歴代誌第二35章 メッセージみたいなやつ
前の34章と35章にはヨシヤがイスラエルの王に即位してからの実績が記されています。
イスラエルの民が偶像崇拝に陥らないように異教の祭壇や像を打ち壊し、主に仕える姿に胸を打たれた方もいらっしゃるかと思います。
しかし、ヨシヤはエジプトの王ネコを攻撃しようとして、自分とは関係のない戦いに手を出してしまい、遂には敗北してしまいます。
私は、このエジプトの王ネコが出てきた時に、エジプト人によりイスラエルの民が苦しめられていたことを思い出しました。
自分たちが作った神を拝み、イスラエルの民を迫害していたエジプトをヨシヤが嫌っていたとするならば、ネコに手を下すことは主の御心にかなっていると考えたのかもしれません。
しかし、エペソ人への手紙6:12に
「わたしたちの格闘は血肉に対するものではなく、支配、力、この暗闇の世界の支配者たち、また天上にいる諸々の悪霊に対するものなのです。」
とあるように、神様が私たちに命じておられるのは偶像を滅ぼすことそのものではなく、この世を支配するサタンの存在に気づき、水面下での働きに飲み込まれず、信仰を固く守ることではないかと思われます。
ヨシヤは確かに自分の民の信仰を守るために働きましたが、ヨシヤ自身は主の御声に耳を傾けることよりも、王としての自分の行動を推し進めたい気持ちが勝っていたのかもしれません。
私は今、救われた喜びとともに主のご臨在のもとで誰かを愛し、主のために働きたいと思っています。
しかし、主のためだと思っていたことがただ自分の利益、快楽を求めるためにならないように、主の御声に耳を傾けるべきだと思わされました。
今日の聖書の箇所はいかがでしたか。
皆さんの今日、明日の働きが守られるようにお祈りいたします。
それではまた明日、お聞きください。