2025年へ踏み出す勇気
2024年を振り返り。。。。
何が何だったのか
駆け抜けた2024年。いえ、思い起こせば2019年に起業してから、ひたすら、倒れるまで走ってきた
ということを、何年かぶりに感じたのが2024年12月25日くらいからでした。
東京⇔新潟 上越新幹線内でこの風景を見て
ちょっとだけ、あ、2024年の年末だ。と意識したのです。
このように振り返らずに時間が進むことが、人生に何度あるでしょう。
感じとしては、出産し、子供が保育園に通うくらいまでの子育ての期間に似てるかもしれないです。
私は眠ったのか?眠っていないのか?
あれ?育ったの?
あれ、歯が生えてる?
あれ?言葉を発してる~~~。
それくらい、ただただ、あっという間でした。
ひたすら、前進していたつもりです。
と言っても、もしかしたら進む軌道が外れていて、実は走ったらもとのところにといたという、ハムスターの回し車現象だった可能性もあります(笑)
という中で、
当社が本年を迎え様々な企業様と事業についてお話ができておりますのも。
私がこうしておりますのも。
とにかく、あの方、この方、こちらの企業様、ああ・・・感謝し始めたらきりがない 様々な方々のおかげでございます。
心から、本当に、感謝しております!
そして、感謝の気持ちを表すには
「楽々が元気でお客様に喜んでいただける企業となり、成長するしかない」と思っております。
感謝の気持ちを表すために
はい。当社の燕工場は2024年春に「有機JAS認証工場」となりました。
日本市場で希少な「有機栽培のきのこ」を生産する工場として正式に認めていただくことができたのです。
そこで考えました。
起業してからこれまで、コロナパンデミックを越えてここまで生きてこられたこと感謝の気持ちを、社会に。消費者の皆様に。従業員に。そしてステークホルダーの皆様にお伝えするにはどうしたらよいのか。
急いで。少しでも多くのお客様に早くお届けしよう!
それが、いただいた「有機JAS認定工場」で、おいしい、希少な、有機農産物の楽々ひらたけと楽々たもぎたけを作り、皆様に安心して召し上がっていただこうということでした。
そして、茸を作れば作るほどたくさんできる「楽々有機堆肥」(有機JAS農業に使用できる有機適合資材の認証をいただいており、土壌改良や育苗に効果的であることを検証中)をたくさん作り、農業者の皆様にお使いいただき美味しい農産物を沢山おつくりいただこう。
これこそが今迫りくる「農業危機」に少しでも役立ち、社会に還元できる感謝の現し方だ!と思ったのです。
スピンアウト後、初の茸フル生産に振り回された1か月。
しかし!!
起業時に当社は「キノコ栽培用施設」として作っておらず。
11月末から「菌床培養室」で生産トライアルするも、う~~ん。と頭を悩ます時間がありました。
当社の菌床製造は非常に軽微な施設で簡単。
でもキノコを栽培するときに必要な「換気」「加湿」に不足があるのは当初から理解していました。
そこで、10年近いおつきあいになる強い味方の地元企業マルテク様の社長。通称まるさんに換気を相談。私の持つ発酵菌床キノコ栽培の換気条件をお話をし、一番お手軽な換気方法を施工。
次に、更に9年近いお付き合いになる(と言っても、昔出たピッチイベントでお友達になって以降、毎年展示会でお互いの安否確認をしていた)環境デザインラボ http://www.ecology-lab.co.jp/ の上竹社長に相談。加湿について一番コスト安く、雑菌がでず、範囲が広く加湿できる方法を検討。さらには室内の気流の測定等まで丁寧に説明いただき、同社製品のすずミストをレンタル。施工しました。
まるさん、上竹社長 ありがとうございました!!
ここでもか!PDCA
さてここで、問題は加温、換気、加湿のバランスです。
「1菌床が、茸の生育上どのタイミングで、どれくらいの換気量が必要か」というノウハウを持っているものの、各機器類の能力とは別に、棚の位置や気流などを見て最適化するのは、実は難しいのです。
一般家庭における室内の冷暖房は勿論、植物工場などでも同様。生き物が出す二酸化炭素や熱、気流を隔てるものを置いてある場合や、外部からの輻射熱など多数の要因があり、計算で導き出しても最後は実地検証。要因を設備で解消しようとすれば過剰投資。というジレンマが発生するので、最終的には「想定」「実施」「データ取得」「改良」のPDCAを実施することが一番、失敗が少ないと思います。
有機きのこ工場としての最適化
そして、更に難易度が高いのが 有機。
こちら、清掃などの際にも 生産物(当社ではきのこ)がある場所の清掃では、たとえ希釈していても、たとえ家庭用でも、薬品が使えません。
とにかく、清浄であるために。良いきのこが生えるように。
山の清々とした空気に感じられるくらい。
水洗い。水洗い。
お客様に安心を。従業員に安全を。
きのこ栽培はべつもの。。。と感じる社員とのコンセンサス
そうこうしておりますうちに、きのこが生えてまいります。
きのこは、止まってくれません。
しかし、従業員は慣れておりません。
ということで、
PDCAがPPDDDCAAAAAくらいになってしまっているところで社員たちが音を上げそうなときは、クリスマス。
クリスマスケーキも食べることなく、東京から工場へ直行し(奇しくも2024年年末だと感じたのちに私の心に鞭が入ったわけです)年末年始を通し「培養工場 → 培養・栽培工場」への転換の最終工程が完了しました。
ふうううう。。。。。
そんなこんなで、年末のご挨拶。年始のご挨拶ができなかった皆様。申し訳ございません。
しかし、このような苦労の中で社員がしっかりと成長してくれ、経営者冥利も感じております。
そして何より、「発酵菌床きのこ栽培施設」において更なるノウハウを手にすることができました。
そして、国際特許
ご報告が遅れましたが、昨年末、マレーシアにおいて 国際特許の第一弾を取得いたしました!
内田鮫島弁護士事務所 永島先生、篠田先生
小林国際特許事務所 小林先生、海野様
ありがとうございます。感謝です。
引き続き 8か国 各2件(今回はうち1か国1件取得)よろしくお願いいたします。
微生物に関する特許。強いです。
ちなみに、ひらたけは世界各国で既に食用とされているきのこです🍄
とはいえ、お正月
クリスマスもできなかったと嘆く娘たちから、心に針をチクチクさされ 仕事の合間を縫って食材を買い出しに行き、せめて「有機・楽々ひらたけ」を使ったおせちを作りました(かまぼこと伊達巻・たづくりは購入品です😿)
写真ではお煮しめにいれています。
きのことは関係ありませんが、きんとんについては佐渡産の自然栽培のレモンの皮をくちなしの代わりに入れ、お芋の色が変わらないようにできました。お砂糖の代わりにアガベシロップを使用して、デザートのような口当たりのオリジナルきんとんができました。
しかし惜しむらくは写真撮影を失念してしまっていることです。
ひらたけを、新潟の郷土料理「のっぺ」にも刻んで沢山いれました。早々に完食しており美味しかったということでお許しください。
そして31日の晩のすきやきにも、沢山のひらたけを入れました。こちらも腹ペコであっという間に食べてしまい写真がございません😿3人で400gくらいのひらたけを食べましたが、牛肉との相性がよくツルツルと食べてしまいました。
ということで、2025年。
有機で勇気を出し??
きのこ栽培に再トライ!!
次に、オール電化を活かし 自社工場でエネ0化。
楽々有機たい肥も、必ず農業者のお役にたてます!!
そして、いよいよ全国に向けて発信するため、本社登記を東京都中央区新富の旧東京支店に移転いたしました!!
この日本、私たちの年代が元気で頑張らずしていかがしましょうか!
未来への愛を胸に、頑張ります。
2025年1月6日 株式会社楽々 代表取締役 駒場裕美
お知らせ
有機・楽々ひらたけ
ご試食サンプル希望の方。
販売されたい企業様。
生産されたい企業様。
特に京都府亀岡市にて操業可能の中古工場などを探されているお客様もおられますので、オーナー様・不動産業者様、是非情報くださいませ。
以上募集中にて、弊社HPお問い合わせよりのご連絡をお待ちしております。
https://www.lala-corporation.co.jp/
(有機・楽々たもぎたけについては3月中旬から稼働いたします)