【ウマ娘】2022チャンミ4冠の思考回路【レオ杯】
タイキシャトルよ、永遠なれ
偉大なる馬の旅立ちへの餞にできたでしょうか。
皆様お疲れ様です。falcon(@0188falcon)です。
タイキシャトル号の訃報が決勝前日に知らされ、14年間生きた愛犬がその前々週に亡くなったりと、中々精神的に堪える月でした。
それでもウマ娘というゲームで彼が、もしくは彼女が私の夢を繋げてくれたこと、叶えてくれたことに感謝と敬意で言葉が見つかりません。本当にありがとうございました。
前置きはこれくらいに、レースはレースで冷静に振り返るとしましょう。
(※そういえば書く機会がありませんでしたが ―私の記事はある程度略語を含めたスキル、およびその効果を一通り把握している前提で書いています。もし分からなければ直接質問していただくか調べるなりしていただくようお願いします。)
・事前予想、(ルムマ、筆者視点の)メタゲーム
・継承固有加速の発動条件の関係で逃げで1位、一部の逃げ/先行/一部の差し、追い込みで3~4位で終盤に突入することが極めて重要。
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・レギュレーション発表直後、逃げ3+悩殺術/後方釘付で先行を潰すと目論む
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・デバフの発動率悪…開幕のスキル発動制限の関係上、賢さ1000~1200で発動率3~4割程度。結局4位の先行、差しのオグリに差される。
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・先行3編成に変更。地固め、ウマ好み、高パワーで確実に相手より序盤力高い先行(特に自前のニシノフラワー)が全く抜け出せず。
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・自前逃げブルボン出走で挙動改善(逆噴射の減少、撲滅)するも僅かに及ばず、ハナ取れても惜しい結果になりがち。
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・序盤力および終盤力およびステータスの盛りやすさを兼ね備えるサイレンススズカの台頭。
サイレンススズカを除くと、逃げ最強の一角であったチョコボンも先手必勝が取りにくい、ファル子はコンセが取りにくい、そのうえで逃亡者を取ろうとすると編成パランスが崩れやすい(不要なスタミナ、レスボ0の友人、スピード過多のいずれかが課題になる)。
現に今回出走したサイレンススズカはシナリオ評価点更新、勿論不発スキル一切未取得のハリボテではないUG4が爆誕しました。自分で言うのもアレですが、凄い。距離Sさえあればなお良かった……。
・開催中、開催後の所感
・勝率の高い先行脚質で固める(固まってしまう)のは仕方がない。では、そこからどうする?
これに対する回答がお祈りや運ゲーで、そこで思考停止してしまうのは非常に勿体ないと感じました。しかもこれはある程度やり尽くしているはずの配信者、ランカーの方も口々に運ゲー呼ばわりだったのでちょっとビックリでした。
誤解しないでいただきたいのが、運要素は強めのチャンミではありました。ですが「運ゲー」から運要素もとい不確定要素を排していって勝ち筋を見出すのが数多くのゲームにおける常勝、勝ち越しの鉄則ではないでしょうか。
話を戻すと、1~2位にいて勝てない、逆噴射してしまい勝てないのであれば自身で序盤強めの子を出せればそこの回答にはなります。逆噴射は不幸な現象として捉えられがちですが、これは裏を返せば相手の同脚質のウマ娘より前に出られている(※スキル発動でポジキ解除の例外はあります)ことを意味するので、これを解消できる編成を模索すべきでした。
自前のニシノフラワーもこういったところに悩まされましたが、解決でき今回の結果に繋がったのかなとは思います。
それとは相対して、全然高順位に付けられないというのであれば今回序盤で強力だという情報が出回っていた地固め/ウマ好み/スリップストリーム/遊びはおしまいっ!を入手できないか模索すべきでした。それも無理なら3~4位ではなく6位を目指す、他の脚質にするといった考えも出せたはずです。
あと、距離S、追い比べの効果が薄いという本当にデマかどうか際どい風説を至る所で見かけました。運ゲーだからと、いつもは乗り越えている関門をサボって痛い目を皆さんは見なかったでしょうか?自分はスズカでも若干距離Sあればというレースを何度か見たので(といっても幸い自分のフラワー、タイキにでしたが)、今後はしっかり声を上げていきたいと思います。
ちなみに何故こういう事態になったかというと、前回の短距離チャンミ高松宮記念が発端になっています。詳しくは割愛しますが、とにかくパワーが最重要のチャンミだったので芝S価値は現在までのチャンミで最高、却って距離Sは最低でした。
今回においても相対的に距離Sが弱くなるのは間違いなく事実なのですが、「つけなくてもいい!」までいうとそれは噓になると個人的には感じています。
・メンバー紹介
・タイキシャトル
・短評
後述のニシノフラワーが出遅れたりした時の救世主枠。取得優先度は高くないものの、終盤の加速が優秀で直線系スキルが腐りにくいため終盤力〇
・反省点
上記各画像下キャプション参照。育成回数を重ねられなかったこと。レースも3回ほど負けてます。
・ニシノフラワー
・短評
普段あまり使われない、むしろ罠スキル扱いの対抗意識でパワー+60!その他緑スキルも合わせた高ステータスで多くのウマ娘を赤ちゃん(扱い)にした。
・反省点
後方釘付、善後策、かく乱あたりを他有能スキルに置き換えられればより良かった。
・サイレンススズカ
・短評
チームの核。これまでのチャンミでは大逃げでレースのペース、メタを一人で書き換えるのと代償に自身は勝てず終いだったが、今回は環境が味方していたとしかいえない。自前先行組の逆噴射防止、逃げハナ取り(コンセントレーションの有無で砂のサイレンススズカにも勝てていました。ハナ取れなかったのは通算で2,3回程度)、単逃げでも勝てうるエースと1人で数人分の仕事こなしちゃうワーカーホリック。まさに先頭狂。切れ者取得でスキルも
申し分無し。
・反省点
距離S、夏ウマ娘等の緑スキルの欠如。若干パワー不足(シニア3月で600なかったと考えると御の字ですが…)。
その他、逃げ3(タイキ、カレンチャン、スズカ…ルムマではブルボンでしたが本番は未出走、上述と同個体のため割愛)編成です。オグリも出走させましたがいい所全くなかったので割愛。
・総評
というわけで、2022年度チャンミ無敗4冠です。タイキ、本当にありがとう。楽しかったです。スズカは一番輝くのが1200mだったのは完全に寝耳に水でしたが本当に強かった。ありがとうございました。ニシノフラワーは母?いや神か……。
茶番挟まないと締められないのが悪い癖ですが、訃報関連ばかりだと自分のクソ雑魚メンタルがもたないので勘弁してください。
本当はこの後に次回チャンミのTierに触れた記事や、久々にスキルヒント本のTier作ったりしようかと思っていましたが、フィジカルも足りてないのでこの辺で休ませていただきます。
それではまたお会いしましょう。
2022/08/24 新シナリオ解禁約10時間前 初稿