2017年、アフリカへの旅(準備編)
今回のアフリカへの旅は私にとってはじめてのアフリカ大陸への訪問なので、はじめて経験する旅の準備がたくさんありました。
この記事ではそれを振り返ってみようと思います。
観光ビザ
以前にヨーロッパやアメリカへ旅行したときとの大きな違いの一つがビザ(査証)でした。
ヨーロッパの多くの国への入国には観光用のビザは免除されていますし、アメリカもESTA渡航認証を取れば免除されます。
しかし、アフリカの国は観光目的の入国であってもビザを取得しなければいけない国がほとんどです。
私が訪問する予定なのはケニア、タンザニア、ナイジェリア、セネガルの4カ国ですが、この中でセネガルのみは観光用のビザは免除されていますが、他は必要でした。
そして、申請方法にも違いがあります。
ケニアはインターネットで手続きが完了するEビザを導入していますが、タンザニアとナイジェリアは大使館へ自ら足を運ぶ必要でした。
これがすごく不便です。
というのもビザの手続きには申請と受取りの2つがセットであり、申請は午前のみで受取りは午後のみと決まっているから。
また、手続き中はパスポートを大使館に預けなければなりません。
そのため、2カ国のビザを同時に申請したり、タンザニアのビザを受け取った日にナイジェリアのビザを申請したりすることは出来ないので、2カ国のビザを手に入れるのに約2週間近く必要なことになります。
ただ、これは大使館のホームページには書いていないことなのですが、受取りは大使館からの郵送を利用することも可能なので、申請時にレターパック(自分の住所を記入済み)などを持っていくことをお薦めします。
こうすることで大使館を再度訪問する手間が省けます。
※申請手続きも郵送で可能ですが、申請書類に不備があった場合に面倒ですし、時間も直接の申請よりかかるのでお薦めできません。受取り時のみに郵送を利用した場合、申請後5日程度で届きました。
黄熱病の予防接種
アフリカへの旅行にはビザに加えてイエローカードが必要です。
黄熱病の予防接種を受け、それを証明するイエローカードをもらわなけければいけないということです。
黄熱病はマラリアや日本脳炎と同様に赤道直下のアフリカや南アジアで罹りやすい病気の一つですが、他の病気の予防接種と違い、アフリカの国への入国時にイエローカードの提示が義務付けられている場合があります。
例えばケニアの場合、黄熱病の流行地域から入国する場合は義務。(日本からの入国の際は不要)。
今回は、アフリカ大陸内で国を移動するためイエローカードは必要となります。
そして、この予防接種は受けることを決めて明日すぐに受けれるようなものではなく、前もって予約しないと受けれません。
明日や明後日に予約をすることは難しいです。
2017年1月初めに旅立つため、1ヶ月前の12月に受けようと病院を探しましたが、ある病院では1月初めまでは予約がいっぱいの状況でした。
そのため自宅がある埼玉県からは離れている横浜の検疫所へ行くことにしました。
接種自体は注射も痛くなく、約1時間弱で終わりましたが、その後副作用で少し苦しみました。
10日ほど身体のだるさと熱っぽさが続きました。
黄熱病の予防接種は生のワクチンを摂取するものなので、軽く黄熱病に罹っていたのかもしれない。
皆が皆、副作用が出るわけではないと思いますが、甘くみていたら痛い目に合います。
予防接種を受けれる病院はこちらを参照してみてください。
費用は収入印紙での支払いで11,180円。
支出
最後に準備段階での支出のトータルの費用について。
航空券が割りと高いです。
日本人にとってアフリカの玄関口とも言えるケニアのナイロビと日本の往復が145,930円。(時期によって変動すると思います)
昨年6月にニューヨークに行った時の往復は約8万円だったので、倍近くします。
プラス、アフリカ大陸内での移動費が110,400円。
航空券の合計が256,330円。
ビザ申請費と予防接種の代金をあわせるとトータルで283,031円でした。
ふ〜、結構かかる。
アフリカに行ってからのバス代やタクシー代などの細かい費用を入れたらもっと....。
この様にアフリカへの旅は物理的に距離が遠いだけではなく、費用面と手続きの面倒さによる敷居の高さ、間口の狭さがあります。
これらが改善されれば、心理的により行きやすくなるのにな〜。
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