大相撲の星取表を眺める
何事もたいていは3日もたたずして
習慣化できずに終わってしまう
こまった性分なのですが
5月8日から始まった新聞のスクラップが
なんと1ヶ月続きました(個人的どよめき)
スクラップブックも1冊目が終わり
35年前に天安門事件が起きた6月4日に
2冊目に入りました
◆
今日は
どの記事をはさみで切って
のりで貼りつけて
これから先
読み返せるように保存したいか
スクラップすることを念頭に置いて
新聞を読み始めると
これまで大ざっぱにざっと読んでいた新聞を
最近は隅から隅までじっくりざっと読むようになっていきました(“ざっと”の質が変わりました)
自分の興味のありそうな記事だけ読んでいた
これまでの新聞の読み方は
ちょっとつまらない読み方だったかもと
気づき始めました
この記事を書いたひとがいて
この記事を掲載しましょう、と
許可を出したひとがいるんだなということ
新聞記事の背後には生身の人間がいるんだなと
また
同じ事柄について書かれた文章でも
生まれた国や
過ごしてきた環境や
今置かれている状況や
そのひとが信じている宗教や宗派など
立場が異なれば意見も異なる
そんな色んなあたりまえのことに
毎朝気づかせてくれるのが
新聞という媒体だなぁ
などと思ったりしている
今日この頃です
◆
noteには見出し画像というのがあり
毎回、それなりに選んではいるのですが
今回のnoteの見出し画像は
5月27日(月)の新聞から切り抜いた
大相撲 令和6年 5月場所の星取表(勝負の結果を記号で記した一覧表)が写りこんだ写真にしました
大相撲は小さな頃、ランドセルを背負ったまま放課後に一人で国技館に観に行ったり、当時の愛読書『大相撲力士名鑑』を読みふけったりしていました
たとえば、決まり手の種類や、お相撲さんの本名や出身地、行司さんや床山さんや呼出さんの名前や所属部屋を把握したりするほど、熱中していました(個人的に好きな決まり手は、肩透かし、うっちゃり、などなどです)
◆
話が脱線してしまいました
話を戻します
星取表の記号の意味は以下のとおりです
○:勝ち
●:負け
や:休み
□:不戦勝
■:不戦敗
星取表は場所中
毎日のように新聞に掲載されますが
千秋楽の次の日に掲載される星取表には
その場所のすべての結果が載っていて
お相撲さんおひとりおひとりの
15日間のたたかいがみてとれます
「○」の日もあれば、「●」が続く日もあり
途中から「や」になったり
たった15日間の結果表にすぎませんが
そこには(なんだか大仰ですが)
人生が凝縮されているような気もします
たとえ「や」が15個つづく全休も
来場所や来来場所の「○」につなげるための
意味のある大切な「や」なんだよ、と
お相撲さんたちは
全身全霊で
教えてくださっている気がします
たたかうときは一番一番本気で取り組み
休むときは一日一日本気で休む
お相撲さんの姿勢を見習って
生きていけたらなと思っている所存です
(少しずつでも自分の「や」を自分で認めることができていけたらと思っています.....)
◆
新聞のスクラップ、これからも、のらりくらりとでも続けていけたらいいのですが、どうなるでしょうか
もしスクラップブックが3冊目に入ったら、
またnoteに書くかもしれません
それから余談ですが(ずっと余談だよ)
お相撲、角界についてのざっくばらんなお話に
もし興味がある方がいらっしゃれば
貴闘力部屋というYouTubeチャンネルを
垣間見ていただくのもよいのではないかと思います
それぞれのお話の真偽はわかりませんが
大きな組織に切り込んでいくというのは
計り知れない労力がかかるだろうなと
思ったりします
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本日のお気に入りアルバムです
・Charles Lloyd & Jason Moran /『Hagar's Song』
穏やかな心持ちになります
特に最後の曲がお気に入りです
・Bertrand Chamayou /『Cage²』
得体のしれなさ、掴みどころのなさのある音楽で、そこに心地よさを感じます
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最後に枇杷の木を置いて終わります
枇杷が撓わに実っています
ここまで読んでくださり感謝申し上げます