社交ボタン
小生、本来、社交は嫌いである。
嫌いである というよりは 大嫌いである の方が正しいかもしれない。
高校生の時までは「生徒手帳が制服を着て歩いている」という誉め言葉(?)を頂く位、田舎の地味な学生だった。しかし、うっかり大都会のハイソでナイス(死語)でマーベラス(??)な学校に進学してしまい 勘違いしたのが運のツキ。勘違いしたまま入社した会社は接客を伴うものだった。
職場でニコニコする反動は自宅での不機嫌に繋がる。
外ヅラの良さという仮面は分厚いため、脱いだ途端に窒息寸前、話す気力を奪う。
しかし、小生の上をいく不機嫌さを漂わせる人物がそこにはいるのだ。
母、である。(しかも更年期)
敵は少々癖強め。しかも女主人(主より女主人の方が家庭内序列は上⬆️)である。
この勝負、小生に勝ち目など、ない。
援軍なし❗即退却‼️
頭の中で「退却せよ(実家から脱出せよ)」との指令が鳴り響く。
自宅から近い場所に職場があるため 異動希望を出して遠方に行こうと目論むが 上司からは何故か一笑に伏されて毎回玉砕して終わる。
できれば角がたたずに退却を成功させたい。
どうすればよいか 回転数の悪い頭をひねり倒して思案する。
そうだ😃💡結婚しよう
当時付き合っていた人(後の配偶者)は「社交上手」。頭は良いがお馬鹿もできる愛嬌者
しめしめ、これで社交とも おさらばた‼️
ひゃっほ~う🎵
とまあ、こんな風に危機管理意識の低かった小生。物事はディズニー映画のようにハッピーエンドに終わるはずもなく、程なく、「ぼっち」社交生活に逆戻りすることになる。
そして現在。
心の中にある社交ボタンを押してから玄関を開ける日々が続くのであった。