[AIエンジニアへの転職] 20代と30代では戦略は違うって話。
こんにちは、IoT探検家のシンジです。
この記事では未経験からAIエンジニアへ転職する場合の20代と30代とでは戦略は違いということを書きたいと思います。
このことを考えるきっかけになったのは、以前にYouTubeにあげた動画「[実録]37歳高卒未経験から8ヶ月でAIエンジニアに転職〜 実体験を基に解説〜」への視聴者さんからのコメントです。
質問と回答
この質問に対して僕はこのように回答しました。
20代で未経験からAIエンジニアへ転職を目指す場合の戦略
20代前半の質問者さんはエンジニアとして働くまでの経路(プロセス)、特に就職か進学かで迷っており、そして、文面からは金銭面で苦しいけど、できれば進学したい気持ちが読み取れました。
僕の意見は、就職と進学の両立を目指すべきというものです。
それは質問者さんの意志の尊重するというだけでなく、自分自身のAIエンジニアとしての経験からも適切だと言えます。
僕がAIエンジニアに就職して2年以上経過しましたが、周りのAIエンジニアを見ていても、オリジナルのAIのモデルを作ったり、最適化アルゴリズムを自作するような、AIエンジニアの本流の仕事で力を発揮しているのは、大学で一つの領域を深く研究した経験がある人がほとんどです。
そのため、たっぷり時間がある20代で未経験からエンジニア職を目指すのであれば、目先のことでなくて、10年後20年後の30代40代になったときに最大の成果を得られるような選択をしたほうが良いと思っており、まずは大学で基礎となる数学やコンピュータサイエンスなどの学力を付けることをオススメしました。
また、金銭的な問題があったとしても、通信制や夜間の大学に選べば負担はそこまで高くありませんし、金融公庫の教育ローンを使って授業料を借りれば金利数パーセントで返済もできます。
※個人的には国立の夜間大学が良いと思っています。卒業してしまえば、国立大学卒業と言えてしまえますし^_^
例
電気通信大学先端工学基礎課程(夜間)
年間授業料267,900円×4年 =約100万円
エンジニアへの就職に関しては、エンジニア不足な状況なので、20代前半であれば未経験でスキルゼロでも雇ってくれる会社はありますし、それで就職できないのであれば、完全無料のフランス発のエンジニア養成機関である42Tokyo(フォーティーツー)やCodeGymのような授業料が後払いできるプログラミングスクールを利用して安価にスキルアップしてから就職してはどうでしょうか?
何はともあれ、20代前半は可能性が無限大で、数年の遅れであれば30代で取り返せますし、これから何者にでもなれるので、37歳未経験からAIエンジニアを目指した自分としては羨ましいかぎりです。
実際問題、30代になると、社会は20代ほどチャレンジが許さなくなり仕事でも成果を求められるポジションにつくことが多くなり、学業と仕事の両立は難易度があがるので、頑張れるなら20代のうちに頑張っておいたほうが絶対に良いですね^_^。
30代で未経験からAIエンジニアへ転職を目指す場合の戦略
一方、30代で未経験からAIエンジニアを目指す場合は、僕の場合がそうだったんですが、まずは転職してしまうことをゴールにするべきです。
長期的な視点で考えて基礎学力を身につけることも大切ですが、企業側もそれを30代の転職希望者にはそこまで求めておらず、それよりも即活躍できる実践的なスキルを持っていることを求めています。
そして、それを示すためにはプログラミングスキルに加えて、資格取得やポートフォリオの作成で希少性を生み出して、企業に注目してもらう必要があります。これが転職するための土台です。
転職活動ではその土台を元に、20代から30代にかけてのエンジニア職とは別の経験を掛け合わせてアピールし(例:「マーケティング経験×プログラミング」「発信力×DX」「医療業界×画像認識」)、転職後の活躍イメージを企業に伝えることができれば転職できる可能性がぐっとあがります。
このあたりの30代未経験からの転職戦略に関しては過去の記事でも書いたのそちらもチェックしてみてください^_^
まとめ
・20代は長期的な視点での成果を意識して基礎となる数学やコンピュータサイエンスなどの学力をまずはつけることを重視したほうが良い
・30代はPythonによるプログラミングを中心に転職で評価される実践手系なスキルアップを最速でおこない、自分の過去の経験と掛け合わせた希少性を武器にまずは転職してしまうことが大切
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