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「築技」のコンテンツ化 築地アップデート⑧

こんにちは noteメンバーシップ:ツギ・マチ・ラボ(次世代の都市・街づくりラボ)を運営する松岡です。
「築地(場外市場)のアップデート」を検討する第8回は、築地の魅力である「築技」のコンテンツ化を提案します。
よろしくお願いします。


【内容】

⑴ 築技食べ比べセットの提供

⑵ 築技体験パスポート(あるいはツアー)の提供

⑶ 築技ソムリエの設定

⑷ 「築地」を回遊する仕組み


観光客は「築地」に何を求めているのでしょうか?

もちろん「本物素材を使った美味しい食事」もあるでしょうが、それ以上に「築地ならではの食体験」を求めているのではないでしょうか?

前述したように「築地」の老舗専門店に培われた「築技(つきわざ)」とは、日本全国から集まってくる食材をもとにして、同じ食材であっても種類、部位、産地、季節などによる「素材の違いを吟味」できる事と、銀座や日本橋の一流料理人が作り出そうとする「様々な料理との相性を熟知」している事だと言えます。

「築地ならではの食体験」とは、「築技」で生み出される「食べ比べと相性体験」と言えるのではないでしょうか。


⑴ 築技食べ比べセットの提供

各専門店或いはセレクト市場では、単に美味しい食材を販売するだけでなく、「食べ比べ」セットとして提供することを提案します。

例えば、現在でもある「ウニの食べ比べ」に加えて、マグロの部位の食べ比べや産地による「鶏もも肉」の違いの食べ比べ、あるいはカツオとマグロ、サバ、イワシなどの削り節の食べ比べ、塩や味噌、米など「築技」を凝らした食べ比べセットを企画して行ってはどうでしょうか。

土産話として持ち帰りたくなる、種明かしのような食べ比べ解説やウンチクも有効ですし、単品で提供するよりも、高単価になると考えます。

また、わさびや出汁などの各種料理との相性についても体験できると楽しいと思います。

さらに、「食べ比べパーティ」に対応したセットも考えられます。

珍しい食材や食材に関するウンチクは、グループでの集まりや友人などを招く口実にも有効です。

自分一人の空腹を満たす食事だけではなく、他人をもてなし祝う食事の中から「食文化」が育まれることを踏まえると、「食べ比べパーティ」こそ、「築技」の腕の見せ所といえるかもしれません。


⑵ 築技体験パスポート(またはツアー)の提供

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