子どもが素直に育つには?|心理学の専門家が教える「毒親」を卒業する3つの方法
毒親とは、過干渉や過保護、過度な支配・管理、または価値観の押し付けなどによって、子どもに悪い影響を与える親のことを言う。
親側にそんなつもりはなくても、子ども側からすると「うちの親は毒親だ」と思っているケースがある。毒親に育てらた人は、大人になっても自分に自信が持てず、何かに依存しやすかったり、破滅的な対人関係・家族関係を築いてしまったりと、悩みを抱える方が多い傾向がある。
● なぜ「毒親」になってしまうのか?
→親自身がなんらかの理由で、自分の親から十分に愛情をもらえなかった、と感じていたり、不安定な育てられ方をされたりした経験があると、子育ての際に、毒親の特徴に当てはまる行動をとってしまう可能性が高まる。こうした親から子どもに受け継がれる負のループこそが、一定数の毒親を産んでしまう原因。
調査結果より、父親よりも母親の方が、「自分は毒親なのかもしれない」と思いつつも、子どもとの関係は「良好」と感じている傾向がある。
● 毒親を卒業する方法
1.子どものニーズを聞き、自覚する
→まずは、子どもの気持ちを聞くこと。今まで自分が子どもにしてきたことや普段していることの中で「嫌だったこと」はないか、子どもに直接聞いてみる。
自分のことを客観的に見ることは誰にとっても難しいように、多くの毒親にとって、自分の子育てが間違っていると、自ら気づくことは困難です。子どもが教えてくれる「嫌だったこと」から、意外と自分は毒親だったのではないか、と気づくケースもある。
こうして子どもの意見を聞くことに抵抗があったり、子どもの方も遠慮してオープンでフラットなコミュニケーションが取れなかったりする場合、毒親である可能性が高い。
2.自ら心を埋め、あなた自身が自分の人生を生きる
→子どもに対する言動は、あなた自身の愛情の欠落や不足を解消することで、変えようと頑張ったり意識したりしなくても、自然と変わっていく。
愛情の欠落を解消するには、まずは毎日自分を丁寧に扱い、小さなことでも自分を褒める。自分を丁寧に扱うとは、自分の本心に従って生きるということ。日常の中で我慢や遠慮していることはないか。愛情不足の人は、自分に対してとても厳しく接し、「心地いい」「好き」「楽しい」「幸せ」よりも「社会通念」「常識」「世間や親の期待」を優先した生き方をしている。また、同じ生き方を子どもにも課している。子どもに対して毒親でなくなる前に、こうした自分自身の生き方のルールを変える必要がある。
3.子どもに謝る
→ 毒親の特徴として、自らの非を認めたり謝ったりできない、ということがある。自分の身を守ることが習慣化してしまっているので、子どもから責められた時、過度に自己防衛的になってしまったり、自分も苦しんだ分、耐えきれずに逆ギレしてしまったりする傾向がある。
子どもは親の間違いを責めたいわけではなく、「気持ちを理解して欲しい」。ですから、過去を振り返って、子どもに負担をかけ過ぎていたと、少しでも感じることがあれば、誠実に「あの時は本当にごめんなさい。私も親だけど、まだまだ未熟なのだ」ということを伝える。
子どもは親から受け入れられていないと感じると、自己肯定感がどんどん下がっていく。
⇨良かれと思い先回りすると、子供が考えなくなると言うことの複雑な延長に感じる。
何か物事を教えてる時に、厳密な正解は無い為、
親の考えが正解に近づく。子はよく分からずにそれを学ぶ。いつからか、毒親というレッテルが貼られているのかもしれない。
そうならないように、一般的な事象なのか、
家庭特有なことなのかを区別して教えてあげ、そこから子供に考えさせてあげなければいけないと感じた。
また、相手を軽視せず、言いづらいことを言える環境と自身を持てるようになりたい。