
Option thinking
今日のタイトルは、前回に関連した「オプション思考(選択肢思考)」
です。
〔定義〕
「オプション思考」とは常に選択肢をもって問題解決にあたろうとする考え方です。原因を1つに特定せずに、あらゆる可能性を考慮しながら問題にあたることで、より適切な対応を行うことができると考えられる。
〔補足説明〕
・欧米流思考の核心は「オプション思考」にあり。
・ルーツは軍事研究で、軍事的オプションには「強硬策」「妥協策」
「迂回策」「撤退策」などがある。
・使用する際には十分な議論と客観的評価が必要。単なる妥協案には
要注意。
〔選択肢〕
・複数の多種多様な選択肢を想定して創出する。
・それぞれの案を厳しく評価する。
・評価の切り口のひとつは必ず「メリット」「デメリット」の両方を検討。
・「孫子の兵法(The Art of War)」は、エグゼクティブの必読書で、
「選択肢」を無限に広げてくれることが、最大の効能のひとつ。
・原則的には「オプション」を3つに集約して、選択を容易にする。
・実際には、異質な3つの具体的で有効なオプションを生み出すのは困難
・柔軟な発想やアイデアが必要だが、それには教養が大切。
・オプションがあれば、前向きに検討する意欲や希望につながる。
・オプションがないと、誰でも先が見えなくなって、どうしていいかわか
らず、悲観的になる。
〔シンプルな問題解決のプロセス〕
・1.〔?〕(課題・問題)⇒2.〔~〕(入力処理)⇒4.〔!〕(成果)
↑
3.〔∞〕(思考力・思考法)
・〔?〕を正しくとらえられるかが、スタート。
解決すべきでもない問題に取り組むことほで無駄なことはない。
・〔?〕の内容やレベルよって、活用すべき〔∞〕も違ってくる。
論理だけではなく、直観も重要。専門家の活用も検討する。
・〔!〕で有効と判断したオプションを選択した後、着実に実行して結果を
に出す。
〔孫子の兵法(The Art of War)〕
・2500年間読み継がれている歴史上もっとも有名な兵法書・戦略書。
・ナポレオン、武田信玄、曹操、毛沢東、ビル・ゲイツ、孫正義など多くの
軍人、リーダーが愛読。
・ビジネス以外にも生活のいろいろなシーンで活用できる英知がある。