【罠型ヴァレット】使用OCGのCS優勝者によるデッキ解説【#マスターデュエル】
こんにちは、みりおんです!
今回はマスターデュエルでの【罠型ヴァレット】について徹底解説を行なっていきたいと思います。
遊戯王OCGにおいて大型大会で【罠型ヴァレット】を使い始めた・初めて結果を残したのは記録に残っている限り自分だと思っています!
OCGでの構築変遷の歴史も追っていきながら初めて触れる方にもわかりやすく紹介していきます!
それでは最後までよろしくお願いします!!
【罠型ヴァレット】構築の歴史
まず、【罠型ヴァレット】誕生の経緯からのお話です。
CSで組んでいたチームメイトとトナメまでの休憩時間でうどん食べてた時のこと。
来期の環境の話になって、何が強そうか色々話していました。
「【ドラゴンリンク】来期強そうですよね〜」
この言葉で、試しに組んでみるかと考え、実際に組んで感触が良かったので次のCSに持って行こうかとも思っていました。
そして2019年6月中旬の頃、7月1日からの制限改訂が発表されました。
《トロイメア・マーメイド》禁止や《超雷龍-サンダー・ドラゴン》《雷鳥龍-サンダー・ドラゴン》、《レディ・デバッガー》《転生炎獣ガゼル》が制限に指定され、大幅に環境が変わると予想されました。
そんな中【ドラゴンリンク】は制限改訂でもほぼ影響は受けなかったので、そのままCSに持っていきました。
結果ベスト8に終わりましたが、確かなデッキパワーは感じました。
そして1ヶ月が経過した8月。
愛知CSが8/4日にあり、8/10日にも東京に行く機会があったので、せっかくだからCSも出ようということでどちらも参加してきました。
その時に使ったのが【罠型ヴァレット】でした。
当時は以前自分も使用していた【ドラゴンリンク】がトップシェアを占めていました。
ミラーは先攻ゲー感が否めず、他のデッキを使って誘発をたくさん入れたデッキで対抗したいと思っていました。
そこで考えたのが【罠型ヴァレット】です。
罠型、といってもこの頃は誘発に重きを置いて、誘発を大量+罠を添えるといったイメージでゲームメイクを考えていました。
この時もベスト8だったのですが、個人戦績は通算9-2と良い戦績だったので、引き続き使っていこうと思いました。
2019年10月のリミットレギュレーションでの愛知CSではベスト4でした。
この制限改訂では《守護竜アガーペイン》が禁止に指定されたものの【罠型ヴァレット】デッキの根幹が揺らぐほどの規制ではなく、むしろ【ドラゴンリンク】が弱体化したためさらに有利に立ち回れるようになりました。
このときのデッキレシピは《ダーク・アームド・ドラゴン》《ダークエンド・ドラゴン》などの昔懐かしいカードに注目した構築でした。
この頃の構築から罠が厚めに採用されており、また《ヴァレット・リチャージャー》の強さに気付かされ、今の【罠型ヴァレット】の基礎を作り出した構築といっても過言ではないものでした。
また、この入賞をきっかけにnoteを開設し、初めての記事がTwitterで150以上のリツイート、450以上のいいねをいただきました。
そして2019年10月末、翔CSと愛知CSの連戦があり、翔CSでは7-0優勝、2日間通算9-1という好成績を収めることができました。
このときの構築は《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》や《螺旋竜バルジ》などの当時では珍しいカードを採用していました。
当時の構築を解説した記事はこちらになります。
そして2019年の年末には【ヴァレット】デッキ待望の《ヴァレルエンド・ドラゴン》というOCG新規カードを獲得しました。(マスターデュエルには3/13現在まだ実装されていないカードです)
またこの時期に細々とnoteで記事を書いていたところ、トレカ情報サイト「ガチまとめ」さんからゲストライターとして【罠型ヴァレット】の記事を執筆してみないかと依頼が来て、もちろん喜んで引き受けました。
当時執筆した記事も掲載しておきます。
2020年2月にはWCS店舗代表戦で【罠型ヴァレット】を使用し店舗代表へと駒を進めました。
2020年のWCSは中止になったのでエリア代表戦も残念ながら消えたのですが、この頃も調子は良かったのでエリア代表戦があったとしたら【罠型ヴァレット】を引き続き使っていたかもしれません。
その頃に『罠型ヴァレット構築論-基本構築論からサイドデッキ採択まで-』という題でnoteの記事を書き、僕のnoteの記事内では現在3番目に閲覧数の多い記事となっています。
そして2020年1月の制限改訂で《守護竜エルピィ》が規制され、【罠型ヴァレット】は弱体化してしまいました。
その時期は《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》が環境で暴れていた頃だったので、これの出張セットをデッキに取り入れCSに出場しました。
当時執筆した記事はこちらです。
この後《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》が禁止カードに指定され、周りのデッキパワーも高くなり【罠型ヴァレット】の使用はしばらく見送りにしていました。
また某ウイルスの影響でCSに出る回数もこの時から減っていました。
時が過ぎ2021年7月。
ブースターパック『BURST OF DESTINY』で「ヴァレット」関連のカードが収録されましたが、どれもデッキの在り方を変えるような新規カードは収録されず、環境目線では使う気にはなれませんでした。
当時の記事がこちらです。
そしてさらに時が過ぎ2022年1月。
ゲーム『遊戯王マスターデュエル』がリリースされました。
思い入れの強いデッキだったので【罠型ヴァレット】を組んでみました。
マスターデュエルの非公式大会(いわゆるCS)には持ち込んでいませんが、OCGで使用していたノウハウは使えると思い【罠型ヴァレット】が気になっている方に向けて今回記事を書かせていただきました。
【罠型ヴァレット】の歴史はここまでにして、次の話題に移ります!
【罠型ヴァレット】の強み
【罠型ヴァレット】の強みは以下の点にあります。
・リソースが途切れにくい
・ワンターンキルがやりやすい
・ギミック内での微妙な妨害を罠で補える
・リソースが途切れにくい
採用カード解説の項目で詳しく解説しますが、「ヴァレット」モンスターはほぼ全てが破壊をトリガーとしてデッキから別の「ヴァレット」モンスターを呼ぶリクルート効果を備えているので、盤面に「ヴァレット」モンスターが途切れにくくなっています。
この継戦能力を活かして【罠型ヴァレット】は地味ながらも相手にリソース差をつけて戦います。
・ワンターンキルがやりやすい
継戦能力があり地味ながら、と先ほど書きましたが、ワンキルがやりやすいのも「ヴァレット」というテーマの特徴でもあります。
《ヴァレット・トレーサー》や《守護竜ピスティ》を活用して展開、《アクセスコード・トーカー》や《ヴァレルソード・ドラゴン》で一気に相手ライフを取ることも可能です。
・ギミック内の微妙な妨害を罠で補える
「ヴァレット」というテーマの弱みとして、作れる妨害が《ヴァレルロード・S・ドラゴン》《天球の聖刻印》くらいしかなく、たくさんの妨害を用意しようとすると展開ガン振りの構築になってきます。
展開ガン振りの構築では《増殖するG》などにめっぽう弱くなる上、他の展開系デッキに劣る点が多いので、環境を意識した際に展開型を使うのかと言われるとかなり微妙だと思っています。
そこで、罠だと伏せれば確実に1妨害は作れるので《ヴァレルロード・S・ドラゴン》《天球の聖刻印》などの妨害を用意した上で罠カードを使うことでギミック内での妨害を外部から補強できます。
【罠型ヴァレット】の構築
マスターデュエルで【罠型ヴァレット】を組むならこちらの構築をオススメします。
左上から順に文字媒体でもデッキレシピを載せます。
メインデッキ 40枚
モンスター 21枚
《PSYフレーム・ドライバー》1
《エフェクト・ヴェーラー》1
《増殖するG》3
《PSYフレームギア・γ》2
《灰流うらら》3
《マグナヴァレット・ドラゴン》3
《シルバーヴァレット・ドラゴン》3
《ヴァレット・トレーサー》3
《ヴァレット・リチャージャー》1
《アブソルーター・ドラゴン》1
魔法 10枚
《ハーピィの羽根帚》1
《ライトニング・ストーム》2
《リボルブート・セクター》2
《クイック・リボルブ》3
《墓穴の指名者》2
罠 9枚
《激流葬》3
《神の警告》3
《大捕り物》3
エクストラデッキ
《ダークエンド・ドラゴン》1
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》1
《レイダーズ・ナイト》1
《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》1
《守護竜ピスティ》1
《ストライカー・ドラゴン》3
《天球の聖刻印》1
《水晶機巧-ハリファイバー》1
《警衛バリケイドベルグ》1
《ブルート・エンフォーサー》1
《神聖魔皇后セレーネ》1
《ヴァレルソード・ドラゴン》1
《アクセスコード・トーカー》1
次は各採用カードについての解説です!
【罠型ヴァレット】採用カード解説
《PSYフレーム・ドライバー》
《PSYフレームギア・γ》の効果を発動するために必要なモンスターです。それ以上でもそれ以下でもありません。
《エフェクト・ヴェーラー》
《水晶機巧-ハリファイバー》で特殊召喚し、《神聖魔皇后セレーネ》でもう一度特殊召喚、そこから《アクセスコード・トーカー》につなげるためのカードです。
手札誘発としても使え、【罠型ヴァレット】を使うなら1枚は欲しくなるカードです。
《増殖するG》
展開系デッキに対しての抑止力となり、どのデッキ相手でも腐ることはほとんどないため採用しています。
《PSYフレームギア・γ》
相手ターンに手札誘発として使い妨害できるのはもちろんのこと、自分ターンにモンスターがいない状態での《リボルブート・セクター》《クイック・リボルブ》の発動に相手の妨害(《増殖するG》や《灰流うらら》など)が飛んできた場合でも使用できます。ついでにリンク召喚やシンクロ召喚の素材にもできてかなり優秀な手札誘発で、《PSYフレーム・ドライバー》を入れてでも採用する価値はあります。
《灰流うらら》
相手の初動や《増殖するG》を無効化できる、現代遊戯王ほぼ必須のカードです。チューナーなので《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク素材にもできます。
《マグナヴァレット・ドラゴン》
破壊されたターンのエンドフェイズに同名以外の「ヴァレット」モンスターをリクルートする効果をメインに使います。
リンクモンスターの対象になった時の相手モンスター除去効果は対象を取らずに除去するので、《双穹の騎士アストラム》などの対象耐性持ちモンスターや《I:Pマスカレーナ》で効果破壊耐性を持ったモンスターなどの除去に役立つこともあります。
《シルバーヴァレット・ドラゴン》
こちらも破壊されたターンのエンドフェイズに同名以外の「ヴァレット」モンスターをリクルートする効果をメインに使います。
リンクモンスターの対象になった時のエクストラ除外効果は【罠型ヴァレット】ではほぼ使いませんが、ごく稀に【閃刀姫】などのエクストラデッキに重要なカードが入っている時や、《アクセスコード・トーカー》などをこのカードの効果で除外しておいてワンキルをあらかじめ阻止する場合には使えます。
《ヴァレット・トレーサー》
このデッキのエンジンとなるカードです。
自分の「ヴァレット」モンスターや《大捕り物》でパクったモンスターなどを割ることで損失なく展開をすることができます。
相手ターンでも使える効果であり、往復ターンで使い盤面にどんどんモンスターを増やすことができます。自分のバトルフェイズ中に効果を使うことで追撃も狙えたりもします。
またチューナーモンスターでもあるので、《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク素材や《ヴァレルロード・S・ドラゴン》などレベル8シンクロモンスターのシンクロ素材にも使うことができます。
《ヴァレット・リチャージャー》
このモンスターの効果を見ると発動条件が受け身の効果に思われがちですが、《ストライカー・ドラゴン》の効果で《ストライカー・ドラゴン》自身を割って《ヴァレット・リチャージャー》を回収することで即座にこのカードの効果を使うことができます。
墓地の使用済みの闇属性モンスターを蘇生する効果は非常に強力で、積極的に使っていきたいです。
例えば《ダークエンド・ドラゴン》を蘇生してもう一度効果を使ったり、《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》が生きていた時代は突破された《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》を蘇生したり、《螺旋竜バルジ》を採用していた頃は《宵星の機神ディンギルス》を蘇生して除去効果を使ったり、と幅広い用途で使うことができます。
《アブソルーター・ドラゴン》
「ヴァレット」モンスターがいると手札から特殊召喚できるのでリンク数を増やしながら展開できて、墓地に送られた場合に「ヴァレット」モンスターをサーチできるのでさらなる展開が望めます。
《竜の霊廟》《おろかな埋葬》を採用してこのカードを墓地に送ることで「ヴァレット」モンスターにアクセスしやすくする構築もあります。
紹介した構築では1枚ですが、3枚採用も全然アリなカードです。
《ハーピィの羽根帚》
罠系のデッキ、【エルドリッチ】などに発動すると試合を一気に優位にできるので採用。
《ライトニング・ストーム》
こちらは《ハーピィの羽根帚》とは違い攻撃表示モンスターを破壊するか選べるので【鉄獣戦線】の《召命の神弓-アポロウーサ》やその他各デッキのモンスターなどを破壊できるためこちらも採用しています。
《リボルブート・セクター》
《ストライカー・ドラゴン》からサーチでき、展開を補助してくれるカードです。特に蘇生効果は相手がモンスターを並べれば並べるほど強力に働いてくれるカードとなっています。
《クイック・リボルブ》
こちらも展開を補助してくれるカードです。デメリットがほぼなく、また速攻魔法のため相手ターンに発動もできる柔軟な動きをしてくれます。
《墓穴の指名者》
手札から捨てて使う各種手札誘発を弾ける優秀なカードです。《増殖するG》や《ストライカー・ドラゴン》の効果への《灰流うらら》に打ちたいところです。手札誘発以外にも相手の墓地利用を防ぐこともできます。
《激流葬》
お互いのモンスターを全て破壊しますが、「ヴァレット」モンスターの効果でエンドフェイズにデッキから別の「ヴァレット」を特殊召喚できるためこのデッキでは損失をほぼゼロで使えます。
《神の警告》
召喚・反転召喚・特殊召喚・特殊召喚を含む効果を止められます。マスターデュエルだと【エルドリッチ】の《紅き血染めのエルドリクシル》や【ドライトロン】の《流星輝巧群》、【鉄獣戦線】の《鉄獣の抗戦》などにも打てて《神の宣告》《神の通告》と比べて評価が高いです。
《大捕り物》
相手モンスターのコントロールを得られるカードです。【罠型ヴァレット】では《ヴァレット・トレーサー》の効果で、奪ったモンスターを破壊したり、単純にリンク素材にしたりして有効活用することができます。
《ダークエンド・ドラゴン》
打点を下げることで相手モンスターを墓地に送れる効果を持っています。
打点を一回下げたこのカード+《ヴァレルソード・ドラゴン》で8100ダメージが出るため、ワンキルをするときなどにも使えます。
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》
リンクモンスターを多用する&レベル8シンクロモンスターが出やすいのでかなり出しやすいカードとなっています。
無効効果も使いやすく、伏せた罠を《ハーピィの羽根帚》《ライトニング・ストーム》などから守るのにも使えます。
《レイダーズ・ナイト》
下記の《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》につなげるためのカードです。召喚条件を【罠型ヴァレット】であれば簡単に満たすことができます。
《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》
主にワンキルするときに使います。ついでにモンスター効果も無効にしてくれるので、戦闘破壊耐性持ちのモンスターや《超雷龍-サンダー・ドラゴン》などの妨害効果持ちモンスターを無力化するためにも使えます。
《守護竜ピスティ》
左下・右下のリンクマーカーを持つリンク2の左下に《守護竜ピスティ》を、右下に《ストライカー・ドラゴン》を配置することで効果の発動条件を満たせます。
モンスターの数を1体増やせるのは単純に強力で、上記の配置をした時はドラゴン族リンク4+蘇生したドラゴン族モンスターという盤面を作ることができるので《ヴァレルソード・ドラゴン》+打点2000以上を作ることでワンキルすることもできます。
《ストライカー・ドラゴン》
【罠型ヴァレット】の要となるカードです。
《リボルブート・セクター》のサーチで展開を楽に行うことができる上、《ヴァレット・リチャージャー》とのコンボで好きな闇属性モンスターを蘇生することもできます。
《天球の聖刻印》
【罠型ヴァレット】の数少ないメインギミックで作れる妨害の一つです。
光属性なので《ヴァレット・トレーサー》の効果発動後は出てこれないのには注意が必要です。
リクルート効果もあるので、リソースが続いていくのがこのカードのいいところでもあります。
《水晶機巧-ハリファイバー》
《エフェクト・ヴェーラー》を出して《神聖魔皇后セレーネ》、《神聖魔皇后セレーネ》から《アクセスコード・トーカー》につなげるための経由点になるカードです。
もしこのカードを無効化されても《守護竜ピスティ》と《ストライカー・ドラゴン》を出せるのであれば、《守護竜ピスティ》の項目で説明した配置を行い別ルートでワンキルを狙いにいけます。
《警衛バリケイドベルグ》
タイムラグがあるものの《リボルブート・セクター》を回収できる他、《リボルブート・セクター》を破壊から守れるので安全に効果を通せます。
状況によっては墓地に回収対象がいなくてもあえて効果を使い、手札の「ヴァレット」モンスターを切ることで《リボルブート・セクター》の蘇生モンスターの数を増やすこともできます。
《ブルート・エンフォーサー》
闇属性リンク2で《守護竜ピスティ》の効果を使うのに最適なリンクマーカーの向きを持つモンスターです。
おまけで破壊効果も持っており、使い勝手の良いモンスターです。
《神聖魔皇后セレーネ》
《水晶機巧-ハリファイバー》で《エフェクト・ヴェーラー》を出して《アクセスコード・トーカー》を出すための経由点となるカードです。
リンクマーカーの向きも《守護竜ピスティ》と相性が良いです。《アクセスコード・トーカー》を出す前に《守護竜ピスティ》を出して《守護竜ピスティ》の効果で《ヴァレット・トレーサー》を特殊召喚、《ヴァレット・トレーサー》の効果で《守護竜ピスティ》を破壊してレベル4「ヴァレット」モンスターを特殊召喚、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》をシンクロ召喚して《アクセスコード・トーカー》を安全に通せます。
《ヴァレルソード・ドラゴン》
ワンキルのために使える他、「ヴァレット」モンスターの『リンクモンスターの効果の対象になった時』の効果を使うためのトリガーにもできます。
闇属性なので、ワンキルに失敗した時でも《ヴァレット・リチャージャー》で蘇生して再びライフを取ることも可能となっています。
《アクセスコード・トーカー》
《水晶機巧-ハリファイバー》《神聖魔皇后セレーネ》を使って出てくるモンスターです。
破格の打点と破壊効果を持っているので、このモンスターもワンキルするときに重宝しています。
このカードも《ヴァレット・リチャージャー》で蘇生できるので、蘇生した時には打点アップはないものの破壊効果でフィールドを荒らすことができます。
【罠型ヴァレット】と相性の良いカード
《星遺物の守護竜》
ドラゴン族を蘇生or回収できるので「ヴァレット」モンスターを展開するのに優秀なカードです。《増殖するG》を使われた場合でも効果処理時に回収の方を選択すれば相手にドローされることがないのも評価が高いです。
位置を移動させる効果も《守護竜ピスティ》と相性◎です。
《螺旋竜バルジ》
自身の効果で手札・墓地から特殊召喚でき、条件も【罠型ヴァレット】においては緩いので積極的に特殊召喚できます。
レベルを8に変更する効果で《宵星の機神ディンギルス》などのランク8エクシーズモンスターを簡単に出すこともできます。
もちろんリンクを稼ぐためにリンク素材にするのも強いです。
《竜の霊廟》
上記の《螺旋竜バルジ》や《アブソルーター・ドラゴン》、《亡龍の戦慄-デストルドー》などを落とすことで墓地効果を活用できます。【罠型ヴァレット】では《おろかな埋葬》とほぼ同じ働きをしてくれるので《おろかな埋葬》と併用することができます。
他にも相性の良いカードはたくさんあるので、自分なりの構築を探してみてください!
【罠型ヴァレット】の基本的な動き
【罠型ヴァレット】では先攻ではあまり派手な動きはせず、リソースを残してターンを終えることが多いです。
《天球の聖刻印》や《ヴァレルロード・S・ドラゴン》と罠を添えてターンを返す、罠が厚いときは「ヴァレット」モンスターを出してターンを返すという動きをすることがほとんどです。
《ヴァレット・トレーサー》がこのデッキのエンジンなので、まずは《ヴァレット・トレーサー》にアクセスすることが重要です。
《シルバーヴァレット・ドラゴン》《マグナヴァレット・ドラゴン》が破壊されたターンのエンドフェイズにデッキから「ヴァレット」モンスターを特殊召喚できるので、《ヴァレット・トレーサー》がないときは《シルバーヴァレット・ドラゴン》《マグナヴァレット・ドラゴン》をセットしておいて、あえて相手にある程度動かせて破壊させることもします。
後攻では場合によってワンキルへと向かう選択肢も取ります。
《ヴァレルソード・ドラゴン》や《アクセスコード・トーカー》、《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》とワンキル手段は豊富なので様々な攻め手からワンキルへと繋げることができます。
以前CSに【罠型ヴァレット】で出たときの対戦動画が残っているので、どういった動きをするか把握したい方はこちらを見てみると良いかもしれないです。
さいごに
マスターデュエルの【罠型ヴァレット】について解説しました。
この記事を通してマスターデュエルやOCGで【罠型ヴァレット】を使う方が増えてくれると嬉しい限りです!
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それでは今回はこの辺で〜。