Trap
世の中には、まったく気付かないものを含めて、いろいろな「罠」が
仕掛けられています。
「罠」という漢字は「あみがしら」に「民」と書くので、危うい
「あみ」に国民が引っかかってしまうイメージかもしれない。
「罠」は周知の通り、①「けものをとらえる仕掛け」
②「人をだます計略」の意味があります。
男女間の「ハニートラップ」、スポーツではサッカーの「トラップ」、
射撃で使う「トラップ」、経済では「Liquidity trap(流動性の罠)」、
コンピュータのプログラム稼働中に異常が発生した場合の「トラップ」
下水の悪臭や外虫などの侵入を防ぐ「排水トラップ」など、いろいろ
あります。
日常生活で、特に気を付けたいのは、「心理的な罠」です。
例えば、複雑な商品の内容を売り手側から説明されて購入を検討する
時に、「面倒くさい」とか「よくわからない」などの理由から、
売り手側に「お任せします」と言ってしまうような場合です。
わざと内容を複雑にして、比較検討できなくすることで売り手側は
単価を上げる罠を仕掛けているのかもしれません。
一番よくあるのは、入口は無料でも、加入後に巧妙に上乗せされた
料金を支払う場合です。
気付かないうちに、しっかりと帳尻に見合う金額以上の料金を
回収されているかもしれません。