評価するテストです。 生物学、物理学、化学の専門家が作成した448問の難解な問題で構成されています。 一般人の検索エンジン利用での正解率は34%、博士号保有者でも約65%で、AIの回答能力を測る適切な指標とされています。

⚪︎新サービス
 Microsoftは「自律型エージェント」を構築できるようになる機能を11月中にリリースすると発表しています。 Copilot Studioは、対話型AIアシスタント「Copilot」の構築が可能なローコード開発基盤です。Microsoftは自律型エージェントについて、これは「新しいアプリだ」としています。OpenAIのGPTsとの比較に注目です。

⚪︎サービスインテグレーション
 Google マップのレビューとのインテグレーションです。生成AI「Gemini」が要約して行き先の情報を簡単に把握可能にします。例としては、検索バーに「友達と夜にできること」と入力すると、夜に友人と楽しめる場所として、隠れ家のようなバーの他、音楽ライブの情報が得られるようになります。生成AIの一般への普及には、このような既存のサービスとのインテグレーションが不可欠とみられます。GoogleとAppleの雌雄を決する戦いとなると予測されます。

⚪︎生成AI検索
 GoogleがAI検索機能を追加です。 Gemini AI プラットフォームにリアルタイム検索機能を追加し、言語モデルが Google Search から最新のWeb情報にアクセスできるようになりました。
 遅れる事、数時間後にOpenAIが「ChatGPT検索」を発表しています。早速の使用レビューの記事に注目です。従来の検索エンジンとは異なり、ChatGPTは関連するWebページの情報を解釈して結果を表示するため、ユーザーは個別のWebサイトにアクセスせずに、必要な情報を一画面で確認できます。

⚪︎マネジメント
 Amazon「後れを取り戻せ!」、数千人でAlexa改良です。独自LLM「Titan」「Olympus」にも取り組みます。率いるのはAmazonシニアバイスプレジデントのRohit Prasad氏。アマゾンは同氏の率いる新たな部門に数千人の従業員を配置します。「AGIグループ」と名付けられています。遅れを組織として自覚しているのは素晴らしいですね。この後に及んで、遅れに画期的な対策の見えないAppleには危惧します。


⚠️Twitterメディア「 #トレンドクリップ」ではトレンドの波及び潮目、時代の変化のサキガケなどの視点でネット情報をウォッチして日々Twitterで発信しています。そして今週のTweetからユーザー反響の高い25項目のTweetに絞って本号の「まとめ」を発行しています。


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