子どもの「泣く」を大解剖。子どもが泣くのはとっても大事 その1
子どもが泣くと、「どうにかしなきゃ、と焦る」「責められている気がする」「いつまで泣いてるの!と叱ってしまう」という保護者は多い。実は子どもが泣くってとても大事なこと。
泣いて涙を流す行為は、
「感情を放出させることで気持ちを和らげ、心を落ち着かせる」ことができることが分かっている。
3歳くらいまでは、ストレートに感情をあらわにして、大声で泣く。
4歳くらいになると、周りの様子を見て泣くのを我慢したり、自分が悲しいんだと見せつけるように泣いたりと、コントロールするようになる。
感受性豊かな子はちょっとしたことでも傷つきすぐに泣いてしまったり、逆におっとりした子はちょっとのことでは動じなかったり。感情の出し方の度合いは個人差がある。
周りの大人から、なだめられることで、
「大きくなったら泣いちゃいけない」という一般的な考え方を学ぶ。
気持ちを落ち着かせる以外に、もうひとつ重要な意味がある。
子どもが、悲しい、悔しい、うれしいなどの感情を「泣く」ことで表すのは、信頼できる人に向けての、「受け止めてほしい」「助けてほしい」というアプローチ。
子どもは泣くことで、自分の思いを受け止めてもらって安心感を得、相手に対する愛着や信頼を築いく。
そのためには、「泣ける環境」があることが大切。
子どもが依存できる人(信頼できる人、安心できる人)がそばにいて、自分の感情を素直に表現できる環境であること、そして、気持ちを受け止めてもらい、なだめてもらうことによって、安心感が得られる環境を泣ける環境である。
外に出ることは不安でも、「ここに帰れば安全だ」と思える場所があれば、子どもは自分から外へ探索しに行けるようになる。
子どもにとって「泣く」はとても大事なこと。
高まった感情を泣くことで落ち着かせるだけでなく、受け止めてくれる人と愛着や信頼を形成していくことができる。それができる環境は、子どもが外へ出ていく大切な原動力になる。
⇨息子達とは普段、比較的フランクな関係を築いている為、本当に泣きたい時に泣ける環境なのか不安である。
ただ、本当に困っている時は夜にぽろっと言う事がある。
意識していることは、共感、同情を優先にする事。
そしてから、何か楽しいことは無いかと一緒に考えてあげる。半年前とは自身が変わったことである。
効果はあるかわからないが、子供が伝えたい事を感じ取ってあげ、泣くことが自由な家庭環境でありたい。