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みんなの心が帰ってこれる場所になれるだろうか-デンマーク暮らしの日記(1月23日)

昨年までデンマークに滞在していた友人とチャットをしていた時に、彼女が「日本の消費社会に飲まれそうだ」と言っていた。わたしにもこの感覚はとてもよく身に覚えがある。昨年一時帰国をした際、日に日に自分の感覚が元通りになっていくのを感じた。日に日に窮屈になって、苦しくなって。"あれ、自分は間違っているのかな?1年デンマークで見つけた自分らしさってどこいったんだろう。"と思った。今回帰ったあとも同じことを感じるのではないかと思う。

おそらくこれはそれなりに多くの留学・海外在住経験者が感じることのような気がする。"みんなと同じじゃなくていい。自分らしい働き方、生き方を見つければ。"と考えていたのに、帰国後には日本のスタンダードにハマらない自分がダメな人のように感じられたり、人との違いが見えてきて焦ったり。そしてどうしたらいいのかわからなくなる。これはとても辛くてしんどい。

まさに今のわたし自身がそういう状態になりつつもある。

どうしたら在りたいままの自分でいられるんだろうか。それを考え続けているところで、今のところのわたしの仮説は、仲間と繋がり続けること、話し続けること、そして自分の心のありかを定期的に確かめることが大切なのではないかと思っている。

わたしはそういう場所、みんなが安心して繋がれて、安心して自分の話ができて、自分の本当の気持ちを確認したり、一緒に自分たちのペースで頑張ろうと励ましいあえるような場所が作りたいのだ。

まだまだ抽象的で、いつになるかはわからないし、食べていかないともいけない。現実はまだまだ厳しいけれど、多分これが、これからわたしのやっていきたいかつ、やっていくべきことなんだと思う。

ある時、"りさこはお城みたいだよね。ずっとちゃんとそこに居て、みんなのことを待っててくれるんだよ。"と友人から言われたことがあった。当時は、場づくりをしたいという思いには気がついていなかったけれど、そう友人に言われたことはとても印象的で、自分を的確に表してくれているような気がした。

みんなが、みんなの心が帰ってこれるような場所を作っていく。今の目標。


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