#トレンドクリップまとめ 2023/10/27
Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。
今週のまとめを貼らせて頂きます。
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#トレンドクリップまとめ 2023/10/27
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⚠️Twitterメディア「 #トレンドクリップ」ではトレンドの波及び潮目、時代の変化のサキガケなどの視点でネット情報をウォッチして日々発信しています。そして今週のTweetからユーザー反響の高い25項目のTweetに絞って、分析して、本号の「まとめ」を発行しています。全てのTweet及び情報ソースを確認したい方は最終行に記載のURLリンクでTwilogにアクセスしてご確認下さい。
今週のポイントは、まずは5年前に出版された落合陽一氏の著書「デジタルネイチャー」です。その先進性が話題になっています。また、大学のシラバスの分析により、教科書のランキングや関連性を調査することが容易になっています。ナレッジのUIとして会話ボットが有効かも知れません。
研究の支援ツールとして、@RsrchRabbitが論文関連性を見つけるのに役立ちます。AIの第一人者は、AIの発展について懸念を表明し、AIが人間を超える可能性について警告しています。マッキンゼーの報告書では、AIの一部の機能が来年、再来年にも人間を超え始めるとしています。
国内ではアクセンチュアと電通の競争が続いており、広告業界での位置づけが注目されています。また、iPhone 15のディスプレイ問題や通信会社の動向も話題です。SoftBankのスマボに期待です。トヨタの電気自動車戦略、三菱自動車の撤退、コンビニエンスストアでの電気自動車充電設備の設置についても注目が集まっています。
Microsoft Teamsを使っている会社の文化が懸念されています。CEATEC2023でソニーのARグラスが公開され注目を集めています。キャリア自律についての話題や、大阪府の採用した生成AIを活用したチャットボットの問題発言。外国人材の賃金上昇に関する議論も続いています。国策として人型ロボットの開発を推進すべきです。
⭐️生成AI関連トピック
⚪︎シンギュラリティ・未来予測
落合陽一氏の5年前の著書「デジタルネイチャー」がシンギュラリティの実現前夜の今、再びの注目です。要約すると「デジタルネイチャーとは、テクノロジーの進歩によって<自然>と<デジタル>の見分けがつかなくなる世界。言語を介さなくても現象を現象のままやり取りできるようになる。私達が当然のものと信じて疑わない働き方や幸福観、経済、社会、国家のあり方の限界を乗り越え、新しいあり方を生み出す考え方」との事。この中から働き方について書かれているのが、「人類はAI+VC(ベンチャーキャピタル)層とAI+BI(ベーシックインカム)層に分かれる」未来です。
AIの第一人者ジェフリー・ヒントンは5年以内に、AIは私たちよりも高度な推論能力を持つかもしれない。「AIに支配される日も近い」と語っています。シンギュラリティへの移行は来年or再来年から始まると予測しているのはマッキンゼーです。AI動向に関するレポートが衝撃とコメントがついています。(出典報告書のダウンロードリンクは、下記のURLから該当ツイートをご参照下さい)
さらに、人間に追いつき、追い越す可能性も指摘されています。それはロボットへのマルチモーダルAI(LMM)の投入です。人間は、五感からたくさんの情報を得ることで、自律的に判断して動きます。同じように脳であるAIと、身体であるロボットを神経でつなぎ身体から得られる感覚によって、自律性を獲得させれば、五感で自ら判断するロボットが登場すると予測されています。
⚪︎ナレッジマネジメント
世界中の大学のシラバス(講義要項)を集めて分析してある「Open Syllabus」 集めたシラバスは720万以上。学術知識への完全なディレクトリーいえます。論文でも類似の物があります。先行研究や後続研究を調べるときは@RsrchRabbit がとても便利との事です。論文間の関連性を直感的に見つけることができるので関連論文をまとめる作業がだいぶ捗るとのコメントです。
上記2つのナレッジベースのインターフェイスとして会話ボットの活用が提言されています。具体的にAIに話しかけてナレッジ蓄積する件、作り方の詳細が公開されています。(下記URLから該当ツイートをご参照下さい)これが実現するとApple社のコンセプトである「ナレッジナビゲーター」が実現する事になりそうです。
⭐️放送・通信・出版・広告・SaaS(BtoC)関連トピック
アクセンチュアvs.電通、「異業種バトル」の第二幕 「コンサル・広告の雄」が互いの本拠地に攻勢 とのタイトルが踊っています。アメリカの広告業界専門誌『アドエイジ』によると、実はアクセンチュアは世界のエージェンシーの売上高で、イギリスの最大手・WPPに次ぐ2位につけているそうです。電通のサンサル参入が気になります。
NTT法の改正論議が話題となり、楽天モバイルの鈴木さんが「NTT法を改正したらかといってGoogleやAmazonやFacebookなどに続く企業が通信会社から出てくるわけではない」と言っていたそうです。
衛星インターネットがクルーズ船に搭載です。商船三井クルーズはSpaceXの衛星通信「Starlink」で航海中でも快適にテレワークできるというクルーズ船「MITSUI OCEAN FUJI」を発表しました。
トピックを二つ。ひとつ目は学術論文雑誌の話題です。「生成AIで科学研究を加速」 学術情報エルゼビアCEOのコメントです。査読付き論文を掲載する学術誌の存在意義は大きい、一方で価格高騰や粗悪学術誌などの課題もあります。科学の発展には健全な成果発表が欠かせません。急速に進化するAIの使い方など、学術界の知恵も問われています。
二つ目は、iPhone 15シリーズの一部ユーザーから、ディスプレイの焼き付き問題が報告されています。「iOS 17.1」で焼き付き問題が修正されます。
⭐️小売・EC・マーケティング関連トピック
中国農村のライブコマースでデジタルクローンが活躍しているとの事です。職人に代わってプロ顔負けの営業トークをしてくれます。ファーウェイはライブ配信者にそっくりなデジタルクローンを生成して、LLMを活用することで、視聴者とよどみなく自然な対話ができるようになっているようです。日本では、3Dキャラクターが3次元ディスプレイのGateboxの中からAI接客サービスをしています。フランスの記者が取材に来た折には英語で対応してくれたそうです。
⭐️自動運転・EV・物流・ロボット関連トピック
日本復活の鍵は“スマボ” 孫正義 基調講演 SoftBank World 2021 生成AIの登場で、2年前のこの講演に注目が集まっています。「こんにちは”スマートロボット”。さようなら”ガラケーならぬガラロボット”」人型ロボットに生成AIが搭載されて、いよいよ市場化が見えてきました。
先行する中国Unitreeが開発中の人型ロボット「Unitree H1」を公表しました。高さ約1.8m、質量約47kgと、人の身長や体重に近い。歩行速度は1.5m/s以上で、将来的には5m/s以上も可能とされています。価格は9万米ドル以下。との事。人型ロボットでは日本はホンダのASIMO、ソフトバンクのpepperと先行していながら、その後には米中に完全に遅れを取っています。
EVでは、米国勢のデファクトスタンダード戦略に敗戦です。トヨタ自動車が北米での電気自動車(EV)戦略を見直します。米テスラの急速充電規格「NACS」を採用すると発表しました。米国ではNACSが急速充電器の約6割を占めており、日産自動車やホンダなど各社が雪崩を打って採用を決めたとの事です。これを受けるように、ファミリーマートはTeslaと「スーパーチャージャー・ステーション設置に関する基本合意書」を締結しました。ファミリーマート所沢インター店(埼玉県所沢市)で運用開始。今後も全国に設置を拡大する予定とか。
ガソリン車は淘汰が始まっています。三菱自動車工業が中国市場からの撤退を近く決めることがわかりました。世界最大の自動車市場の中国は、EV=電気自動車へのシフトが急速に進み、苦戦する日系メーカー各社が戦略の見直しを迫られています。この流れから、ホンダは栃木県真岡の生産拠点を25年に閉鎖すると決定しました。 部品の海外での生産、調達にシフトして生き残りを図ります。
⭐️IT・Sier・SaaS(BtoB)関連トピック
社内コミュニケーションツールとしてTeamsを使っている会社はイケテないとの話題です。 ざっくりまとめると以下の4点に集約されるとか。経営面 ・経営層の意志がなく、Microsoftに抱き合わせで無理やり導入させられている。経営層のデジタル意識レベルが低い可能性が高い。等々。この切り口は少なくともIT企業は無視できないでしょう。
⭐️Web3・メタバース・AR関連トピック
ソニーはCEATEC 2023に、アクセシビリティーに配慮した開発品やサービスを多数出展しました。開発品の1つが、難聴者や聴覚障害者向けのスマートグラス型ディスプレーで、いわゆるARグラスです。現状では文字のみの表示です。製品化は未定との事です。
⭐️キャリア自律関連トピック
政府の「新しい資本主義」政策の前提は、労働者個人に職業キャリアを自律的に決める意思があることです。そんな場面で、能力発揮やリスキリング対象の選定を助けるのがキャリアコンサルタントです。その機能に注目が集まっています。
⭐️官庁・自治体関連トピック
大阪府導入の生成AIを活用したチャットbotが間違った回答をしてSNSで拡散され、各種メディアにも広がっています。 素の生成AIでビジネスに投入するのは、キケン以外の何者でもありません。
⭐️時流関連トピック
人手不足の深刻化で外国人材の存在感が増している。技能実習生の平均賃金は10年前の1.4倍。今後は新興国の賃金上昇で、海外の若者が期待する水準も上がる。との事なので、10年後を見据えて国策として人型ロボットの開発を進めるべきでしょう。
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