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英語はなぜ難しいか?   単語の「意味」とは何か?


 つい先日、大昔の野球漫画を読破した。その中に出てきた表現について思うことがあったので、「英語はなぜ難しいか?」シリーズの特別編として採り上げることにした。
 いつもとは趣向を変えてお届けする。


 サムネは主人公の鳴海を応援する、元気なおばーちゃん。息子は、職業野球(後のプロ野球)の選手になることを夢見ながらも、アジア・太平洋戦争で特攻隊員として戦死した。当時は、このような経験をした母親が多くいたのだろう(私が生まれる前である)。

 そんな息子の願いを主人公に仮託するこのおばーちゃんは、何ともパワフルな応援を展開する。
 日米親善試合での応援がコチラ ↓


1970年代でも、戦前の価値観は「時代おくれ」だそうだ


 さて、応援の中に必ずといってよいほど登場する「吶喊」という言葉だが、私はこの漫画で初めて知った。
 おばーちゃんのパワフルさ・価値観にマッチしているのが、画像でも伝わってくるだろう。

 直前の「いけえ〜」と相まって、息子の代わりである主人公を鼓舞する表現であることは、容易に理解できる。
 あまりにも自分の中にスッと入ってきたので、私もしばらくは「いけえ〜鳴海 吶喊」が口癖になってしまった😅。


 このおばーちゃん、物語の終盤に亡くなるのだが、最期まで主人公を応援し続けた。
 物語のクライマックスとも言える、主人公の代打本塁打記録更新がかかった場面。
 病院のベッドの上で、テレビ観戦しながらの応援 ↓ だ。


この直後に息を引き取る。自分の息子の代わりである主人公の悲願達成を確信したように


 強烈な個性を持った選手が多数登場するのだが、私の記憶に刻まれたのは、このおばーちゃんであり、「吶喊」という言葉だった。


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 ところで、この「吶喊」という言葉はどういう意味だろう?

 辞書によると、「吶喊(とっかん)。突撃の際に、士気を高めるために、指揮官の号令に合わせて声を張り上げること。または、その声」だそうだ。


 納得😆




 お分かり頂けるだろうか?
 このプロセスが「単語の意味を理解する」ということである。

 私は前回の記事 ↓ で、

「英語では◯◯と言うんだけど、それは△△ということが言いたい場合」のように学習することをお勧めする。

と述べた。

 何も他言語学習においてだけでなく、今回のように新しい日本語表現を学ぶ際にも、同じことが言えるのだ。

 言葉の意味を理解するとは、単語帳で日本語訳を覚えることではない
 様々な観点から、私は「1単語1語訳」の暗記は良くないと考えている。

 そうではなくて、言葉が登場する場面や発言主の心情にシンクロし、自分でも深く味わうことが大切だ。辞書を引くのは、その後でイイ



 ということで、今回はここまで。再見‼️


知ることに終わりなどない

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