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出資担当者インタビュー企画 第二弾:Plott

みなさん、こんにちは!
021 Fundの森谷です。
 
021 Fundは11月、国内のスタートアップ企業であるPlott社に出資いたしました!Plott社は、SNSを中心にショートアニメをはじめとしたIPコンテンツの企画・制作・ビジネス展開を行っている、デジタルコンテンツ制作に特化した企業です。
 
そんなPlott社の出資担当者である松田さんに、Plott社の魅力について語ってもらいました。



森谷:松田さんがPlott社に興味をもったのは、どのような背景だったのでしょうか。
 
松田さん:最近は消費者傾向の変遷による”ショート○○”という新しいエンタメフォーマットが複数創出されていますよね!ショートドラマなどもどんどん市場拡大してきていますが、その中でも加速してユーザーを獲得している領域がショートアニメです。メインターゲットが小・中学生と低年齢層ではあるものの大人が見てもくすりと笑えるものもあり、毎日コンテンツが更新されるので空き時間でなんとなく見ちゃうんですよね。今後はそのような“ライトに消費できるコンテンツ”需要が増えてくると予測しているので、出資検討を始めました!
 
森谷:確かに、Plott社といえばショートアニメのイメージが強いですが、具体的にはどのような事業を行っている会社なのか教えてください。
 
松田さん:イメージの通り、SNSショートアニメでのIP創出を軸に事業展開されている企業です。主にYouTubeやTikTokにおけるショートアニメ作品を手掛けていますが、Webtoonマンガ作品のプロデュース・制作・運用もしています。他にもグッズ、ミニゲーム、音楽など、幅広くメディアミックス展開にも精力的に取り組んでいます。ショートアニメの総チャンネル登録者数は900万人を超え(2024年7月時点)、月間5億PVを持っていることから、SNSアニメ市場ではNo.1といっても過言ではないスタートアップ企業ですね!

Plott社制作のIPキャラクター達

 
森谷:私の周りでも、『テイコウペンギン』『私立パラの丸高校』など、Plott社のショートアニメを見ている友人は結構います。このようなショートアニメを中心としたIP創出を行う企業として、どんな特徴があるのでしょうか。
 
松田さん:まさに、『混血のカレコレ』『全力回避フラグちゃん!』など、Z世代から人気を得ているコンテンツが豊富という点も特徴の一つです。Plott社はインプレッションや再生数など、データドリブンなコンテンツ制作を仕組み化することで、ユーザーの声に寄り添いながらPDCAサイクルを回してIP創出をしています。既に多くのファンがいて、デジタルコンテンツを基盤としたスピーディーなキャラクターIP創出ノウハウは、弊社にとっても有機的なシナジーの創出が期待できる領域だと思います。競合他社と比べても、ゼロイチでのIP創出を行っている点やユーザープールの規模では、Plott社が大きく上回っていますね。
 
森谷:ファンとエンタメのつながりに密接に寄り添う形でIP創出を行えることは、非常に魅力的ですよね。最後にこの出資を経て、今後実現したいことや協業できそうなことがあれば教えてください。
 
松田さん:ショートアニメやショートドラマの分野が勢いよく伸びている現在、Plott社のフォーマットを活用して、マーケティングへの展開や弊社IPの活用なども可能性があると考えています!ちなみに2022年には、Plott社が太鼓の達人のショートアニメの企画・制作を手掛けており、『太鼓の達人 アニメば~じょん!』が太鼓の達人公式YouTubeチャンネルにて配信されています。
他にも、小学館や講談社など、大手出版社との共同運営を行っているIPもあり、そのなかでPlott社がゼロイチで生み出しているものもあれば、スピンオフ作品として大きく再生数を伸ばしているものもあります。今後、将来的には双方の強みを活かせるような形・それぞれの作品に合った方法で、IP連携に取り組んでいけると信じています!
 
森谷:是非Plott社との協業で新たにIPの創出・拡大ができたら嬉しいですね。松田さん、ありがとうございました!



■株式会社Plott
サービス公式サイト:Plott Inc. |日常に温度を。世界に熱狂を。時代に灯火を。
本社所在地:東京都
 
■「Bandai Namco Entertainment 021 Fund」概要

主な投資対象
ゲーム関連:ゲーム体験の最大化を図るためのAI・UGC技術等や、サービスおよびZ/α世代、新興市場など、今後さらに拡大するマーケットにサービス・コンテンツを提供している領域
新たなエンターテインメント:ユーザーの価値観の変化を捉えた新しい価値・体験を提供するサービスやコンテンツ、およびUGCやCtoCを用いてコミュニティを盛り上げる技術・サービスを提供している領域

投資対象ステージ
プレシードからレイターステージまでの幅広い成長ステージの企業を対象

投資規模
年間10億円(3年間で30億円)程度の出資を想定

チケットサイズ
数千万円~5億円

公式HP
Bandai Namco Entertainment 021 Fund(日本語)
Bandai Namco Entertainment 021 Fund(English)