19歳の、私

あと1時間もしないうちに私は20歳になります。
誕生日アピールをしたいわけではなくてですね。今しかない19歳の私の言葉を何かに残したくて、指を動かすことにしました。

正直、20歳になることに喜びを感じていません。
心のどこかでいつまでも10代でいれる気がしていて、
いつまでも若くてピチピチでいれると思っていました。
20歳が若くないという訳ではないけど、10代があっという間に過ぎていったように、20代が過ぎ、30代が過ぎ…いつの間にかあっという間に歳を取っていくんだと思うと、10代とお別れをするのが寂しくて仕方がないのです。

今日、新しく始めるバイトの履歴書に年齢を書く欄があり、19歳にするか20歳にするか非常に悩んで結局、空欄で提出してしまいました。

お酒が解禁されると思うと嬉しいのかと思いきや、そこまでお酒に興味のない私は、へぇーで終わってしまいます。お酒がなくても楽しいと感じる事が私にはきっとたくさんあるのでしょう。

19歳は、人と離れることを学んだ歳だったと感じています。悲しくて、寂しくて、いつも心のどこかでモヤモヤした無機物を抱えてしまったりもしますが、「自分の人生」という道を歩んでいくためには、時には必要な勇気だったりするのかもしれません。
あと、それから花の美しさというものを学んだ歳でもありました。道に咲き誇れる花たちは、急ぎっぱなしで疲れてしまった足も、心も止まらせてくれて、圧倒的な美しさを見せてくれます。
人は真の芸術に触れた時、悩みや不安といったものを全て忘れることが出来ると言いますが、花はまさに自然が作った真の芸術だと思います。レポート課題のスクショの合間から顔を出す美しい花の写真たちは何度私の心を癒してくれたことでしょう。私のおばあちゃんは、花を咲かせることがとても上手くて、まるで花の魔女のようです。おばあちゃんが生きている間に花を綺麗咲かす方法という名の素敵な魔法を聞こうと思います。

20歳は体感として人生の折り返しだと言われます。
おしゃぶりがなかなか取れなくて、出っ歯になるんじゃないかと心配されていた私も、出っ歯にならずに20歳を迎えることが出来ました。

高校の時の担任が言っていました。「誕生日は、自分の親や周りの人に感謝をする日だ」と。

「こうと決めたらこう」の私。手に負えないほどの頑固な娘をここまで育ててくれた両親には感謝してもしきれません。
「人間として大好きだよ」と言ってくれた、大好きな先輩も「ほのかにはなんでも話せる」と言いながら色んな思いを話してくれる大好きな友達も、この気持ちを上手く言葉にできない自分の語彙力の無さに呆れながら言わせて欲しいなって思います。本当に大好きです!いつも本当にありがとう!


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