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【01Night】テクノロジードリブン事業創造アプローチ 〜特化技術AIスタートアップと探る 事業と技術のチーミング〜
皆様、こんにちは!ゼロワンブースターの冨田(@ItaruTomita9779)と申します。
ゼロワンブースターは、「創造をルーティンに」をビジョンにアクセラレーターをメインに運営している会社です。
ゼロワンブースターでは、01Night と表して、オンライン配信を積極的に行っています!
前回は、「資金調達をデット・銀行の視点」で考えた会をレポートしました。下記にイベントレポートがございますので、ご興味あればご覧ください。
今回は、01Night 「テクノロジードリブン事業創造アプローチ 〜特化技術AIスタートアップと探る 事業と技術のチーミング〜」のイベントレポートを書いていきますので、宜しくお願い致します!
▼この記事はこんな方におすすめ
1.テクノロジーを軸に事業創造に向けて検討されている方
2.自社の事業に先端テクノジーを組み込みたい方
3.テクノロジースタートアップに関心がある方
*こちらの記事の内容はYoutubeでもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=FP4nVE-LQZk
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【オンライン・無料】0→1Night
事業創造とは、誰のどんな課題を解決するかを探るプロセスだと思います。一方、AIやIoTなどのテクノロジーがキーとなり、事業が生まれることを事実です。今回は、AIの中でもレザバーコンピューティング技術に特化したQuantumCoreさんと共に、テクノロジードリブンでの事業創造について語ります。
▼トークテーマ(変更する可能性がございます)
・QuantumCoreの事業創造プロセス
・テクノロジーから事業を作る最初のプロセス
・技術サイドと事業サイドのチーミング
・寺嶋 毅 氏
株式会社QuantumCore / 事業開発マネージャー
米国大学卒。スタートアップで新規事業立ち上げに従事後、シンガポールへ渡り富士ゼロックスにて現地スタートアップや大学機関等と、画像解析やIoT関連のオープンイノベーション案件を行う。帰国後は、ソフトバンク・ビジョン・ファンド関連の新規事業部門にて投資先企業とのパートナーシップを行う。
【リザーバコンピューティングを活用した次世代時系列処理基盤技術の開発・提供と導入支援】
https://www.qcore.co.jp/
・桑田 靖章 YASUAKI KUWATA
1998年、大阪大学大学院基礎工学研究科博士前期課程を修了後、大手OA機器メーカに入社。大手医療機器メーカを含め、研究開発から生まれた自社技術の商品化、新規事業の立ち上げに従事。自社の販売チャネルが無い市場への参入をはじめ、技術のQCDから販売まで広い視野で自社のビジネスを考える事業開発を経験(経験した製品カテゴリ:液晶ディスプレイ、半導体レーザ、体外診断薬、他)。転機を迎えている日本の製造業の活性化に係りたいという想いが強くなり、香港政府系機関に転じ、日本企業の海外進出、輸出入、ビジネスマッチングの支援に従事。2018年6月より01Boosterに参画し、大学研究技術の社会還元支援に従事。
・江本 祐太朗 YUTARO EMOTO
電機メーカーグループにて、企業向けにデジタル技術をベースとした、新規事業プロジェクトの設計及び推進、アイデアソンや社内教育などのワークショップデザインに従事。社内新規事業募集制度を利用し、通常業務と並行しながら自ら新規事業立上げ活動を行う。2020年より01Boosterに参画。
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(今回もオンラインでQuantumCoreの寺嶋さんと繋いでおります!)
QuantumCoreへの経緯
まずは寺嶋さんのご経験ですが、ディープラーニングの開発をいくつかやっていたそうで、深層学習の可能・不可能プロジェクトの限界に課題感を感じたようです。
この課題感から自ら深層学習の研究していた結果、QuantumCoreのお仕事に繋がったみたいですね。
寺嶋さんは、従来のディープラーニングでは解決できないことをQuantumCoreが解決しようとしている点に魅力を感じたそうです。
技術に関する興味はもともと学生の頃からあったようで、新しい技術へのワクワク感や物珍しさへの好奇心を持っており、次のキャリアを考えるタイミングでQuantumCoreを紹介され、ジョインしたんですね。
技術を市場にフィットさせる難しさ
桑田さんから、技術者・研究者の方々の起業支援を行う中で、チームアップや市場への適応が面白い一方で、難しさもあるそうで、寺嶋さんはどうしていたのか、お伺いしてみました。
寺嶋さんは、市場への適応や社会課題解決は今行っている最中だそうで、深層学習の領域で、まだまだ解決されきっていない課題をアプローチしているそうです。
深層学習で出来ない分野、QuantumCoreの技術で貢献できる分野を、展示会やお問い合わせを通して、見つけていき、市場を探索されています。
(QuantumCoreのHPより)
また、この議題に対して、こんな質問がありました。
・寺嶋さんはどうQuantumCoreの深層学習の技術?をマーケットフィットされておられますか?もしくはどの点に苦労されますか?技術だけではお金にならないとよく言われてしまいます。
・シーズベースでニーズを探すことは難しくないですか
寺嶋さんもこういった課題には共感がありつつも、市場にフィットさせる意味でも、顧客に分かる形・プロセスを提示することで、納得感を得て、理解を獲得されているそうです。
具体的なアプローチについては、業界の課題に対して、自社の技術で出来ることをしっかりお伝えしているんですね。
売り込み先も業界マップやメディアサイトで検索をすることで、泥臭く仮説を立てて、アタックされることを意識しているようです。
これは、技術をより顧客の視点に立った上で、技術の特徴ではなく、それで出来る未来やベネフィットを提示することが大事なんでしょうね。
寺嶋さんは、他社との違いや「それ見たよ」と言われないために、自社独自の視点を提示されるそうです。
大企業の方々も「深層学習」についての知識に理解はあるからこそ、独自の視点が大事なんですね。
終わりに
最後に、桑田さんと、寺嶋さんからコメントをいただいて、本セッション終了です。
「技術の事業化というとつい合理性を追求してしまう。探っていくプロセス自体が面白い、自分たちの武器で何が出来るのかを考えることも大事なんだ。チームを作る上でも勉強になる。」と、桑田さんも気づきとして得られたとのことです。
寺嶋さんからは、「技術ありきで始まりつつも、それがあると何が出来るんですかね?ということを噛み砕いて、説明したり見えるものに収めたりしないといけないと感じているので、技術寄りではない一般的な消費者の方々にも伝えるように意識したい」と思っておられるそうです。
技術それ自体を探求する面白さもあれば、技術をどう活かすか、ということの面白さもある、ということ支援する側と促進する側からの学びをいただきました!寺嶋さんありがとうございます!
*こちらの記事の内容はYoutubeでもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=FP4nVE-LQZk
ご案内
以上で、「テクノロジードリブン事業創造アプローチ 〜特化技術AIスタートアップと探る 事業と技術のチーミング〜」の01nightのレポートを終わります。
論語と算盤ではないですが、技術だけでも、市場原理だけでも、事業はうまくいかないのですね。
技術と市場の橋渡しをどう楽しんで色々な関係者ができるか、考えさせられた会でした!
また、今後のイベントはこちらから、案内を御覧ください。
これまでのイベントの記録はnote、もしくはYoutubeでもご覧いただけますので、ユーザーフォロー&チャンネル登録のほど、よろしくお願いいたします!
ゼロワンブースターへのお問い合わせは、こちらのフォームからもしていただけますので、ご興味がございましたら、どうぞ宜しくお願い致します。
また、株式会社ゼロワンブースターでは、採用活動を積極的に行っています!
事業創造に興味がある方、ぜひ、お気軽にお問い合わせ下さい!
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Writer:Tomita Itaru(twitter@ItaruTomita7997):起業のご相談や事業の壁打ち、新規事業のご相談などお気軽にDMいただければと思います!
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